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2024年9月26日 07時11分に生成された05時00分のデータです
2018-04-29 14:25:10
リスト:交響詩「人、山の上で聞きしこと」S.95Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=ClcIrzDe3MA)。
1831年、ヴィクトル・ユゴーは詩集「秋の木の葉」を出版しました。リストはこの詩集の一篇に感銘を受けて、1833年ごろから楽想を練り始め、1849年に完成させます。そして 1850年の初演以降にも改訂を加え、1856年の改訂をもって最終稿としました。これが 「人、山の上で聞きしこと」S.95です。
ユゴーの詩の内容は「詩人が山の中で2つの声を聞くが、1つは広大で力強く、秩序のある自然の声で、もう1つは苦悩に満ちた人間の声である。この2つの声は闘争し、入り乱れて、最後は神聖なものの中に解消することになる」 といったもので、リストの曲も「人間の主題」と「自然の主題」が入り乱れつつ、最終的には平和的に解決する流れになっています。
なお、リストはこの曲を示すジャンルとして「交響詩(Sinfonische Dichtung)」という言葉を創始しました。つまり、本作が史上初の交響詩(第1番)ということになります。 ただし、本作は演奏時間がリストの交響詩の中では最も長い約30分で、古典派時代の交響曲に匹敵する長さであるため、一部では「山岳交響曲」と呼ばれ、R・シュトラウスの「アルプス交響曲」の先駆けと評する人もいるようです。
ベルナルト・ハイティンク指揮
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団- 251
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2018-04-29 14:57:04
フランク:人、山の上で聞きしことYoutubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=qOvhVUUkmcQ)。
1831年にヴィクトル・ユゴーが出版した詩集「秋の木の葉」は多くの芸術家たちにインスピレーションを与えました。特に、詩集の一篇に感動したフランツ・リストは1849年に史上初の交響詩「人、山の上で聞きしこと」を作曲するに至り、「交響詩」という新ジャンルを誕生させたことで、音楽界に大きな影響を及ぼしたことが知られています。
しかし、実はリストが感動した一篇に、11歳年下のセザール・フランクもまたインスピレーションを得ており、 リストより早い1846年に管弦楽曲「人、山の上で聞きしこと」(作品番号なし)を作曲していることは、あまり知られていません。そしてリストと同じく、詩の内容「詩人は山の中で2つの声を聞くが、1つは広大で力強く、秩序のある自然の声で、もう1つは苦悩に満ちた人間の声である。この2つの声は闘争し、入り乱れて、最後は神聖なものの中に解消することになる」に沿った、「自然と人間の闘争」を描いた作品となっています。
なお、本作はリストの作品より前に作曲されたため「交響詩」との表記はありませんが、内容的には交響詩そのものであるため「交響詩の前の『交響詩』」として扱われ、交響詩「人、山の上で聞きしこと」とされることがたびたびあります。
クリスティアン・アルミンク指揮リエージュ王立フィル- 217
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