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2018-09-02 21:47:02
ヨアヒム・ラフ:交響曲第5番ホ長調「レノーレ」作品177Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=K1gG2FI7Kbc&t=4s)。
1774年、ドイツの「疾風怒濤」時代に活躍した詩人ゴットフリート・アウグスト・ビュルガー(1747-1794)は、彼の代表作となるバラード「レノーレ」を発表します。この作品のあらすじは、
「兵士として出征した恋人ヴィルヘルムを待ち続ける娘レノーレは、戦争が終わっても彼が戻ってこないことを嘆き、神を冒涜する言葉を発する。しかし、その日の晩に鎧を着けた騎兵の姿のヴィルヘルムが現れ、『これから婚礼の場所へ行く』とレノーレを馬に乗せて駆け出す。夜明け前、二人は婚礼の場所にたどり着くが、そこは墓場であり、死者たちが墓からよみがえる。レノーレを連れてきたヴィルヘルムは体から肉が崩れ去り、骸骨の姿の死神と化して、彼女を墓場の地下深くの穴に引きずり込むのだった」
という、怪奇小説の先駆けと言うべきものでした。このバラードは「うら若き乙女と馬に同乗する死神」という強烈なヴィジュアル・イメージを周囲に植え付け、ロマン主義の全盛期である19世紀には「レノーレ」を題材にした芸術作品が数多く登場します。
音楽の分野では、リストのピアノ独奏のためのバラード第2番(sm33782037)が本作を下敷きにしているという説もありますが、より直接的なのが、リストの弟子であったスイス出身のヨーゼフ・ヨアヒム・ラフ(1822-1882)の交響曲第5番ホ長調「レノーレ」作品177で、「愛の幸福」「別離」「死しての再会」の3部で構成されていますが、「愛の幸福」は2つの部分に別れているため、実質的には標準的な4楽章の交響曲となっています。本作は標題音楽と正統な古典派交響曲様式の融合が高いレベルでなされており、1873年の初演で大成功を収めたあとは海外でも繰り返し演奏され、後世の標題付交響曲に大きな影響を与えました。現在では、本作はラフの交響曲の最高傑作と評価されています。
バーナード・ハーマン指揮ロンドン・フィルハーモニック管弦楽団吸血鬼解説でレノーレ知ったけど、こんな曲なんか 第3部:死しての再会 第2部:別離 (アンダンテ、クアジ・ラルゲット) (アレグロ) 第1部:愛の幸福
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