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2024年11月21日 07時01分に生成された05時00分のデータです
2018-12-29 15:31:02
諫早湾干拓問題ラジオAIネット 第44回「大学生による諫早問題の調査研究」ゲスト:福島茉那さん・宮原睦実さん(福岡女子大学3年生)
諫早湾干拓問題の動向や関連した話題をお伝えする、ラジオAIネット(AI:有明・諫早)。2018年12月23日に放送した第44回では、福岡女子大学3年生の福島茉那さんと宮原睦実さんに、ゲストとしてご出演いただきました。
福岡女子大学の環境経済学研究室で勉強している福島さん、宮原さんは、諫早湾干拓と有明海の問題を研究テーマに選んで、開門調査に賛成する研究者、営農者、漁業者や、反対する地元住民、諫早市・長崎県の担当職員などに聞き取り調査を行い、これまでの成果を12月に発表しました。双方の聞き取り調査ではそれぞれに確からしい主張があって、問題の複雑さと難しさを実感したそうです。諫早湾閉め切りの年に生まれたという若いお二人が、地元の関係者からどんな話を聞き、この問題の解決に向けてどのように考えたかを語っていただきました。
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2017-04-27 16:40:11
諫早湾干拓問題ラジオAIネット 第28回「長崎地裁の開門差し止め判決」諫早湾干拓問題の動向や関連したニュースをお伝えする、ラジオAIネット(AI:有明・諫早)。2017年4月25日にニコニコ生放送で配信した第28回では、4月17日の開門差し止め判決とその後の農水大臣との面談、国の控訴見送りについて、レギュラーメンバー4人で話しました。
長崎地裁は4月17日の判決で、営農者らの訴えの一部を認め、国に開門の差し止めを命じました。国が諫早湾の閉め切りによる漁業被害を積極的に主張しなかったことなどから、長崎地裁は、農業被害の重大性が開門調査の公益性を上回ると判断し、国側の補助参加人である漁業者らの開門を求める主張も退けました。その後、4月25日に農水大臣は控訴の見送りと、今後は国として諫早湾を開門しない方針をとることを表明しました。
mylist/48084459こんなラジオあったんだ・・・
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2015-04-05 15:35:23
諫早湾干拓問題ラジオAIネット第4回(2015年3月29日)諫早湾干拓問題の動向や関連したニュースをお伝えする、ラジオAI(有明・諫早)ネット。2015年3月29日にニコニコ生放送で配信した第4回では、今回は長崎県内や諫早市内で諫早湾開門のために活動している、大島弘三さんと坂田輝行さんをゲストにお招きして、最近の現地での動向や、4月11日に諫早で開催される集会などについてお話をうかがいました。
このほかの回もぜひお聴きください → mylist/48084459
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有明海漁民・市民ネットワーク → http://www.ariake-gyomin.net諫早湾干拓問題ラジオAIネット第4回(2015年3月29日)
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2019-03-19 08:01:01
諫早湾干拓問題ラジオAIネット 第46回「大型複式干拓による自然や社会の分断」ゲスト:鬼頭秀一さん(星槎大学副学長・教授)諫早湾干拓問題の動向や関連した話題をお伝えする、ラジオAIネット(AI:有明・諫早)。2019年2月24日に放送した第46回では、星槎大学副学長・教授の鬼頭秀一さんにゲストとしてご出演いただきました。
境倫理学がご専門の鬼頭さんは、諫早湾の閉め切り以前からこの問題に取り組んでこられました。最近では、2018年9月に開催されたシンポジウムで「自然と共生する技術とは何か─有明海の再生に向けて」という講演を行い、諫早湾での干拓が、干潟を少しずつ干拓していく「地先干拓」から、大規模な潮受け堤防と調整池の造成による「大型複式干拓」に移行したことが、生態系だけでなく人間の精神文化や社会の分断をもたらし、今日の「対立」を生み出したという考察を発表されました。今回の番組ではその要点をお話しいただき、問題解決のための考え方などを伺いました。
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2017-06-19 17:49:12
諫早湾干拓問題ラジオAIネット 第29回「諫早湾の漁業と干拓による被害」諫早湾干拓問題の動向や関連したニュースをお伝えする、ラジオAIネット(AI:有明・諫早)。2017年5月28日にニコニコ生放送で配信した第29回では、長崎県小長井漁協の松永秀則さんをゲストに迎えてお話を伺いました。松永さんは諫早湾の北部排水門から一番近い小長井漁協で、タイラギ漁を中心に長年、諫早湾で漁業を営んできました。高級な二枚貝のタイラギは、かつては諫早湾の漁業者の生活を豊かに支えるものでしたが、潮受け堤防の建設が始まると、海の濁りでタイラギが死滅し、休漁に追い込まれる事態となってしまいました。また、潮受け堤防の閉め切り後は、潮流が遅くなり、赤潮や貧酸素水塊によって魚介類が大きな被害を受け、かつてのような水揚げは全くなくなってしまったそうです。mylist/48084459
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2019-04-07 20:42:02
諫早湾干拓問題ラジオAIネット 第47回「長崎地裁での開門訴訟」ゲスト:紫藤拓也さん(よみがえれ!有明訴訟弁護団)諫早湾干拓問題の動向や関連した話題をお伝えする、ラジオAIネット(AI:有明・諫早)。2019年3月24日に放送した第47回では、よみがえれ!有明訴訟弁護団の弁護士、紫藤拓也さんにゲストとしてご出演いただきました。
現在、長崎地裁では諫早湾内の漁業者が開門を求めて提訴した訴訟の第2陣・3陣の審理が行われています。
1月28日、2月26日には熊本県立大学教授の堤裕昭さんと、熊本保健科学大学教授の高橋徹さんの証人尋問、3月18日には有明海・八代海等総合調査評価委員会が2017年の報告書を取りまとめた際の環境省の責任者、根木桂三さんの証人尋問が行われました。
今回の番組では、諫早湾閉め切りによる漁業環境悪化のメカニズムや現状などを明らかにした2人の科学者の証言内容や、評価委員会の報告書を巡るやりとりなどについて、漁業者側の尋問を担当した紫藤弁護士や、裁判を傍聴した漁民ネットの陣内隆之さんに報告してもらいました。
また後半のニュースコーナでは、3月22日に行われた評価委員会の審議内容についても取り上げました。
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2016-07-22 08:00:00
諫早湾干拓問題ラジオAIネット 第19回「諫早湾干潟の復元を」諫早湾干拓問題の動向や関連したニュースをお伝えする、ラジオAIネット(AI:有明・諫早)。2016年6月26日にニコニコ生放送で配信した第19回では、鹿児島大学教授の佐藤正典さんにご出演いただきました。
佐藤さんは底生生物の研究者として、諫早湾の閉め切り前から干潟の保全を訴えてきました。有明海奥部や諫早湾の泥干潟は、かつては日本全国にあった泥干潟の本来の豊かさが残っている最後の場所だということです。佐藤さんは開門判決に従って干潟や汽水域を復元すべきであると強く主張されていました。
なお、生放送当日のネット回線と機材の不具合で、佐藤さんのお話の最後の方で配信と録音が途切れ、番組が途中で終わってしまいました。佐藤さんとみなさまにお詫びいたします。
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2017-12-15 01:15:21
諫早湾干拓問題ラジオAIネット 第33回「諫早湾周辺での漁業被害」諫早湾干拓問題の動向や関連した話題をお伝えする、ラジオAIネット(AI:有明・諫早)。2017年9月24日に収録した第33回では、長崎県有明漁協の宇土勉さんにお話を伺いました。宇土さんは、諫早湾の干拓工事が始まる前、1985年頃から諫早湾の沖合で、カニ、クルマエビ、クツゾコ(シタビラメ)などの漁に従事してきました。当時に比べると、クツゾコは1/10の水揚げとなり、エビやカニの漁もやめてしまった人が多く、今の漁獲高は昔なら漁を休むかどうかというレベルだそうです。農水省が100億円をつぎ込むという有明海再生策についても、石ころだらけの畑に種をまいても育たないのと同じで、意味がないとおっしゃっていました。
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2017-07-26 08:00:00
諫早湾干拓問題ラジオAIネット 第31回「大牟田沖の漁業の変化」諫早湾干拓問題の動向や関連した話題をお伝えする、ラジオAIネット(AI:有明・諫早)。2017年7月23日にニコニコ生放送で配信した第31回では、福岡県新大牟田漁協の中島敏信さんに、大牟田沖でのタイラギ漁の話を中心に伺いました。
23歳までは佐賀県鹿島沖で、それ以降は福岡県大牟田沖で長年潜水漁業に従事してきた中島さんは、まさに有明海奥部の海底を知りつくしている漁師さんです。諫早湾干拓が始まる前は、冬はタイラギ、夏はクルマエビ、秋にはフグをとって豊かな生活を営んでいたそうです。ところが諫早湾の閉め切り以降は……。
現地の漁業者からコメントに対する意見をいただきましたので、フェイスブックに掲載しました。ぜひお読みください。https://www.facebook.com/ariakekai/posts/1618227694896297現地の漁業者から意見を上記のフェイスブックに掲載しました。 この放送、嘘ばかりで笑いました 鹿島なら牡蠣でホクホク 福岡では有明のワタリガニは投げ売り エツやアカクラゲ、ワタリガニ、豊漁
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2018-11-22 09:37:02
諫早湾干拓問題ラジオAIネット 第42回「諫早湾干拓地の農業の実情」ゲスト:松尾公春さん(マツオファーム)諫早湾干拓問題の動向や関連した話題をお伝えする、ラジオAIネット(AI:有明・諫早)。2018年10月28日に放送した第42回では、諫早湾干拓地の入植農家であるマツオファームの松尾公春さんにゲストとしてご出演いただきました。
当初、松尾さんは国や県から開門したら農業ができなくなると言われて、調整池への海水導入に反対していました。しかし、干拓事業で餌場を失った野鳥による農作物の食害や、調整池の水温の影響による冷害などが発生し、水門を開けて海水を入れるべきだという考え方に変わりました。また、そうした被害を放置し、農地のリース契約において一方的な条件の同意書を求める農業公社の姿勢にたまりかね、現在は県を相手に損害賠償と開門を求める訴訟を起こしています。今回の番組では、そうした諫早湾干拓地での厳しい営農の実情について、松尾さんに語っていただきました。
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2015-10-27 03:13:22
諫早湾干拓問題ラジオAIネット 第11回(2015年10月25日)諫早湾干拓問題の動向や関連したニュースをお伝えする、ラジオAIネット(AI:有明・諫早)。2015年10月25日にニコ生で放送した第11回では、長崎大学名誉教授の東幹夫さんにご出演いただきました。
東さんは研究者として早くから諫早湾干拓の問題点を指摘され、1997年以降、有明海の生物調査を続けらています。2001年には諫早湾の開門調査を提言した有明海ノリ不作等第三者委員会の委員を務められました。今回の放送では諫早湾の閉め切りによって1/3以下に減少したという底生生物の生息状況など、調査で判明した有明海の現状について伺いました。
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有明海漁民・市民ネットワーク → http://www.ariake-gyomin.netよく放送を聞かずにただ疑問に思ってることをコメントいたしました。私は双方に利害関係...
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2016-11-30 15:00:00
諫早湾干拓問題ラジオAIネット 第23回「有明海の底生動物の減少」今回は静岡大学理学部の佐藤慎一さんにご出演いただきました。佐藤さんたちの有明海保全生態学研究グループは、有明海の底生動物(ベントス)の定点調査を、19年間にわたって継続しています。1997年の諫早湾の閉め切り以降、有明海の底生動物は減少傾向が続いていますが、2002年の短期開門の直後だけは、ドロクダムシ類などを中心に底生生物がそれまでの5.6倍に急増したそうです。開門による効果(裏を返せば、諫早湾の閉め切りの悪影響)は、私たちの想像を越えるものがあるようです。
佐藤さんは、韓国の干潟調査も続けており、諫早湾干拓の10倍もの規模であるセマングム干拓の現状についてもお話しいただきました。
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2018-06-13 05:23:39
諫早湾干拓問題ラジオAIネット 第37回「対立の構図と、もやいの心」ゲスト:永尾俊彦さん(ルポライター)
諫早湾干拓問題の動向や関連した話題をお伝えする、ラジオAIネット(AI:有明・諫早)。2018年5月27日に放送した第37回では、ルポライターの永尾俊彦さんにゲストとしてご出演いただきました。
永尾さんは「干潟の民主主義」(現代書館)、「諫早の叫び」(岩波書店)といった単行本のほか、朝日新聞社の「WEBRONZA」でも継続的に諫早湾干拓問題のルポルタージュを発表されています。泥干潟の自然の素晴らしさや、諫早湾沿岸の「もやう」(みんなの心と力をあわせる)という文化にひかれて、取材を続けてこられたそうです。今回の番組では、かつての旧干拓地での農民の苦労や、新干拓地で入植者が直面している厳しい営農の状況などについてお話を伺いました。漁民と農民は事業を進めたい農水省によって、わざわざ対立させられているのであり、問題解決に向けて「もやいの心」で話し合える場を作ることが重要であるというのが、永尾さんのご意見です。
番組の後半では、4か月ぶりの放送ということで、2〜5月の関連ニュースをレギュラーメンバーで振り返りました。50分を超える長い番組となってしまいましたが、ぜひ最後までお聞きください。
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2015-08-25 06:03:09
諫早湾干拓問題ラジオAIネット 第9回(2015年8月23日)諫早湾干拓問題の動向や関連した話題をお伝えする、ラジオAIネット(AI:有明・諫早)。2015年8月23日にニコニコ生放送で配信した第9回では、元中央水産研究所の佐々木克之さんをゲストとしてお招きしました。
諫早湾では干拓事業によって干潟をつぶして農地と調整池を造成しましたが、現在、調整池の水質の悪化や排出される大量の汚濁水が問題となっています。佐々木さんには、干潟が持っている下水処理場のような水質浄化機能と、干潟を失ったことによる調整池の「汚濁化」のメカニズムについてお話しいただきました。
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2018-08-10 16:31:02
諫早湾干拓問題ラジオAIネット 第39回「諫早湾[自然の権利]訴訟と市民運動」ゲスト:佐久間淳子さん(フリーライター)諫早湾干拓問題の動向や関連した話題をお伝えする、ラジオAIネット(AI:有明・諫早)。2018年7月22日に放送した第39回では、フリーライターの佐久間淳子さんにゲストとしてご出演いただきました。
佐久間さんは1990年代、パソコン通信の会議室「自然環境フォーラム」の主要メンバーとして、シスオペの猫が好き♪さん(ハンドルネーム)とともに活動されました。フォーラムの主要なテーマの一つに諫早湾干拓問題もあり、当時のフォーラムの様子や、農水省職員が諫早の地元民を装って干拓必要論を書き込んだ「ドウキン事件」などのエピソードをご紹介いただきました。また、このフォーラムには各地の[自然の権利]訴訟の関係者が参加していましたが、諫早湾閉め切り前後の時期に、地元の市民運動として諫早湾[自然の権利]訴訟が提起された経緯や、ムツゴロウや諫早湾そのものを原告とした訴訟の内容などについてもお話を伺いました。
後半のニュースコーナーでは、7月に発生した諫早湾の養殖タイラギの絶滅や、福岡高裁での請求異議訴訟に関連する話題を取り上げました。
mylist/48084459市民運動?…権利?…沖縄のプロ市民のせいでうさん臭くなっちゃうな…
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2014-12-23 20:28:16
諫早湾干拓問題ラジオAIネット第1回(2014年12月21日)ニコニコ生放送で毎月放送している「諫早湾干拓問題ラジオAI(有明・諫早)ネット」の第1回放送分(2014年12月21日)です。
12月12日の佐賀地裁での「請求異議訴訟」の判決、長崎県や佐賀県での衆議院議員選挙結果からの課題、12月21日に長崎市内で行われた確定判決不履行1周年抗議全国集会などの話題を取り上げました。
録音レベルの調整にミスがあり、音声がお聞き苦しいのですが、ご容赦ください。次回以降は改善する予定です。
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2017-06-30 03:00:00
諫早湾干拓問題ラジオAIネット第30回「有明海の漁獲量と評価委員会報告」諫早湾干拓問題の動向や関連したニュースをお伝えする、ラジオAIネット(AI:有明・諫早)。2017年6月25日にニコニコ生放送で配信した第30回では、元中央水産研究所室長の佐々木克之さんに、有明海の漁獲量減少の実態と、それに関連する評価委員会2017年報告の問題点などについて伺いました。
2017年3月に評価委員会が公表した報告では、有明海の漁獲量減少の理由として、貧酸素水塊の影響を指摘しているものの、その発生原因については明らかにしていません。農水省は有明海の漁獲量の減少は、全国の海域と同様な傾向であると主張しています。しかし、魚種や海域ごとに漁獲量を細かく分析して比較していくと、諫早湾干拓の影響がはっきりと見えてくることを、佐々木さんに教えていただきました。
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2016-07-28 16:30:00
諫早湾干拓問題ラジオAIネット 第20回「有明海柳川沖のノリ養殖」諫早湾干拓問題の動向や関連したニュースをお伝えする、ラジオAIネット(AI:有明・諫早)。2016年7月24日にニコニコ生放送で配信した第20回では、福岡県柳川市・中島漁協の田中和利さんにご出演いただきました。
田中さんは有明海の柳川沖で36年間、ノリ養殖を営んできました。2000年の冬に発生した大規模な養殖ノリの色落ちは、それまでに経験したことがないようなものだったそうです。有明海奥部の異変の原因として、筑後大堰や三池炭鉱の海底陥没などが挙げられることもありますが、田中さんはやはり1997年の諫早湾干拓による堤防閉め切りの影響が大きいといいます。漁業の現場からの声をぜひお聴きください。
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2018-11-27 12:50:01
諫早湾干拓問題ラジオAIネット 第43回「長崎での開門訴訟支援活動」ゲスト:本田純一さん(「よみがえれ!有明海訴訟」を支援する長崎の会)
諫早湾干拓問題の動向や関連した話題をお伝えする、ラジオAIネット(AI:有明・諫早)。2018年11月25日に放送した第43回では、「よみがえれ!有明海訴訟」を支援する長崎の会の事務局長、本田純一さんにゲストとしてご出演いただきました。
本田さんたちの会では、ニュースの発行や街頭宣伝、報告集会などを通して、干拓事業や開門訴訟の情報を長崎県民に伝える活動を行っています。年月の経過でこの問題に対する県民の関心は薄れてきていましたが、今年になって干拓地の農家が開門を主張して訴訟を起こしたことが、新たな関心を呼んでいて、長崎市内での街頭宣伝の反応も良いそうです。地元、諫早市では、かつての大水害のトラウマから開門には反対の意見が多いものの、話し合いの場を作ろうという署名には賛同する人が多く、解決すべき問題であるという意識は共有されているようです。
本田さんからは、2018年12月1日、午後1時半から長崎市立図書館多目的ホールで開催するシンポジウムについてもお話を伺いました。環境、司法、公共事業という3つの視点から改めて諫早湾干拓事業の問題点を問い直そうという内容で、このシンポジウムや今後の活動の中で、干拓事業の破綻による付けを長崎県民に回すなという声を上げていきたいとのことです。
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2015-05-27 08:10:11
諫早湾干拓問題ラジオAIネット 第6回(2015年5月24日)諫早湾干拓問題の動向や関連した話題をお伝えする、ラジオAI(有明・諫早)ネット。2015年5月24日にニコニコ生放送で配信した第6回では、諫早湾干拓事業と同様に長崎県で問題となっている石木ダム建設計画について取り上げました。
ゲストに水没予定地区の住民として建設反対の運動をされている川原人(コバルト)会の石丸勇さんと、いしまるほずみさんをお招きし、石木ダム建設計画の経緯や問題点、そしてクラウドファンティングやラッピングバスの運行、5月30日の川原ほたる祭りなど、現地での活動について伺いました。
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2017-09-03 12:47:11
諫早湾干拓問題ラジオAIネット 第32回「森里海連環からの有明海再生」諫早湾干拓問題の動向や関連した話題をお伝えする、ラジオAIネット(AI:有明・諫早)。2017年8月27日に収録した第32回では、京都大学名誉教授の田中克さんにお話を伺いました。田中さんは森から海までの多様なつながりと、その再生を目的とする「森里海連環」の学問を提唱されています。有明海の環境悪化の主要な原因は、筑後川からの採砂、筑後大堰の建設、そして諫早湾干拓であるとし、いずれも森里海の連環を断ち切ってしまった問題であると指摘されました。
なお、今回は本番直前に通信環境に不具合が発生したため、ニコニコ生放送での配信を取りやめ、当日は番組の録音だけを行いました。ゲストの田中さん、そしてニコニコ生放送にアクセスしていただいた皆さんに、お詫び申し上げます。
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2015-04-30 07:40:14
諫早湾干拓問題ラジオAIネット 第5回(2015年4月26日)諫早湾干拓問題の動向や関連したニュースをお伝えする、ラジオAI(有明・諫早)ネット。2015年4月24日にニコニコ生放送で配信した第5回は、「湿地のグリーンウェイブ」スペシャルとして通常より放送時間を延長し、1時間弱の番組となっています。
ゲストとして、佐賀県でノリ養殖を営んでいる大鋸武浩さん、熊本県立大学環境共生学部教授の堤裕昭さん、よみがえれ!有明海訴訟弁護団事務局長の堀良一さんの3名を迎え、佐賀県でのノリ養殖の被害、有明海の赤潮の大規模化、開門をめぐる裁判の現状などについてお話を伺いました。
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有明海漁民・市民ネットワーク → http://www.ariake-gyomin.netパタゴニアと言えば反捕鯨。情報ねつ造で差別的行為を多量に行っている企業ですね
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2018-07-07 16:12:02
諫早湾干拓問題ラジオAIネット 第38回「諫早湾の漁業を引き継ぐ」ゲスト:植木勇次さん(長崎県小長井漁協)諫早湾干拓問題の動向や関連した話題をお伝えする、ラジオAIネット(AI:有明・諫早)。2018年6月24日に放送した第38回では、長崎県小長井漁協の若手の漁業者、植木勇次さんにゲストとしてご出演いただきました。
諫早湾の北部排水門から一番近いところにある小長井漁協の漁師の家に生まれた植木さんは、有明海漁民・市民ネットワークの初代代表で、2017年に亡くなった森文義さんの甥御さんです。1997年に諫早湾の潮受け堤防が閉め切られた時、植木さんは中学生でした。
高校卒業後は会社に就職しましたが、今年退職され、ご両親とともに漁業に専念することになりました。そんな植木さんに、森文義さんの思い出や、漁師を継ぐことを決心した理由、諫早湾干拓による海の変化や開門問題に対する思いなどについて伺いました。
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諫早湾干拓問題ラジオAIネット 第34回「アジア湿地シンポと諫早湾干拓」諫早湾干拓問題の動向や関連した話題をお伝えする、ラジオAIネット(AI:有明・諫早)。2017年11月26日に収録した第34回では、いつもの有明海漁民・市民ネットワーク(漁民ネット)の東京事務局メンバーに加え、現地事務局の時津良治さんにも参加してもらい、11月に佐賀で行われたアジア湿地シンポジウム(AWS)での漁民ネットの取り組みについて報告しました。
今回は特別に放送時間を延長して約1時間の番組となっています。ぜひ最後までお聞きください。
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2019-02-21 13:32:03
諫早湾干拓問題ラジオAIネット 第45回「開門に反対する住民との対話」ゲスト:横林和徳さん(諫早湾干拓問題の話し合いの場を求める会)諫早湾干拓問題の動向や関連した話題をお伝えする、ラジオAIネット(AI:有明・諫早)。2019年1月27日に放送した第45回では、諫早湾干拓問題の話し合いの場を求める会の横林和徳さんにゲストとしてご出演いただきました。
横林さんは農業高校を退職された後、諫早市で観光農園を営んでいる方です。諫早の開門問題の解決には、裁判と住民同士の話し合いの両方が必要との認識から、話し合いの場を求める署名活動に取り組んでいます。地元の家庭を一軒一軒訪ねながら、署名を集めるだけでなく、開門反対の理由を聞いたり、アンケートをとったりすることも行っていて、過去の水害での辛い体験の話を聞き、心を打たれることも多いそうです。また、開門で農地がダメになる、漁業者は多額の補償金をもらっているといった間違った話を信じている人も多いようです。相手の話を聞き、事実を伝えて、相互理解を深めて行くことが次のステップへとつながると考えている横林さんに、地元での活動の様子をご紹介いただきました。
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2015-01-29 09:56:10
諫早湾干拓問題ラジオAIネット第2回(2015年1月25日)2015年1月25日にニコニコ生放送で配信した、諫早湾干拓問題ラジオAI(有明・諫早)ネットの第2回分です。
今回はゲストとして長崎県島原の漁業者・吉田訓啓さんに出演していただきました。
番組前半では、最近のニュースとして、国の訴えを棄却して間接強制が確定した1月22日付けの最高裁判決について取り上げました。
後半では島原で漁師5代目となる吉田さんに、かつての豊かな有明海での漁の様子や、諫早湾干拓着工以来の漁獲量の激減、堤防閉め切り後の潮流の変化などについて伺いました。
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2019-09-22 05:58:01
諫早湾干拓問題ラジオAIネット 第51回「野鳥と湿地、春国岱と諫早湾」古南幸弘さん(日本野鳥の会保全プロジェクト推進室チーフレンジャー)諫早湾干拓問題の動向や関連した話題をお伝えする、ラジオAIネット(AI:有明・諫早)。2019年7月28日に放送した第51回では、日本野鳥の会の古南幸弘さんにゲストとしてご出演いただき、北海道の春国岱や諫早湾についてお話しいただきました。
古南さんは日本野鳥の会のスタッフとして、諫早湾干拓事業の見直しを求める運動、その後の藤前干潟や愛知万博会場の海上の森の保全活動などで精力的に活動されました。現在は春国岱のネイチャーセンターで仕事をされています。
春国岱・風蓮湖はラムサール登録地で干潟が豊富にあり、2000〜3000羽ものシギ・チドリ類が訪れる場所です。一昔前はもっと多く飛来したようですが、大きな開発がなかったことから、近年の野鳥の飛来数は比較的安定しているそうです。諫早湾の干潟にもかつては1万羽ものシギ・チドリ類が渡ってきました。特にダイシャクシギやチュウシャクシギといった大型のシギ・チドリ類が多かったことが特徴だったそうです。しかし、1997年の干拓堤防閉め切りでその広大な干潟は失われてしまいました。
現在の春国岱や風蓮湖では、漁業やバードウォッチングなどが自然の恵みとして漁業者や市民に理解され、享受されています。諫早でも自然を回復し、その恵みを人々が分かち合えるような形にしていかなければならないと、古南さんはおっしゃっていました。
番組後半の「ニュースコーナー」では、7月26日に行われた開門をめぐる請求異議訴訟の最高裁口頭弁論について、法廷内の様子や国側の弁論内容の問題点などを、レギュラーの吉川多佳子さんや陣内隆之さんに報告してもらいました。
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2015-07-30 14:58:18
諫早湾干拓問題ラジオAIネット 第8回(2015年7月26日)諫早湾干拓問題の動向や関連した話題をお伝えする、ラジオAIネット(AI:有明・諫早)。2015年7月26日にニコニコ生放送で配信した第8回では、諫早湾干拓の調整池で毎年夏になると発生している有毒のアオコの問題について取り上げました。
ゲストとして熊本保健科学大学教授の高橋徹さんをお迎えし、アオコとはどんな生物で、その毒素とはどのようなものなのか、なぜ諫早湾の調整池ではアオコが大規模に発生するのか、アオコに関する国や長崎県の主張の問題点などを伺いました。
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2016-12-31 09:00:00
諫早湾干拓問題ラジオAIネット 第25回「緊迫する基金案をめぐる情勢」諫早湾干拓問題の動向や関連したニュースをお伝えする、ラジオAIネット(AI:有明・諫早)。2016年12月25日にニコニコ生放送で配信した第25回では、開門をめぐる長崎地裁の和解協議で国が提示した100億円の基金案に関連する動向などを中心に、レギュラーメンバー4人でお届けしました。11月30日に国は、諫早湾開門の代替策である基金案の最終案として、有明海沿岸の漁業団体などに対し、10年間で100億円の拠出を行うことを発表しました。佐賀県の漁協はいち早く、基金案の受け入れ拒否を表明しましたが、福岡有明海漁連は受け入れの方針を決定しました。最終的には年明けに漁連会長レベルの会合で、3県の統一方針が取りまとめられる予定です。こうした基金案をめぐる最新の情勢について4人で語り合いました。mylist/48084459
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2016-06-14 09:00:00
諫早湾干拓問題ラジオAIネット第18回「熊本県荒尾のアサリやタイラギ漁」諫早湾干拓問題の動向や関連したニュースをお伝えする、ラジオAIネット(AI:有明・諫早)。2016年5月24日にニコ生で配信した第18回では、熊本県荒尾漁協の福田信雄さんにご出演いただきました。
今年で76歳の福田さんは荒尾で40年以上、漁業を続けてきました。全国のアサリの3/4が荒尾でとれていた時期もありましたが、諫早湾の閉め切り以降はアサリもタイラギもとれなくなり、最盛期には1500人もいた漁協の組合員も、現在では60人ほどになってしまったそうです。福田さんは、水門を開けて水質や潮流を回復させて欲しいと訴えていました。名物のマジャク(アナジャコ)釣りや、荒尾干潟のラムサール条約登録についてもお話をうかがいました。
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2015-02-24 14:12:19
諫早湾干拓問題ラジオAIネット第3回(2015年2月22日)今回はよみがえれ!有明訴訟の原告でもある、佐賀県太良町大浦の漁業者、平方宣清さんに電話でご出演いただきました。
有明海の特産であるタイラギ(大型の二枚貝)は、諫早湾干拓着工以降、急速に減少し、近年はまったく獲れない状況が続いています。番組では長年、タイラギ漁に従事してきた平方さんに、有明海がまだ豊かだった頃の漁の様子や、諫早湾の閉め切り以降の潮流や海底の変化などについてお話しいただきました。またこの冬、大きな問題となっている大浦など佐賀県西部の養殖ノリの不作についても伺いました。
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2016-09-20 12:40:51
諫早湾干拓問題ラジオAIネット 第21回「吉野川河口の自然と公共事業」諫早湾干拓問題の動向や関連したニュースをお伝えする、ラジオAIネット(AI:有明・諫早)。2016年8月28日にニコニコ生放送で配信した第21回では、とくしま自然観察の会の井口利枝子さんをゲストにお迎えし、徳島県の吉野川河口の自然について伺いました。
雄大な吉野川の河口域には、かつての諫早湾干潟と同じように、シオマネキやシギ・チドリ類が生息する国際的にも重要な干潟が拡がっています。一方で、さまざまな開発も行われていて、可動堰の建設計画は住民投票で白紙撤回されたものの、海岸の埋め立てや橋梁の建設などが相次いでいます。井口さんには、それらの公共事業の経緯や問題点と、河口域の環境保全のためにラムサール条約への登録が求められていることなどをお話しいただきました。
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2015-06-30 14:57:19
諫早湾干拓問題ラジオAIネット 第7回(2015年6月28日)諫早湾干拓問題の動向や関連した話題をお伝えする、ラジオAIネット(AI:有明・諫早)。2015年6月28日にニコニコ生放送で配信した第7回では、諫早湾干拓と並ぶ、もうひとつの「開門」問題、長良川河口堰について取り上げました。
ゲストとして長良川市民学習会の武藤仁さんをお迎えし、長良川河口堰問題の経緯や環境悪化の現状について伺いました。
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2018-09-20 05:09:01
諫早湾干拓問題ラジオAIネット 第40回「開門命令を無効化した高裁判決」ゲスト:堀良一さん(よみがえれ!有明訴訟弁護団)諫早湾干拓問題の動向や関連した話題をお伝えする、ラジオAIネット(AI:有明・諫早)。2018年8月26日に放送した第40回では、よみがえれ!有明訴訟弁護団の弁護士、堀良一さんにゲストとしてご出演いただき、7月30日に福岡高裁が言い渡した、諫早湾の開門をめぐる請求異議訴訟の判決について、お話を伺いました。
この判決で福岡高裁は、漁業者が開門を請求する権利は漁業権の更新によって消滅したとの国側の主張を認め、事実上、国に開門を命じた2010年の確定判決を取り消しました。
堀さんは、今回の漁業権に関する判断は漁業の実態とはかけ離れたものであり、また、再審でもないのに一旦確定した判決を覆すことは、請求異議訴訟の範疇を超えた、民事訴訟手続きの原則を逸脱するものであると批判しています。原告・弁護団は8月10日に上告しましたが、最高裁に対して国民的な監視の目、全国からの批判の声を結集していくことが重要であると堀さんは強調されました。
このほか、諫早湾干拓農地の入植者が開門を求めて起こした訴訟の進展などについても、堀さんに説明していただきました。
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2018-04-21 01:00:00
諫早湾干拓問題ラジオAIネット 第36回「開門をめぐる裁判と現地の動向」ゲスト:岩井三樹さん(「よみがえれ!有明訴訟」を支援する全国の会)諫早湾干拓問題の動向や関連した話題をお伝えする、ラジオAIネット(AI:有明・諫早)。2017年1月28日に放送した第36回では、よみがえれ!有明訴訟」を支援する全国の会の岩井三樹さんにゲストとしてご出演いただき、昨年末から1月にかけてのニュースや出来事を追いながら、現地の状況を詳しく解説していただきました。
諫早湾の開門をめぐって、漁業者側が国に課している制裁金に関する裁判(請求異議訴訟)が福岡高裁で進められています。そこでの和解に向けて、漁業者側は営農者のための「基金」の創設などを求める意見書を提出しました。一方で国は、開門に代わる「基金」を拒んでいる佐賀県の漁協に対して、強引な説得工作を展開しています。
1月下旬には、長崎地裁での開門訴訟の公判があり、その翌日に行われた農水省との意見交換会や決起集会では、開門しないという農水省の方針に対して、漁業者から怒りや批判が噴出しました。
また、諫早湾の干拓農地では農作物のカモ類による食害や調整池の淡水化に伴う冷害で、営農者が長崎県を訴え、開門を求めるというような動きも始まりました。
その後、2月26日には福岡高裁の請求異議訴訟が結審し、長崎地裁に続いて開門しない和解案が提示されました。国と裁判所が一体となって、過去の開門判決を葬り去ろうとしているという異常な事態が続いています。
なお、今回は通信ソフトの不具合で、生放送時にノイズや音切れが多発してしまいました。この録音版では音声を編集して多少修復しましたが、それでも聞きづらい箇所がかなりあります。また、編集作業に手間取り、公開が大変遅くなってしまいました。リスナーの皆様、そしてゲストの岩井さんに深くお詫びいたします。
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2018-01-22 08:00:00
諫早湾干拓問題ラジオAIネット 第35回「辺野古・大浦湾の貴重な自然」諫早湾干拓問題の動向や関連した話題をお伝えする、ラジオAIネット(AI:有明・諫早)。2017年12月24日に収録した第35回では、日本自然保護協会の安部真理子さんに辺野古の米軍基地建設問題についてお話を伺いました。
米軍基地建設のために、現在進行している辺野古の埋め立ては、貴重な大浦湾の自然環境を破壊するものです。2018年3月には沖縄県と国の裁判の判決が那覇地裁で言い渡される予定ですが、現在も埋め立て工事は進行しており、一刻の猶予も許されない状況です。沖縄県の一層の努力と、全国からの応援が必要であると安部さんは強調されていました。
なお、今回は番組の後半で、12月18日に佐賀西部の漁業者が行った、諫早湾調整池からの大量排水に抗議する海上デモについても報告しました。
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2016-11-20 10:00:00
諫早湾干拓問題ラジオAIネット 第22回「佐賀沖のノリ養殖と漁業」諫早湾干拓問題の動向や関連したニュースをお伝えする、ラジオAIネット(AI:有明・諫早)。2016年9月25日にニコニコ生放送で配信した第22回では、佐賀県のノリ漁師、川崎賢朗さんにご出演いただきました。
川崎さんは優れたノリ漁場となっている佐賀市の沖合で、長年ノリ養殖を営んできました。周辺には広大な干潟が広がり、かつてはアサリやアゲマキなどもたくさん採ったそうです。2000年のノリ大不作の後は、佐賀有明の会を結成してノリ漁業者として諫早湾の開門を求める活動を始め、有明海漁民・市民ネットワークで行った国会前の座り込みにも参加されました。番組では長崎地裁の和解協議での「基金案」や、佐賀へのオスプレイの配備の問題についてもご意見を伺いました。
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2015-11-24 14:10:39
諫早湾干拓問題ラジオAIネット 第12回「沖縄・泡瀬干潟の埋め立て問題」諫早湾干拓問題の動向や関連したニュースをお伝えする、ラジオAIネット(AI:有明・諫早)。2015年11月22日にニコ生で放送した第12回では、諌早と同様に干潟や海の環境問題である、沖縄・泡瀬干潟の埋め立て問題を取り上げました。
ゲストに泡瀬干潟を守る連絡会の前川盛治さんをお迎えし、裁判で公金支出の差し止めが認められながらも、埋め立てが止まらない泡瀬干潟について、その豊かな自然環境や開発の経緯などについて伺いました。また、辺野古問題との比較や、沖縄県が泡瀬干潟のラムサール条約登録を目指すという新しい話題についても解説していただきました。
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2019-07-08 08:12:05
諫早湾干拓問題ラジオAIネット 第50回「有明海を守る若者たちと水族館」ゲスト:小宮春平さん(やながわ有明海水族館館長)諫早湾干拓問題の動向や関連した話題をお伝えする、ラジオAIネット(AI:有明・諫早)。2019年6月23日に放送した第50回では、やながわ有明海水族館の小宮春平さんにゲストとしてご出演いただきました。
諫早湾の堤防が閉め切られた1997年の翌年に生まれた小宮さんは、今年で21歳。故・近藤潤三さんが有明海再生の思いで設立した福岡県柳川市にある水族館の運営を引き継いで、館長を務めています。この水族館では有明海や周辺の河川にすむ魚介類、有明海の伝統漁具などが展示されていて、生態系保全のための活動を行う若者たちのグループの拠点にもなっています。
大陸系遺存種が多い有明海は、日本の中にあって異国のような生態系がある場所だそうです。生物学的にも、水産業においても重要であり、そうした有明海の本来の姿であったとも言える諫早湾の干潟が失われてしまったことを、小宮さんはとても残念に思っています。長期のきちんとした開門調査で、環境がどう変化するかを見てみたいとおっしゃっていました。若い世代が有明海の環境保全や再生をどのように考え、実践しているか、ぜひお聴きください。
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2016-01-25 02:56:42
諫早湾干拓問題ラジオAIネット 第14回「開門の和解協議に関する動き」諫早湾干拓問題の動向や関連したニュースをお伝えする、ラジオAIネット(AI:有明・諫早)。2016年1月24日にニコ生で放送した第14回では、よみがえれ!有明訴訟弁護団の後藤富和弁護士にご出演いただき、1月18日に長崎地裁が出した諫早湾開門訴訟に関する和解案について、最新のご報告をいただきました。長崎地裁の和解案は、開門した場合の「被害」だけを強調し、漁業者に対して開門せずに解決金の支払いをもって和解を勧める、まったく一方的なものでした。後藤さんと、有明海漁民・市民ネットワークの菅波完さん、陣内隆之さんで、この問題について議論しました
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2017-04-13 09:00:00
諫早湾干拓問題ラジオAIネット第27回「想定問答問題と和解協議打ち切り」諫早湾干拓問題の動向や関連したニュースをお伝えする、ラジオAIネット(AI:有明・諫早)。2017年3月28日にニコニコ生放送で配信した第27回では、3月27日の和解協議打ち切りに至るまでの1カ月間の動きについて、レギュラーメンバー4人で話しました。
諫早湾の開門をめぐる和解協議で、2月24日に長崎地裁は開門を前提とした協議も並行して行うことを提案しましたが、開門反対派は拒否。国も開門を前提とした協議に消極的な姿勢でした。3月8日には朝日新聞のスクープで、開門に代わる基金案の受け入れを誘導するような想定問答集を、国が作成して漁連幹部を指導していたことが明らかになりました。農水省に対する批判が高まる中、長崎地裁は和解協議を打ち切り判決を出すことを3月27日に通告しました。
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2016-04-01 10:00:00
諫早湾干拓問題ラジオAIネット 第16回 諫早湾問題を解説した音楽ビデオ諫早湾干拓問題の動向や関連したニュースをお伝えする、ラジオAIネット(AI:有明・諫早)。2016年3月27日にニコ生で配信した第16回では、サステナ代表のマエキタミヤコさんをゲストにお迎えし、マエキタさんのプロデュースでは2003年に制作したビデオ「ありあけ・いさはや、宝の海のメカニズム」のお話をうかがいました。(ビデオ:https://youtu.be/2_zo0Kepj9o)。監督:信藤三雄さん、音楽:小林武史さん、歌:Salyuさんなど、一流のアーティストの参加による音楽ビデオという「異色の作品」です。
なお、今回の放送はパソコンの不調により番組の最後の方で音声が途切れてしまいました。マエキタさんならびにリスナーのみなさんにお詫びいたします。
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2019-05-06 15:48:03
諫早湾干拓問題ラジオAIネット 第48回「和白干潟の保全活動と諫早」ゲスト:松本悟さん(ウエットランドフォーラム)諫早湾干拓問題の動向や関連した話題をお伝えする、ラジオAIネット(AI:有明・諫早)。2019年4月28日に放送した第48回では、ウェットランドフォーラムの松本悟さんにゲストとしてご出演いただきました。
松本さんはウエットランドフォーラムという会を立ち上げて、博多湾にある和白干潟の保全活動を続けています。和白干潟は沖合いの埋め立てによって環境の悪化が心配されていますが、大都市のすぐ近くにあって市民が気軽に自然と触れ合うことができる貴重な場所です。その価値を周辺の人々に伝えるために松本さんが取り組んでいる、子どもたちとの干潟の調査やパンフレットの作成、ビデオや絵本の制作などといったさまざまな活動についてお話しいただきました。
また、松本さんは以前より諫早湾干拓問題にも関わりが深く、今年4月に諫早で開催された「干潟を守る日」のシンポジウムでもディスカッションのコーディネーターを務めました。干拓地の入植農家である松尾公春さんや、諫早湾内の若手漁業者である植木勇次さんといった、新しい顔ぶれからの訴えもあった今回のシンポジウムの様子を、松本さんから報告していただきました。
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2016-12-11 03:51:11
諫早湾干拓問題ラジオAIネット 第24回「開門に代わる基金案の問題点」諫早湾干拓問題の動向や関連したニュースをお伝えする、ラジオAIネット(AI:有明・諫早)。2016年11月27日にニコニコ生放送で配信した第24回では、よみがえれ!有明訴訟弁護団の弁護士、國嶋洋伸さんにご出演いただきました。
國嶋弁護士には、諫早湾の開門が確定した2010年の福岡高裁判決以降も、なぜ開門をめぐる複数の訴訟や和解協議が続いているのかを説明していただきました。現在、国が和解協議の中で提案した「基金案」が問題になっていますが、これは諫早湾の開門と引き換えに、有明海の再生策実施のための資金を国が漁業団体などに拠出するというものです。國嶋さんはこのような国の態度を厳しく批判し、問題解決のためには和解協議で開門の検討も行うべきであると話されました。
mylist/48084459戦争をさせないーそんな阿保団体か?
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2020-04-24 10:00:00
諫早湾干拓問題ラジオAIネット第57回「球磨川河口干潟の自然」ゲスト:高野茂樹さん(八代野鳥愛好会)諫早湾干拓問題の動向や関連した話題をお伝えする、ラジオAIネット(AI:有明・諫早)。2020年3月22日に放送した第57回では、八代野鳥愛好会の高野茂樹さんにゲストとしてご出演いただきました。
有明海の隣の海、八代海に注ぐ球磨川の河口には、豊かな底生生物が生息し多くの野鳥が飛来する球磨川河口干潟があります。高野さんはこの干潟の保全やラムサール条約登録に向けた活動を長年続けていて、今回の番組は、ちょうど球磨川河口干潟の保全に関するシンポジウムが終わったばかりの夜に収録しました。高野さんには当日のシンポジウムの内容などもご紹介いただきながら、球磨川河口干潟の豊かな自然やラムサール条約登録への意義についてお話しいただきました。
また、2019年の夏に元ラムサール条約事務局次長のニック・デイビッドソンさんが来日し、球磨川河口干潟や、その上流にあって近年撤去された荒瀬ダムの現場を視察した際に、高野さんとともに漁民ネットの柏木実さん、菅波完さん、陣内隆之さんが同行しましたので、その時の様子などをそれぞれの方に報告してもらいました。
番組後半のニュースコーナーでは、3月10日に長崎地裁が漁業者側を敗訴とした、諫早湾内の漁業者による開門訴訟(第2・3陣)の判決などをご紹介しました。
なお、当日の通信の不具合で全般的に音声の状態が悪くなってしまったことをお詫びします。
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諫早湾干拓問題ラジオAIネット 第10回(2015年9月27日)諫早湾干拓問題の動向や関連したニュースをお伝えする、ラジオAIネット(AI:有明・諫早)。2015年9月27日にニコニコ生放送で配信した第10回では、よみがえれ!有明訴訟の弁護団事務局長・堀良一弁護士にご出演いただきました。諫早湾干拓問題をめぐる裁判では、国に開門を命じた福岡高裁の判決が、2010年12月に確定していますが、諫早湾内・周辺の漁業者が提訴していた別の訴訟では、福岡高裁は2015年9月7日の判決で開門を求める訴えを棄却しました。堀さんにはこの判決の不当性や、最近の国の主張の問題点などについて解説していただきました。
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2018-10-24 06:59:01
諫早湾干拓問題ラジオAIネット 第41回「水質委員会と調整池・干拓地の現状」諫早湾干拓問題の動向や関連した話題をお伝えする、ラジオAIネット(AI:有明・諫早)。2018年9月23日に放送した第41回では、8月9日に開催された第3回諫早湾干拓調整池水質検討委員会の審議内容を見ながら、実際に委員会を傍聴した漁民ネット現地事務局の時津良治さんにも加わってもらい、調整池の水質問題についてレギュラーメンバーで話しました。
1997年4月に諫早湾が閉め切られて調整池が造成されてから、その水質は保全目標値をクリアできないまま今日に至っています。9年ぶりに開かれた水質委員会では、これまで実施されてきたさまざまな水質保全対策がレビューされましたが、下水道や浄化槽の整備は想定以上に進んだものの、干拓地や周辺の田畑からの肥料の流れ込みなどは削減できていません。調整池の水質悪化の一番大きな原因は、底泥からの汚濁物質の巻き上げやアオコなどによる有機物の内部生産であるため、開門しないままでは改善の見込みがないと思われますが、委員会は中長期的には水質保全目標の達成は可能という、以前の報告書と同様の結論を出しています。
この第3回委員会の議事録や配布資料は以下の九州農政局のホームページで公開されていますので、こちらもぜひご覧ください。
http://www.maff.go.jp/kyusyu/seibibu/isahaya/suisitu_iinnkai.html
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2016-02-29 14:16:11
諫早湾干拓問題ラジオAIネット 第15回「和解協議や有明海評価委の現状」諫早湾干拓問題の動向や関連したニュースをお伝えする、ラジオAIネット(AI:有明・諫早)。2016年2月28日にニコニコ生放送で配信した第15回では、よみがえれ!有明訴訟弁護団の吉野隆二郎さんにゲストとしてご出演いただき、諫早湾開門をめぐる長崎地裁の和解案の問題点や、今後の和解協議への弁護団の対応についてお話しいただきました。また、環境省の有明海・八代海等総合調査評価委員会についてもご意見を伺いました。有明海漁民・市民ネットワークからは、2月19日の長崎地裁への申し入れや声明文の発表について報告しました。
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2019-11-28 13:39:02
諫早湾干拓問題ラジオAIネット 第53回「島原での漁と海の異変」ゲスト:中田猶喜さん(島原漁協、有明海漁民・市民ネットワーク副代表)諫早湾干拓問題の動向や関連した話題をお伝えする、ラジオAIネット(AI:有明・諫早)。2019年10月27日に放送した第53回では、島原の漁業者で有明海漁民・市民ネットワーク副代表の中田猶喜さんにゲストとしてご出演いただきました。
中田さんは島原の海で50年以上、漁船漁業を営んできました。クルマエビは適度に海が濁っているときに、クツゾコ(シタビラメ)は月が明るくない冬の大潮の日によく獲れると教えていただきました。魚の状態は分からないから、自然の変化を見ながら漁をするという中田さん。諫早湾の調整池から大量の排水があると、2、3日後に島原沖でそれが分かるそうで、干拓堤防の閉め切り後は潮の流れ方が変わって、網が汚れるようになったとのことです。誰よりも敏感に海の変化を感じ取りながら仕事をしてきた中田さんの証言をぜひお聴きください。
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2020-09-15 20:03:03
諫早湾干拓問題ラジオAIネット 第62回「熊本県荒尾のノリ養殖」ゲスト:前田力さん(熊本県荒尾漁協)諫早湾干拓問題の動向や関連した話題をお伝えする、ラジオAIネット(AI:有明・諫早)。2020年8月23日に放送した第62回では、熊本県荒尾漁協の前田力さんにゲストとしてご出演いただきました。
前田さんは有明海で諫早湾の対岸にあたる荒尾で、50年以上ノリ養殖を営んでいる漁業者です。前田さんのご両親は荒尾で初めてノリ養殖を始めた方だそうで、夏は観光地引き網もやっていました。今回の番組では少年時代の前田さんが地引き網からこぼれる魚で竹かごをいっぱいにしていた話や、地元では炭鉱で働くご主人よりもアサリをとっている奥さんの方が多く稼いでいたといった話など、有明海が豊だった頃の話をいろいろと伺いました。
1997年の諫早湾の堤防締め切り以降は、荒尾でも潮流に勢いがなくなって、海にヘドロが積もり、海水の色も変わってしまったとのことです。特に西風が吹く時に、諫早湾からの排水が水面を滑るように押し寄せてくるそうです。かつて、高橋徹先生が行った潮流調査では、諫早湾から浮かべた10本のブイの半分が荒尾の方に流れてきました。
前田さんは、コロナウイルスや豪雨は天災かもしれないが、諫早湾干拓での環境悪化は完全に人災だと思う、開門しなければ有明海の再生はないとおっしゃっていました。
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