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2018-11-15 19:27:02
うまみ凝縮!新技術で鮮魚を短期間で「熟成」きょうから販売2018年11月15日 17時09分
国内の魚の消費量が減る中、川崎市の水産組合が大学や企業と共同で新鮮な魚を「熟成」させることに成功し、魚の新たな食べ方として飲食店などへの流通を目指すことになりました。
これは明治大学と民間企業が肉の熟成のために開発した技術を魚に応用したものです。
15日、川崎市北部市場でまぐろやたらの「熟成魚」が披露され、試食会が行われました。
魚の熟成技術について、研究者が、必要な菌を付着させた特殊な布で一定期間魚を覆うことで腐敗を防ぎながら短期間で熟成させることが可能になったと説明しました。
熟成させることで魚のうまみや香ばしさが増すということで、試食した人は「うまみが凝縮されていておいしいです」と話していました。
大学などによりますと、こうした技術で「熟成魚」を商品化したのは全国で初めてだということです。
国内の魚の消費量が減る中、川崎市北部市場でも魚の取り扱い量がこの30年で3分の1に落ち込んでいて、水産組合は、熟成魚を魚の新たな食べ方として流通させ消費拡大につなげたいとしています。
熟成魚は15日から神奈川県内や都内の飲食店で提供されるということです。
川崎北部市場水産仲卸協同組合の種村誠二理事長は「熟成によってうまみを引き出し付加価値をつけているので、多くの人に味わってもらい、おいしさを体験してもらいたい」と話していました。- 205
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