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2024年6月10日 06時22分に生成された05時00分のデータです
2020-07-01 00:00:00
東浩紀「東浩紀がいま考えていること2ーー『ゲンロン』第2期新創刊記念」(2019/9/28収録)【収録時のイベント概要】
『ゲンロン』が第2期に入りました。無印の『思想地図』以来、ぼくはともかく巻頭言ばかりを書いてきたのですが、この第2期からは書いていません。巻頭言を書き、編集方針を「説明」し「解説」すること、それそのものが暴力であり、批評の不自由さを象徴するもののように思われたからです。
批評とはなにか。それは自由とはなにかという問いでもあります。30年前、ぼくは自由さに憧れて哲学とか批評を学び始めたはずだったのですが、気がつけばいろいろ不自由になっていました。自由に思考し、自由に書く状態はいかにして維持できるのか。それはむずかしい課題です。
その課題は、文体のレベルでも発生します。いま世の中で書かれている「哲学」「現代思想」の文章は、おそろしく不自由で窮屈です。そこでぼくは『ゲンロン10』の冒頭で、新しい文体の発明が必要だと記し、その実践として、5万字ほどの論文というか、エッセイというか、とにかくなにかの文章を書きました。
このイベントでは、その文章「悪の愚かさについて、あるいは収容所と団地の問題」の内容を中心に、ふたたびもろもろ最近考えていることを話そうと思います。『ゲンロン10』ではハルビンやクラクフの話を書いていますが、そこでは掲載していない写真を紹介し、エッセイの背景や続編の構想も話そうと思います。前回と同じく、1時間半ほどひとりで話して、そのあと質疑応答みたいな感じを考えています。
最近は年齢をとったのか、いま世の中で起きていることを新しいと信じ、情熱をもって語る、ということがむずかしくなってきました。ひきこもり感ばかりがどんどん増しているのですが、振り返るに、もともとぼくはそういう人間だったような気もします。「悪の愚かさについて」は、26年前の「ソルジェニーツィン試論」の四半世紀ぶりの続編でもあります。そんなぼくの原点回帰に関心のあるかたは、ぜひご来場ください。
講演日は、ゲンロン友の会第10期の始まりまであと3日のタイミングでもあります。
イベント会場では入会を受けつけるほか、トークのあとはサイン会も行います。
(東浩紀)
【イベントのページ】
https://genron-cafe.jp/event/20190928/やば
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2020-10-01 00:00:00
【1/2】東浩紀「東浩紀がいま考えていること・番外編――『大量生と虚構の問題』再プレゼン」(2019/10/30収録)@hazuma【収録時のイベント概要】
先日行われた、東浩紀×上田洋子【ゲンロン10刊行記念】「大量生と虚構の問題ーーチェルノブイリツアー2.0にむけて」( https://genron-cafe.jp/event/20191023/ )のイベントでは語りきれなかった内容を、東浩紀による単独講演シリーズ「東浩紀がいま考えていること」の「番外編」として緊急配信します(会場チケットの販売はありません。ニコニコ生放送での配信のみとなります)。
今月前半、東浩紀はエミー賞獲得のHBO制作ドラマ『チェルノブイリ』( https://www.star-ch.jp/drama/chernobyl/ )のロケ地であるリトアニアを「聖地巡礼」してきました。そのロケ地を巡るなかで、同ドラマが極力映像処理を行わず、なるべくチェルノブイリの現場に近いところ(東曰く「現実の、ちょっと横」)で撮影が行われたことに気づいたと言います。現場そのもの(本物)ではない、かといって完全にセット(偽物)というわけではない場所。「われわれは虚構を通してしか歴史を認識できない」と述べる東は、虚構が生まれるロケ地を旅することによって思索を展開していきます。
『ゲンロン10』( https://genron-tomonokai.com/genron10/ )に掲載された4万字を超える東渾身の書き下ろし「悪の愚かさについて、あるいは収容所と団地の問題」でも、映画『シンドラーのリスト』の収容所の場面が、本物の収容所跡地のすぐ近くで撮影されていることに注目しています。
また『ゲンロンβ41』( https://amzn.to/2pQef18 )『42』( https://amzn.to/2pRJI2Q )に掲載された「観光客の哲学の余白に・番外編 ドストエスフキーとシミュラークル」では、『罪と罰』『カラマーゾフの兄弟』の舞台(モデル)となった地を訪れることで、「哲学でも批評でも紀行文でもない」あらたな文体による斬新なドストエフスキー論を広げています。
ゲンロン第2期、そして東のあらたな探究を語る特別配信をお見逃しなく!
【イベントのページ】
https://genron-cafe.jp/event/20191018/.
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2022-08-01 00:00:00
辻田真佐憲×弓指寛治×東浩紀「幻影としての満洲を描く――『マジック・マンチュリア(導入)』展開催記念」(2021/1/8収録) @reichsneet @KanjiYumisashi #ゲンロン210108無料ダイジェスト動画はこちら!
https://youtu.be/B_yBobzRgPg
【収録時のイベント概要】
画家の⼸指寛治さんによる約2年ぶりの個展「マジック・マンチュリア(導⼊)」が、1⽉5⽇〜31⽇の期間、銀座 蔦屋書店アートウォール・ギャラリーにて開催されます。
弓指さんは、実母の交通事故と自死をきっかけに、「⾃死」や「慰霊」をテーマに創作を続ける画家として知られています。1980年代のアイドル・岡田有希子の自死を主題とした《Oの慰霊》(第21回岡本太郎現代芸術賞・敏⼦賞を受賞)や、2011年に6人の児童が犠牲になった交通事故を扱った《輝けるこども》(あいちトリエンナーレ2019出展)など、丹念なリサーチと繊細でありながら意欲的に取り組む表現は、発表のたびに話題を呼んでいます。最近では、VOCA展2021に出品した《鍬の戦士と鉄の巨人》でVOCA佳作賞を受賞しました。
「マジック・マンチュリア(導⼊)」(漢字で「奇術・満洲国」)と題された今回の個展は、満洲開拓民として渡満していた祖父の死をきっかけに構想され、2021年から開始される弓指さんの新たなプロジェクトのプロローグとして位置づけられています。弓指さんのシラスの個人チャンネル「Sur-Vive!」では、同プロジェクトに向けた取材の様子や制作過程の配信も行っています。
この度、ゲンロンカフェから配信するトークイベントでは、近現代史研究者の辻田真佐憲さん、批評家・作家の東浩紀ともに、弓指さんが取り組むあらたなプロジェクトの展望について語りあいます。
辻田さんは、1月に刊行する『新プロパガンダ論』(社会学者の西田亮介さんとの共著)など、政治とメディア、戦争と文化芸術との関わりを主な対象とする研究者です。満州については『満洲帝国ビジュアル大全』の監修を務め、シラスの個人チャンネル「国威発揚ウォッチ」では、本イベントに向け取材した満蒙開拓平和記念館についても紹介をしています。
東もまた『ゲンロン10』の巻頭論文「悪の愚かさについて、あるいは収容所と団地の問題」のなかで、旧満州のハルビンにある731部隊の跡地に訪問し、加害と被害、記憶の継承について思索を展開しました。
いま「満州」に向き合うのはなぜなのか? 「幻影」としての満州はどのように描かれるのか? どうぞお見逃しなく!
弓指寛治 個展「マジック・マンチュリア(導入)」
― 銀座 蔦屋書店ART PARTY 2021.01
会期:2021年1月5日(火)- 1月31日(日) ※1月5日(火)のみ13時~。
※営業時間は店舗ウェブサイトをご確認ください。
※会期は変更になる場合もございます。
会場:銀座 蔦屋書店アートウォール・ギャラリー
東京都中央区銀座6丁目10-1 GINZA SIX 6F
入場:無料
主催:銀座 蔦屋書店
電話:03-3575-7755
特設ページURL:
https://store.tsite.jp/ginza/blog/art/17636-1752311210.html
幻影としての満洲を描く – ゲンロンカフェ
https://genron-cafe.jp/event/20210108/ここはめちゃいい話 急に見返したくて来た。
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2020-10-01 00:00:00
【2/2】東浩紀「東浩紀がいま考えていること・番外編――『大量生と虚構の問題』再プレゼン」(2019/10/30収録)@hazuma【収録時のイベント概要】
先日行われた、東浩紀×上田洋子【ゲンロン10刊行記念】「大量生と虚構の問題ーーチェルノブイリツアー2.0にむけて」( https://genron-cafe.jp/event/20191023/ )のイベントでは語りきれなかった内容を、東浩紀による単独講演シリーズ「東浩紀がいま考えていること」の「番外編」として緊急配信します(会場チケットの販売はありません。ニコニコ生放送での配信のみとなります)。
今月前半、東浩紀はエミー賞獲得のHBO制作ドラマ『チェルノブイリ』( https://www.star-ch.jp/drama/chernobyl/ )のロケ地であるリトアニアを「聖地巡礼」してきました。そのロケ地を巡るなかで、同ドラマが極力映像処理を行わず、なるべくチェルノブイリの現場に近いところ(東曰く「現実の、ちょっと横」)で撮影が行われたことに気づいたと言います。現場そのもの(本物)ではない、かといって完全にセット(偽物)というわけではない場所。「われわれは虚構を通してしか歴史を認識できない」と述べる東は、虚構が生まれるロケ地を旅することによって思索を展開していきます。
『ゲンロン10』( https://genron-tomonokai.com/genron10/ )に掲載された4万字を超える東渾身の書き下ろし「悪の愚かさについて、あるいは収容所と団地の問題」でも、映画『シンドラーのリスト』の収容所の場面が、本物の収容所跡地のすぐ近くで撮影されていることに注目しています。
また『ゲンロンβ41』( https://amzn.to/2pQef18 )『42』( https://amzn.to/2pRJI2Q )に掲載された「観光客の哲学の余白に・番外編 ドストエスフキーとシミュラークル」では、『罪と罰』『カラマーゾフの兄弟』の舞台(モデル)となった地を訪れることで、「哲学でも批評でも紀行文でもない」あらたな文体による斬新なドストエフスキー論を広げています。
ゲンロン第2期、そして東のあらたな探究を語る特別配信をお見逃しなく!
【イベントのページ】
https://genron-cafe.jp/event/20191018/- 217
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2020-08-01 00:00:00
東浩紀×上田洋子【ゲンロン10刊行記念】「大量生と虚構の問題ーーチェルノブイリツアー2.0にむけて」(2019/10/23収録) @yuvmsk @hazuma【収録時のイベント概要】
緊急開催! 『ゲンロン10』刊行記念イベント!
批評家・東浩紀が編集長を務める批評誌『ゲンロン』の第2期がスタート。
2019年9月、その〝再創刊号〟となる『ゲンロン10』が装いも新たに刊行されました。
その巻頭を飾る、東浩紀の論考「悪の愚かさについて、あるいは収容所と団地の問題」は4万字を超える渾身の書き下ろし。
中国のハルビン、ポーランドのクラクフ、ウクライナのキエフへ訪れたことを起点に、加害者の忘却と被害者の記憶という二項対立を乗り越える鍵を探る内容です。
東自身「哲学でも批評でも紀行文でもない」とうたう新しい文体にも注目が集まっています。
ゲンロンは「ゲンロン H.I.S チェルノブイリツアー」を実施し、東は『観光客の哲学』や近刊の『ゆるく考える』『テーマパーク化する地球』に取り組むなかで、「観光」という体験の哲学的側面を掘り下げてきました。
まさに今月前半、ゲンロン代表の上田洋子と東は、来年開催予定の新たな「チェルノブイリツアー」のために、ロシア・ウクライナを取材で訪れています。
原子力発電所事故の全貌に迫るエミー賞獲得のドラマ『チェルノブイリ』が9月25日に日本公開となるなど、再び関心が高まるチェルノブイリ。
現地の最新レポートをお届けするとともに、ゲンロン第2期の新たな探究を語るイベントを緊急開催です!
【イベントのページ】
https://genron-cafe.jp/event/20191023/- 212
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2020-08-01 00:00:00
山本貴光×吉川浩満「人工知能と人文知を結ぶ15(+α)の必読書――なぜAI研究は人文学の問題になるのか」【ゲンロン10刊行記念】(2019/11/20収録)@yakumoizuru @clnmn【収録時のイベント概要】
▼ 今回のイベント用配布資料はこちら!
https://genron-cafe.jp/wp/wp-content/uploads/2019/11/e7c9cbb5decdff3172cea270401d7108.pdf
・人工知能関連年表
https://genron-cafe.jp/wp/wp-content/uploads/2019/11/aa923b4a3c6da72d43db464c38f4c130.pdf
ゲンロン10のご購入はこちら!
https://genron-tomonokai.com/genron10/
なぜAI研究は人文学の問題になるのか?
博覧強記の山本+吉川コンビによる『ゲンロン10』刊行記念イベント!
批評誌『ゲンロン』の第2期のスタートを飾る『ゲンロン10』が2019年9月に刊行された。
小特集「AIと人文知」では、山本貴光氏と吉川浩満氏による論考兼ブックガイド「人工知能と人文知を結ぶ15の必読書」を掲載。人文学から見た人工知能研究の歴史を大局的に論じ、第三次AIブームと機械学習技術の意義についても考察している。
「AIを知ることは、人間を知ることであり、世界に生じる変化を考えることでもあるのだ。そのためには、既存の学術領域の境界を越えて、いわば百学連環的な視座を要する」と両氏は述べる。
今回のイベントでは、同誌で取り上げた15冊の内容をより深く掘り下げるとともに、その周辺にある関連文献についても紹介してもらう予定だ。
あらためて、人工知能とはなんなのか?
なぜ、人工知能をつくりたいと考えるのか?
人工知能はわれわれになにをもたらすのか?
文理を超える、ゲンロンカフェならではの濃密な議論をお見逃しなく!
【イベントのページ】
https://genron-cafe.jp/event/20191120/- 104
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2020-11-01 00:00:00
西田亮介×辻田真佐憲【ゲンロン10刊行記念】「国威発揚文化の現在地ーーメディア戦略から政治を読む #3」(2019/10/28収録) @Ryosuke_Nishida @reichsneet【収録時のイベント概要】
【緊急開催!】政治と文化が激動の時代を迎えたいま、国威発揚文化の現在地はどこにあるのかーー。
政治状況を軽妙洒脱なトークで論じる西田亮介氏と辻田真佐憲氏による対談シリーズ「メディア戦略から政治を読む」、毎回好評いただきリクエストも熱く、ついに第三弾を緊急開催!!
辻田真佐憲氏は『ゲンロン10』( https://genron.co.jp/shop/products/detail/236 )に新連載コラム「国威発揚の回顧と展望」を寄稿。第一回の「政治の記号化に歯止めはあるか?」では、現代のプロパガンダを「上からの動員・統制」でも「下からの参加・便乗」でもない新しいモデルで捉えることは可能か、豊富な事例をもとに論じていらっしゃいます。ともに掲載された年譜「おもな国威発揚事案」は日を追うごとに更新され、紙幅いっぱいになるほど・・・。
本イベントではこの「国威発揚の回顧と展望」を両氏とともに振り返りながら、次々と更新する国威発揚文化の現在地を探ります。
また、「政治のメディア戦略」を超えて異常事態が日常化しつつある今日、メディアは何を成しているのか、そしてこれから何を成すことができるのかについても議論することになるでしょう。
前回同様、おそらく質疑応答は無制限!? ゲンロンカフェならではの公開討議をどうぞお見逃しなく!
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西田さんは、2018年に刊行した『情報武装する政治』( https://amzn.to/2WpbX8E )で、
インターネットの登場以降、政治の情報発信はどのように変化してきたかを読み解き、
なぜ「自民党一強」が続くのか、ポスト・トゥルースが叫ばれる世界情勢を踏まえたうえで、
各政党のメディア戦略を解き明かしています。
辻田さんも、同年に刊行した『空気の検閲』( https://amzn.to/2QNlDnl )で戦前・戦中の日本における表現規制を問い直し、
ベストセラー『大本営発表』(幻冬舎新書)( http://amzn.to/2mknpxv )では、戦時下におけるメディア戦略を論じています。
情報戦を超えはじめた政治に、どのように関わっていくことができるのか。
メディアをとおして政治参加は可能か、考えるきっかけにもなるかと思います。
ぜひ会場にてご参加ください。
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【西田亮介 × 辻田真佐憲 対談シリーズ「メディア戦略から政治を読む」】
第一回「なぜ自民党だけがうまくいくのか?──古今のメディア戦略から政治を読む」
https://genron-cafe.jp/event/20180411/
第二回「令和における政治広報の行方──メディア戦略から政治を読む #2」
https://genron-cafe.jp/event/20190703/
【ゲンロン10刊行記念】国威発揚文化の現在地 – ゲンロンカフェ
https://genron-cafe.jp/event/20191028/- 71
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2021-04-01 00:00:00
松山洋平×安達智史×久志本裕子「非イスラム圏のイスラム教徒――イスラムの空間論、ヨーロッパ、そして日本」【ゲンロン10刊行記念】(2020/1/31収録)【収録時のイベント概要】
『ゲンロン10』( https://amzn.to/2SvbkqD )から、コラム「イスラームななめ読み」の連載が開始された。第一回目のコラムでは、ポップ・ミュージック風の音にのせて英語で歌われるイスラム宗教歌――イスラミックポップ――の存在を、非イスラム諸国に生きるイスラム教徒のアイデンティティの変化と交えて紹介した。例えば、イギリス人としての強いアイデンティティを持つ歌い手ハリス・Jは、「Good Life」という楽曲の中で、ロンドンの生活を「アッラーに感謝すべき幸福な人生」として表象している。
本イベントでは、イスラミックポップの主要な担い手である非イスラム圏のイスラム教徒に焦点をあて、ヨーロッパや日本で「マイノリティ」として生きる彼らの実情と、イスラム教の空間論における彼らの位置づけを考察する。
よく知られているように、イスラム教は、今世紀中に世界最多の信者を抱える宗教になると見積もられており、ヨーロッパに居住するイスラム教徒も可視的な数に達している。本邦では、「今後おとずれるかもしれない存在」としてイスラム教徒(とその「危険性」)について議論されることが多いが、すでに日本にも、けっして少なくない数のイスラム教徒が生活の根を下ろしている。
非イスラム諸国に生きるイスラム教徒は、どのような存在なのか。今回は、イギリスにおけるイスラム事情に詳しい安達智史氏、そして、東南アジアや在日のイスラム教徒について研究を進める久志本裕子氏をお招きし、イスラム法の理論的枠組みとフィールドの現実が交差する地点から、日本にも大きく関わるこの問題を検討する。
(松山洋平)
非イスラム圏のイスラム教徒 – ゲンロンカフェ
https://genron-cafe.jp/event/20200131/- 31
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