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2024年6月24日 07時12分に生成された05時00分のデータです
2018-11-05 22:28:02
【神道シリーズ】第37回・山王神道(山王一実神道)①(天台宗の作った神道)中世になると、真言宗や天台宗がそれぞれの仏教理論に基づいて独自の神道理論を生み出し、その神道理論に基づいて古事記や日本書紀に出てきた神々仏様の眷属(仲間)にあてがい(これを「比定」と言います)、例えば、アマテラスの本地(本当の姿)は大日如来だとか(真言宗)、比叡山の神様(山王)は大物主神(大貴己神=大国主神)として仮の姿を現してるが、実は正体はお釈迦様なのだとか、全国の地方信仰(単純に山神とか川神様とか呼ばれていたようなもの)にこの公式を次々とあてはめて行きます(比定)。
そしてやがて日本国中の神々(八百万神)はすべて古事記の神様で、しかもその正体(本地)は仏様の眷属(阿弥陀如来とか不動明王とか、、)であると比定することにより、今日に繋がる地方信仰は作られて行きます。(これは古事記のストーリーとはまったく無関係に新たな(仏と神の)関係ストーリーが作られ、それが地方伝承として定着していきます。
山王神道(山王一実神道)や両部神道は、それぞれ天台宗、真言宗が作った神道(仏家神道)で、その後に生成された神道はすべてこの原理をベースに形成されています。
そういった意味では、「日本の神道を作ったのは天台宗と真言宗である」と言ってもまったく過言にはなりません。
今回は、その天台宗による仏家神道を見て行きたいと思います。薬師は家康の漢方通と通じるのかな? 東照ってアマテラスとかぶるな。ちょっと挑戦的な名前に感じるよね。 台密と東密
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2018-11-12 22:41:03
【神道シリーズ】第38回・山王神道②(天台教学と山王神道について)天台宗の山王神道は中世日本(全体)に真言宗の両部神道とともに日本の信仰を二分割したと言っても過言ではないですが(真言系神道7.5対2.5天台系神道)、今回はその山王神道を裏付ける理論としてベースになっている天台密教教学を検証し、どのように天台宗の密教神道(山王神道)が形成されたかを探っていきたいと思います。
真言宗も天台宗も共通してる基本文献(経)は、①大日経②金剛頂経③理趣経ですが、天台密教はさらにこれに④蘇悉地(そちつじ)経(蘇悉地法)が加わります。
まずは、その蘇悉地法とは何か?というところから始め、さらには、天台宗が影響を与えた熊野修験や祇園信仰との関係、そして、天台宗の守護神(山門派は赤山明神、寺門派は新羅明神)がいずれも外国の神様たち(赤山明神>中国道教霊山の主神の泰山府君、新羅明神>新羅道教の神、さらに祇園信仰の牛頭天王(スサノオ)は新羅の神・・・)なのでしょうか?
日本で完成されたとする真言密教に比べ、天台密教は中国や朝鮮半島の影響が強く見られ、それが天台宗の神道、山王神道にも色濃く反映されてます。インド占星術とか関係ないのかな?
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