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2023-01-27 21:20:02
【神道シリーズ・シーズン3】(思想編)第45回・霊界物語その⑧(最終回)単調で冗長な霊界物語は続く。
第69巻では、南米物語で、高砂島(南米)のウヅの国(アルゼンチン)とヒルの国(ペルー)で若者が立ち上がり、政治改革が行われる。
第70巻は、インドのトルマン国の国政改革の物語。
三五教の宣伝使・照国別(てるくにわけ)が活躍する。
高姫の再生である千草姫が本巻から第72巻まで登場して悪事を繰り広げる。
第71巻は、インドのタラハン国の物語。
玄真坊(げんしんぼう)、千草の高姫、妖幻坊(ようげんぼう)の杢助(もくすけ)といった悪役が出てきて悪事を重ねて行く。
第72巻では、インドのトルマン国の「スガの港」の物語。
千草の高姫と妖幻坊の杢助の悪事と、それに対する照国別一行の活躍が描かれている。
第72巻と第73巻の間には、「入蒙記」が挿入され、ここでは出口王仁三郎が大正13年1924年に満蒙に神の王国を築こうとして盧占魁率いる3千人の蒙古軍とともに行軍した入蒙体験が書かれている。
第73巻から第81巻までは、今から183億年前の宇宙創成期に言霊の元子から地球を中心に宇宙が形成された様子から、地球上の大地や海や神々が想像された地球の修理固成の歴史が記されている。
ここでは、主に、大本顕津男神と称するミロク大神たるスサノオが、御樋代神(みひしろがみ)と言われる女神たちとの間で言霊による水火と火水の神事という、言わば、霊界における言霊セックスとでも言えるまぐわりを行い、国々や神々を生み出して行くというストーリーが語られている。
これは、大宇宙の根本の世界「紫微天界(しびてんかい)」の修理固成と言われ、最後の9巻は、「天祥地瑞」篇と呼ばれ、大正時代より35万年前の霊界が描かれた1巻より72巻とは異なる世界が描かれている。
この霊界物語は、まったく荒唐無稽で、これまでの日本の歴史の中で語られたことない国土と神々の創成の歴史が語られているが、しかし、明治以降の平田系神道カルトの間では新たなる古事記とも言えるようなバイブル的存在となったのである。- 47
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2022-12-12 00:29:02
【神道シリーズ・シーズン3】(思想編)第40回・霊界物語その③霊界物語では、現界のパラレルワールドである霊界における全世界を舞台に物語は展開されるが、しかし、これは出口王仁三郎からすればけっして創作ではなく、あくまで王仁三郎本人が瞑想の中で実際に見て来たと自称するまぎれもない霊界の歴史の記録であった。
クニトコタチが創造した地球を中心とした宇宙の中で、地球では国祖と言われたクニトコタチがウラル彦によって隠退に追い込まれると大峠と言われる地球規模の洪水大災害が起き、半ば破滅しかけた地球上でイザナミ、イザナギ、アマテラスによる国土再建が行われ、その後、ミロク大神であるスサノオが三五教を設立して世界中の邪教や邪神たちを「事向け和し」という諭しを通じて敵を改心させるという言霊戦を展開していくこととなった。
この戦いは、スサノオ配下の宣伝使と言われる宣教師たちにより行われ、この宣伝使たちが武力や権謀術策を用いず、あくまで相手を心底心腹させて改心させる「事向け和し」と言われる方法を通じて戦う、という、いわば武器を用いず戦う神軍として展開して行くのである。
この霊界物語は、言い換えれば、一人一人の宣伝使たちが事向け和しで敵を改心させる力を身に着けていく身魂磨きの物語であると言える。
第14巻までは世界各地を舞台に展開されていた言霊戦が、第16巻から第23巻までは日本の、綾部を中心とした関西地方が舞台となる。
スサノオの養女である八人乙女の五女・英子姫と、その侍女・悦子姫は、メソポタミヤの顕恩郷を発った後、バラモン教に捕まり小舟で海に流されて、延々と漂流して日本の天の橋立に漂着した。そして、その後、彼らをメソポタミアから追ってきたバラモン教の棟梁・鬼雲彦率いるバラモン軍や、アルタイ山脈から来日したウラナイ教の教主・高姫および配下の黒姫たちと、三五教で、英子姫の侍女である悦子姫らが三五教の宣伝使らとともに両者と戦い、バラモン教の鬼雲彦一派を追い払う一方、ウラナイ教の高姫と黒姫は、スサノオ自身の優れた采配により改心させることに成功し、高姫と黒姫はウラナイ教を辞め、三五教に改宗した。
スサノオの采配とは、権謀術策により悦子姫が黒姫より玉照姫を取り戻したやり方が正しくないとし、なんと黒姫に拉致されていた玉照姫を、解放されたのに、再び黒姫らに戻してしまったのである。しかし、黒姫はこのスサノオの公明正大さに感服して改心してしまったのである。- 41
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2023-01-05 19:30:03
【神道シリーズ・シーズン3】(思想編)第41回・霊界物語その④出口王仁三郎が実際に霊界に行って見てきたと主張する霊界の歴史では、クニトコタチによる宇宙創成、地球創成のあと、国祖としてクニトコタチが隠退に追い込まれてから地球上では大峠と言われる大洪水が起き、一旦地球は泥の海となってしまったが、イザナギ、イザナミ、アマテラスの三神による国土創成が行われ、霊界の神人類の世界は再建された。しかし、その後も宝珠と呼ばれる宝の玉を巡って霊界は争いが続き、ミロク大神であるスサノオが創設したアナナイ教と三つの邪教との言霊戦を通じて「事向けやわし」という、諭しを通じて敵を改心させていくアナナイ教の宣伝使と言われる宣教師たちの身魂磨きの成長の記録が記されて行く。
第22巻から第32巻にかけては、舞台がオノコロ島と呼ばれた日本列島の関西地域からオーストラリア、台湾、琉球、南米と、太平洋をまたぐ世界が舞台となり、アナナイ教と邪教と言われるバラモン教やウラル教との戦いが展開されて行く。
第22巻は、摂津を舞台に、三個の宝玉を紛失した高姫・黒姫が玉探しに出る物語。
第23巻は、近畿地方一帯(熊野~丹波~摂津~淡路地方)を舞台に、消えた宝玉を探し回る高姫の物語。
第24・25巻はオーストラリアが舞台で、竜宮島と呼ばれたオーストラリアに三つの玉を探しにやって来た高姫・黒姫一行の物語。
第27巻は、五つの麻邇宝珠(まにほっしゅ)が紛失し、高姫がそれを探しに旅立つ。
前半は丹波の綾の聖地が舞台だが、後半は琉球が舞台となる「琉球物語」である。
第28巻は、「台湾物語」が舞台で日楯・月鉾の兄弟が、暴政を布くサアルボース・ホーロケース兄弟から台湾を救うために活躍する。
第29巻から第33巻の前半までは高砂島(南米)を舞台にした「南米物語」である。
本巻は、高姫と鷹依姫が改心する物語。
高砂島(南米)を舞台に、神素盞嗚大神(かむすさのおのおおかみ)の末娘である末子姫(すえこひめ)がウヅの国(アルゼンチン)の女王となり、また言依別命(ことよりわけのみこと)と国依別(くによりわけ)がウラル教を言向け和して三五教を広めて行く。
ストーリーは、様々な人物が何度も名前を変えながら複雑な絡みを続けて行くが、一貫していることは、邪教ウラナイ教の教主高姫と部下の黒姫が何度もアナナイ教の宣伝使らによって改心しながらもみずからの強欲に勝てず、裏切り続けて行くと言う物語が延々と続いて行くのであった。- 36
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2023-01-05 19:43:02
【神道シリーズ・シーズン3】(思想編)第42回・霊界物語その⑤霊界物語は、邪教徒たちを事向け和しという諭しを通じて武器を使わず改心させていくというパターンが延々と続いていくのだが、
第30巻では、高砂島(南米)を舞台に、神素盞嗚大神(かむすさのおのおおかみ)の末娘である末子姫(すえこひめ)がウヅの国(アルゼンチン)の女王となり、また言依別命(ことよりわけのみこと)と国依別(くによりわけ)がウラル教を言向け和して三五教を広めて行く物語。
第31巻では、高砂島(南米)を舞台に、国依別(くによりわけ)がヒルの国(ペルー)の大地震を鎮め、日暮シ山(アンデス)のウラル教を言向け和し、三五教を広めて行く物語。
第32巻では、南米アマゾンの「兎の都」の物語。
三五教の十八人の宣伝使が集結し、アマゾンの魔神・モールバンドとエルバンドを言向け和して行く。
第33巻では、前半は南米、後半は日本が舞台となる。
三・五の玉をめぐる旅が完了し、高姫・黒姫の過去が解き明かされる物語。
第34・35巻は黒姫のアフリカ物語。
逃げた夫を探すために黒姫は筑紫島(アフリカ)を旅して回る。
第34・35巻は黒姫のアフリカ物語。
黒姫は、35年前に捨てた子供・玉治別(たまはるわけ)と再会を遂げる。
第36巻では、シロの島(セイロン島、スリランカ)の物語。
神素盞嗚大神(かむすさのおのおおかみ)の第七女・君子姫(きみこひめ)がシロの国難を救う。
第37・38巻は出口王仁三郎の若い頃の自叙伝である。
ここでは、主に明治31年から大正5年にかけての出来事が記されている。
第39巻から第72巻までは、主にペルシャ~インドのあたりを舞台に、バラモン教主・大黒主(おおくろぬし)を言向け和す三五教の言霊隊の物語である。
第39巻では、ではまず言霊隊の第一陣・黄金姫(おうごんひめ)と清照姫(きよてるひめ)の母娘と、第二陣の照国別(てるくにわけ)が活躍する。
物語は、王仁三郎が現実的な世界の中で体験したことと、彼が霊界で見て来たとする霊界の歴史と規則性無く絡み合い、大本の雛形世界論を展開して行くのである。- 35
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2023-01-18 20:40:03
【神道シリーズ・シーズン3】(思想編)第43回・霊界物語(その⑥)誇大妄想にか見える霊界物語も実は出口王仁三郎本人が実際に霊界で見て来たと主張する霊界の歴史話は40巻以降も延々と続く。
第40巻は、フサの国(ペルシャ)のイソの館からバラモン教を言向け和すために出発した言霊隊の第一陣・黄金姫、清照姫の母娘と、第二陣・照国別の物語。
第41・42巻はインドの入那(いるな)の国の物語。
黄金姫(おうごんひめ)と清照姫(きよてるひめ)の母娘が、入那の国難を救うために活躍する。
第43・44巻は、、ハルナの都に向かう言霊隊の第三陣・玉国別(たまくにわけ)の一行と、第四陣・治国別(はるくにわけ)が活躍する物語。ハルナの都に向かう言霊隊の第三陣・玉国別(たまくにわけ)の一行と、第四陣・治国別(はるくにわけ)が活躍する。
第45・46巻は小北山(こぎたやま)のウラナイ教の宗教改革の物語。
松彦・松姫・お千代の親子が活躍する。小北山(こぎたやま)のウラナイ教の宗教改革の物語で
お寅と魔我彦が改心して真の道に立ち返る。
第47・48巻は治国別(はるくにわけ)一行の天国巡覧の物語。
落とし穴に落ちて気絶した治国別一行の精霊が、中有界と天国を巡覧して、その様子を見聞して行く。
肉体と霊魂の関係、天国団体の様子、天人の生活、天国の祭典と説教、天国と霊国、霊界と現界との相応の理、などについて詳しく説明される。
第47・48巻は治国別(はるくにわけ)一行の天国巡覧の物語。
落とし穴に落ちて気絶した治国別一行の精霊が、中有界と天国を巡覧して、その様子を見聞して行く。
第49・50巻はフサの国の河鹿峠の「祠の森」の物語である。
本巻では、「祠の森」の神殿を乗っ取った高姫を、妖幻坊(ようげんぼう)が悪へ誘いこんでゆく。
言霊隊は、妖幻坊(ようげんぼう)によって悪へ引っ張られる高姫を、初稚姫が改心させようと努力をする。
第51・52巻は、「浮木の森」と「小北山」が舞台になる。
本巻は、浮木の森の曲輪城(まがわじょう)の物語。「浮木の森」と「小北山」が舞台になる小北山での文助の改心物語。
第52巻の第23章で、高姫が空から墜ちて死んでしまう。
第53巻から55巻までは、インドの「ビクの国」の物語である。治国別の一行が活躍する。
本巻では、ビクの国の内憂外患を、王家の若者たちが救う。
登場人物たちが巻ごとに立ち代わり入れ替わり、また名前を変えながら一貫性の無い霊界の歴史の物語はこの後も81巻まで延々と続くのである。- 31
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