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2024年5月29日 06時22分に生成された05時00分のデータです
2021-02-01 12:00:00
<マル激・前半>5金スペシャル映画特集・劣化する社会の中でドキュメンタリーや実話映画が担う重要な役割その月の5回目の金曜日に特別企画を無料放送する5金スペシャル。
今年最初の「5金」となる今回は、映画、とりわけドキュメンタリー映画や実話を題材にした映画を主に取り上げ、宮台真司が解説した。
今回取り上げた映画は『行き止まりの世界に生まれて』、『KCIA 南山の部長たち』、『ある人質~生還までの398日』、『バクラウ』、『聖なる犯罪者』の5作品。
コロナの惨状もさることながら、それ以前から社会の劣化はとどまるところを知らない。そのような中にあって、われわれはついつい一人ひとりが本来考えておかなければならないことや、見過ごしてはならない大事なものを忘れがちになる。映画はそれに気づかせてくれる貴重な機会を提供してくれる場合が多いが、とりわけドキュメンタリー作品や実話に基づく映画は、そうしたテーマを再確認させてくれる。
『行き止まりの世界に生まれて』(ビン・リュー監督。2018年アメリカ)はアメリカ・イリノイ州の地方都市を舞台に、貧しく暴力的な家庭から逃れるようにスケボーにのめり込む若者たちが、暗い過去と向き合いながら大人になっていく過程を描いたドキュメンタリー。サンダンスのブレークスルー・フィルムメイキング賞を始め世界各国で多くの賞を受賞するなど、ドキュメンタリー作品としては近年希に見る高評価を受け大ヒットとなった。
映画の主人公となる若者グループの一員でもあった中国系アメリカ人のビン・リューが、12年にわたり仲間たちを撮り続けた映像を編集してまとめたドキュメンタリーだが、その映像には、普段はスケボーで街中を徘徊しながら悪ふざけを繰り返す彼ら一人ひとりの悲惨な過去や葛藤と、その現実と向き合えないがゆえにスケボーにのめり込む彼らの生態が見事に描かれている。
格差社会だのトランプ現象だのと一括りにされがちな今日のアメリカの社会で、実際に起きている明日への希望が持てない現実や、酒と暴力に満ちた家族の関係、そしてそこから生じる誰もが抱えている苦しみや痛みがどんなものかをリアルに知ることができる貴重な記録映画でもある。
『KCIA 南山の部長たち』(ウ・ミンホ監督。2020年韓国)は人気俳優イ・ビョンホンがKCIA(中央情報部)部長を熱演する、朴正熙大統領暗殺事件の舞台裏を描いた実話に基づく映画作品。朴大統領とは革命の同志で実質、当時の韓国では大統領に次ぐ権力者だった金載圭・中央情報部部長が、国民の解放のために革命を起こしておきながら、その後、独裁者となり私利私欲にまみれてしまった朴大統領を「韓国国民のため」に殺害するまでの経緯が描かれている。
しかし、金部長はその後の権力奪取まで計画していなかったがゆえに軍を掌握しておらず、結果的にその後、発足した全斗煥による軍事政権によって反逆者として逮捕され処刑されてしまう。
映画の最後に金載圭が死刑判決を受ける直前に公判で語った被告人弁論の映像が紹介されており、その言葉が見る人の胸を打つ。特にその後の韓国が全斗煥の下で再び軍事独裁の支配下に入り、その後も腐敗が続いたという史実と照らし合わせると尚更だ。
『ある人質~生還までの398日』(ニールス・アルデン・オプレヴ監督。2019年デンマーク・スウェーデン、ノルウェー)は十分な計画性もないまま取材のため内戦下のシリアに入りイスラム国の人質となった駆け出しの若きデンマーク人写真家ダニエルが、1年あまりにわたり実際に経験した拷問と飢えと恐怖に苛まれる地獄のような人質生活と、彼を救うために母国で資金集めに奔走する家族の苦しみを同時進行で描いた、これも実話に基づく映画。
この問題をめぐっては、アメリカのように政府がテロリストとの一切の交渉には応じないばかりか、家族が身代金を支払うことも禁じている国もあり、デンマークでも政府は身代金の拠出を拒否し、身代金を支払うための寄付を公然と募ることも法律で禁止されていた。しかし、家族が個人的に集めた寄付によってダニエルは最終的に解放されるが、人質として助け合った仲間のアメリカ人ジェームズ・フォーリーは処刑され、斬首の映像が全世界に公開されてしまう。
イスラム国については日本でも何人かのジャーナリストや活動家が人質になり、ジャーナリストの後藤健二のように実際に殺害されたケースもあったが、人質生活の実態については解放された人質の証言を通じてしかわれわれは知る術を持たない。この作品はイスラム国の人質生活の実態を描いた著書を映画化したもので、ニュースなどでわれわれが繰り返し聞かされてきた「誘拐」、「拘束」、「拷問」、「憎悪」などの言葉が現実にはどのようなものだったのかを知る貴重な機会を提供している。
その他、『バクラウ』(クレベール・メンドンサ・フィリオ監督。2019年ブラジル・フランス)、『聖なる犯罪者』(ヤン・コマサ監督。2019年ポーランド・フランス)など。
後半はこちら→so38198538
(本記事はインターネット放送局『ビデオニュース・ドットコム』の番組紹介です。詳しくは当該番組をご覧ください。)- 315
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2021-08-02 12:00:00
<マル激・後半>5金スペシャル映画特集・「罪」と「責任」の違いと韓国ドラマのすごさ月の5回目の金曜がある週に特別企画を無料でお届けする5金スペシャル。
今週は劇映画を1本、アニメを1本、テレビドラマを1本取り上げたのに加え、マル激史上では初となる韓国ドラマ大特集をお送りする。
最初に取り上げた映画は7月30日公開の『アウシュヴィッツ・レポート』。
ホロコーストをテーマにした映画は毎年のように作られるが、この映画はスロバキア、チェコ、ドイツ3か国の合作によるもので、歴史を記録し伝え続けることの重要さを、実話を基に力強く表現した作品だ。
本編で描かれている、アウシュヴィッツに収容された2人のスロバキア系ユダヤ人の命を賭した行動と、彼らを逃がすためにいかなる懲罰をも厭わない勇気ある囚人仲間達の犠牲がなければ、今日われわれは「ホロコーストなどフィクションだ」といった言説に容易に流されてしまっていたかもしれない。それを身を以て痛感させてくれる。
ナチス政権下のドイツは歴史上類を見ない非人道的罪を犯したが、単に一度謝罪して当事者が訴追されればその罪から開放されるのではなく、未来永劫その責任(responsibility)を取り続ける姿勢を見せることによってのみ、自分たちの過去から解放され、国際社会の尊敬を集めることができると説いたワイツゼッカー元大統領の演説の意味を想起した時、こうして毎年のように質の高いホロコースト映画が作られ続けていることの意味を日本人としても改めて考え直してみたい。
その他、今人気公開中の『竜とそばかすの姫』、元々テレビで放送され現在Netflixで公開されている『微笑む人』を通じて、日本のアニメやドラマの現在地を確認した。
さらに今回はマル激としては初めて、韓国ドラマを取り上げた。コロナの「ステイホーム」によって自宅で映画を見る習慣が急速に広がった2020年、Netflixで人気トップ10に何と韓国ドラマが5作品もランクインした。『愛の不時着』、『梨泰院クラス』、『サイコだけど大丈夫』、『青春の記録』、『キム秘書はいったい、なぜ?』の5つだ。2021年の通年ランキングはまだ出ていないが、今年に入ってからも既に『ヴィンチェンツォ』、『わかっていても』などが大ヒットを飛ばしていてランク入りは間違いない状況だ。韓国語をマスターしていない日本人にとって韓国ドラマは字幕を読む手間もかかる。Netflix上には欧米、とりわけ今や大物俳優を惜しみなく起用するようになったハリウッド映画も数多くあがっている。もちろん日本でヒットしたテレビドラマなども多数ある。そうした中にあってなぜ韓国ドラマがこれほどまでに人気を博しているのか。
実際にこれらの作品を見てみると、単純に作品としての完成度が高いことに加え、ストーリー構成の巧みさ、一見くだらなそうに見えて誰もが思わず笑ってしまうようなギャグの挟み方の絶妙さ等々、確かに韓国ドラマのレベルは高い。問題はなぜ韓国がここまで質の高いコンテンツを提供できているのに、日本がそれに太刀打ちできる魅力的な作品を作れていないのかだ。2020年のNetflixのランキングを見ても、トップ10入りした日本の作品は「嵐」の活動を追ったプロモーショナルなドキュメンタリーとアニメ3作品と「テラスハウス」だけで、ドラマや映画は一つも圏内に入っていない。
今週の5金スペシャルではジャーナリストの神保哲生と社会学者の宮台真司が、『アウシュヴィッツ・レポート』、『竜とそばかすの姫』、『微笑む人』の3作品と、韓国ドラマ特集として『愛の不時着』、『梨泰院クラス』、『ヴィンチェンツォ』の3作品を取り上げて、それぞれの作品の評価と日本の映画やドラマの現在地について議論した。
また番組冒頭では、感染者数がこれまでの最多記録を塗りかえた新型コロナの最新状況と五輪の関係、基準さえ曖昧な「感染者数」のみを発表し続け、これに一喜一憂するメディアの愚、「緊急事態宣言が出ても感染者が減らない以上、政府に強制力のある権限を与えるべき」とする主張の欺瞞などについても議論した。
前半はこちら→so39111336
(本記事はインターネット放送局『ビデオニュース・ドットコム』の番組紹介です。詳しくは当該番組をご覧ください。)- 300
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2021-09-13 12:00:00
<ニュース・コメンタリー>こんな総裁選をやっていて自民党は変われるのか/角谷浩一氏(政治ジャーナリスト)事実上次の総理大臣を選ぶことになる自民党の総裁選は10日、国民の間で人気の高い河野太郎ワクチン担当相が正式に出馬を表明し、既に出馬を表明している岸田文雄元外相、高市早苗元総務相を含め3人の候補者が出揃った。
各候補とも記者会見で自らの政策を語ったが、安倍政権以来の課題となっている森友・加計学園問題や桜を見る会の再調査の必要性については、いずれも否定的な考えを示した。
政治ジャーナリストの角谷浩一氏は党の主流派の支持を得るために、各候補とも自説を封印しており、候補者間の政策の違いが見えなくなっているとした上で、過去2代にわたり政権が倒れた直接の原因となっているコロナ対策と党改革について、どの候補も踏み込んだ主張ができていないと指摘する。
メディア上で異なる主張を展開している石破茂元幹事長は、依然として出馬については沈黙を続けている。
自民党総裁選の見通しについて長年総裁選を取材してきた角谷氏にジャーナリストの神保哲生と社会学者の宮台真司が聞いた。意味がない裏話と個人情報の暴露
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2021-11-01 12:00:00
<マル激・後半>5金スペシャル・これがマル激的総選挙・最高裁審査の争点だその月の5回目の金曜日に特別企画を無料でお届けする5金スペシャル。総選挙直前となる今回はゲスト抜きで、この4年間マル激で取り上げてきたさまざまなテーマを振り返りながら、この選挙で何が問われているのかを様々なアングルから、ジャーナリストの神保哲生と社会学者の宮台真司が議論した。また、先週取り上げた最高裁裁判官の国民審査についても、主要な判決でどの裁判官がどのような判断を下していたかを、あらためて検証した。
マル激が今回の総選挙の争点として独自にあげたポイントは以下の通り。
・政治とメディアの癒着によって脅かされる報道の自由
・検察の公訴権独占で冤罪が繰り返される人質司法
・世界の脱炭素革命の流れから脱落する時代錯誤の日本のエネルギー政策
・官邸に集中させた権力の私物化と濫用
・民意が反映されない選挙制度と最高裁国民審査
・有権者に必要な情報を提供させない時代遅れの公職選挙法
・若年層に三重苦を強いる不公正な選挙制度
・先進国で最低水準の子育て・教育への公的支出
いずれもマル激でゲストを招き様々なアングルから繰り返し議論してきたテーマだが、残念ながらこの4年間、いや安倍・菅政権を通してこの8年あまり、まったく改善が見られないまま今日に至っている。そしてそれらの問題が放置された結果、日本では過去30年にわたり国民一人当たりGDPも国民一人当たりの所得もほぼ横ばいのまま、日本は誰もが羨む先進国中でもトップクラスの繁栄を誇る国から、ほとんどの経済指標で先進国中最低水準へと転落してしまった。
日本が先進国の中で最低レベルに転落しているのは経済面にとどまらない。日本は男女平等の度合いを示す「ジェンダー・ギャップ指数」では156か国中120位、「報道の自由度ランキング」でも180か国中67位、「国政選挙の投票率」でもOECDに加盟する38か国中31位と、民主主義の成熟度を示すあらゆる指標で、先進国の中で最下位グループに低迷している。さらに日本の人質司法による人権侵害は、カルロス・ゴーン元日産CEOの逮捕の際にも、世界中から驚愕を持って受け止められた。エネルギー政策では、相変わらず石炭火力発電所を作り続ける日本が、地球温暖化対策を話し合うための国連気候変動枠組条約締約国会議(COP)のたびに化石賞(Fossil Award)を受賞するのがお約束になりつつある。
問題は日本のこうした根本的な問題が、今回の選挙でもほとんど問われていないことだ。選挙で問われない以上、各党の公約にもこれらの論点は入ってこない。しかし、各党の政策集などを具に見ると、上の全ての論点ではないが、党によってはその一部が含まれているところもある。また、政党の政策としては掲げられていなくても、自分の選挙区の候補者の中には、そのような問題を争点に掲げている候補者もいるだろう。
要は、政党や既存のメディアがお膳立てをしたお仕着せの「選挙の争点」を無批判に受け入れ、その土俵の上での判断を強いられるのではなく、マル激が掲げる争点なども参考にしながら、それぞれの有権者が自分がもっとも優先すべきだと考える争点を持ち、それに基づいて投票行動をすることが重要なのではないか。
今週は①マル激が考えるこの選挙の争点、②イリヤ・ソミンの『民主主義と政治的無知』に見る投票行動のあるべき形、③最高裁国民審査のための各判事の判決検証、④吉田恵輔監督の新作映画『空白』に見る相手の世界で生きるということの意味と選挙との関係、などを神保・宮台の2人がマル激で議論した。
前半はこちら→so39554850
(本記事はインターネット放送局『ビデオニュース・ドットコム』の番組紹介です。詳しくは当該番組をご覧ください。)空白観ます 選挙結果を受け止められそうです。ありがとうございました。
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2021-12-26 00:00:00
清春&宮台真司出演・公開放送‼︎ ROCK NEVER DIE年末番外編スペシャル!!『ROCK TO THE FUTURE ~音楽・表現・エンタメの未来 メタバース・NFTの可能性~』(2021年12月4日放送・後半パート)ゲスト:清春・宮台真司、MC:ジョー横溝その可能性が大いに注目されているメタバースとNFT。
ジャスティンビーバー、米津玄師など、メタバースでのライブを行っているミュージシャンは既に珍しくないし、今後もその数は増え、観客数も増えていくはずだ。
そのメタバースと、付随するNFTの可能性とはどんなものなのか?
音楽をはじめとする表現の未来はどうなっていくのか?
また、そこにはどんな問題があるのか?
メタバースとNFTに注目する清春と、社会学者・宮台真司が熱く語りあう。
メタバース、NFTについて何も知らない人でもわかるよう、基本的な解説からスタートしますので、知識が全くない方も安心してご参加・ご視聴ください。
●日時:12月4日(土) 18時スタート
●出演:宮台真司(社会学者) 清春(ミュージシャン)- 79
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清春&宮台真司出演・公開放送‼︎ ROCK NEVER DIE年末番外編スペシャル!!『ROCK TO THE FUTURE ~音楽・表現・エンタメの未来 メタバース・NFTの可能性~』(2021年12月4日放送・前半パート)ゲスト:清春・宮台真司、MC:ジョー横溝その可能性が大いに注目されているメタバースとNFT。
ジャスティンビーバー、米津玄師など、メタバースでのライブを行っているミュージシャンは既に珍しくないし、今後もその数は増え、観客数も増えていくはずだ。
そのメタバースと、付随するNFTの可能性とはどんなものなのか?
音楽をはじめとする表現の未来はどうなっていくのか?
また、そこにはどんな問題があるのか?
メタバースとNFTに注目する清春と、社会学者・宮台真司が熱く語りあう。
メタバース、NFTについて何も知らない人でもわかるよう、基本的な解説からスタートしますので、知識が全くない方も安心してご参加・ご視聴ください。
●日時:12月4日(土) 18時スタート
●出演:宮台真司(社会学者) 清春(ミュージシャン)- 74
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2021-07-27 00:51:02
東印度尖閣歴史戰「古琉球時代の沖縄ー琉球は倭寇の東印度會社だった(31)」(前半)いしゐのぞむ AJER2021.7.27(3)【会員制サイト:AJERcast】
http://ajer.jp/
#尖閣諸島
#沖縄
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#いしゐのぞむ
Facebookユーザー名 channel Ajer
Facebookページ名 チャンネルAjer
ーシリーズ いしゐのぞむの「東印度尖閣歴史戦」ー
第105回
古琉球時代の沖縄
琉球は倭寇の東印度會社だった(31)
長崎純心大学
石井 望 准教授
前半
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続きはコチラ【会員なんで明とか、清から独立しとんねんと 東印度尖閣歴史戰「古琉球時代の沖縄ー琉球は倭寇の東印度會社だった(31)」(前半)いしゐのぞむAJER2021.7.27(3)
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