タグバロック音楽を含む動画:174件 1ページ目を表示
2024年6月1日 06時23分に生成された05時00分のデータです
2021-09-05 10:23:02
ロックマン風 ヴィヴァルディ - 四季より夏 第3楽章Vivaldi - The Four Seasons, Summer 3rd Movement Mega Man Style
Art by: https://twitter.com/togeshiro_azami
Movie by: https://twitter.com/ChipsNCellos
Chips 'N Cellosさん主催のロックマン風アレンジコンピに提出したやつです。
Chips 'N Cellos' channel: https://www.youtube.com/c/ChipsNCellos
マイリスト: mylist/2667831
YouTube: https://youtu.be/68Wb7-dNmOwダメージ音のガチャッって音が聞こえてきそう ゲートが開く音が聞こえてきそう ここすこ つまりバロックマンということか おお すごい うぽつ タグの「バロック音楽」に草 うぽつ イラストもかっけぇよ すばらしかった いいねぇ GJ 8888888888...
- 2,544
- 371.5
- 1014.0
- 351.4
2021-11-14 19:08:52
【クラシック】ダンドリューの「横笛のロンドー」を弾いてみた【ピアノ】【クラシック】ダンドリューの「横笛のロンドー」を弾いてみた【ピアノ】
ジャン=フランソワ・ダンドリュー 作曲
Jean-François Dandrieu
《クラヴサン曲集 第1巻》より「横笛のロンドー」
"Les fifres (Rondeau)" from 《Premier Livre de Pièces de Clavecin》
使用楽譜:
Premier Livre de Pièces de Clavecin
Restitution d’après l’édition originale par Pierre Gouin
2021 Les Éditions Outremontaises
演奏系総合: mylist/18331638
クラシック系マイリスト: mylist/65665149
ポピュラー、ジャズ、その他: mylist/65665165- 628
- 00.0
- 00.0
- 10.2
2022-12-21 22:15:02
バッハ(ストコフスキー編):小フーガ ト短調 BWV578Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=LHMJFhJNycM)。
指揮者レオポルド・ストコフスキー(1882 - 1977)はバッハの多数の作品を管弦楽用に編曲した
ことで知られています。それらのうち、有名な編曲の1つである小フーガ ト短調 BWV578の管弦
楽版です。
レオポルド・ストコフスキー指揮
管弦楽団- 530
- 00.0
- 10.2
- 00.0
2024-04-23 18:52:02
パッヘルベル「カノンとジーグ」【リコーダー多重録音】(2023.04.17 にYouTubeへ投稿した作品です)
カノンとジーグ/J.パッヘルベル(1653-1706)
「パッヘルベルのカノン」として知られる名曲をリコーダー多重録音で演奏しました。一人4重奏です。
「カノン」とは要するに追いかけっこの曲で、「かえるのうた」と同じように
複数のパートが同じメロディを異なる時点からそれぞれ開始して演奏する形式のことです。
カノンがとても有名ですが、次に演奏されるジーグと一組になっています。
ジーグはそれほど知られていないので、今回は一緒にやってみました。
リコーダーアンサンブル用の編曲は自前です。
【使用楽器】
アルトF管 415Hz
テナーC管 415Hz
バスF管 415Hz
バス ... YAMAHA
他 ... Hirao Recorder Workshopリコーダーは良いね ジーグ 88888888 素敵~ 耳が幸せ... 通奏低音のリコーダーめちゃ良い音出るなあ あ^〜心が洗われる ジーグ カノン 88888888888888888888888888888888 リコーダーの重奏ってめっちゃいいな…...
- 350
- 195.4
- 308.6
- 92.6
2023-07-17 19:30:03
【バッハ】シンフォニア第1番を弾いてみた【クラシック】【バッハ】シンフォニア第1番を弾いてみた【クラシック】
ヨハン・ゼバスティアン・バッハ 作曲
Johann Sebastian Bach
《インヴェンションとシンフォニア》よりシンフォニア第1番 ハ長調、BWV 787
Sinfonia Nr. 1, C-Dur, BWV 787 von 《Inventionen und Sinfonien》
Sinfonia No. 1, C major, BWV 787 from 《Inventions and Sinfonias》
使用楽譜:
Johann Sebastian Bach
Inventionen und Sinfonien
(Zwei und dreistimmige Inventionen/Two and Three Part Inventions)
BWV 772-801
Edited and annotated from autographs and manuscript copies by
Erwin Ratz and Karl Heinz Füssl / Fingering by Oswald Jonas
UT 50042
1973 by Wiener Urtext Edition, Musikverlag Ges. m. b. H. & Co., K. G., Wien
/
バッハ
インヴェンションとシンフォニア
(2声と3声のインヴェンション)
BWV 772‐801
自筆譜および手稿譜にもとづく
注解ならびに校訂 エルヴィン・ラッツ,カルル・ハインツ・フュッスル/
運指法 オズワルド・ジョーナス
UT 50042
ウィーン原典版,音楽之友社
演奏系総合: mylist/18331638
クラシック系マイリスト: mylist/65665149
ポピュラー、ジャズ、その他: mylist/65665165すのこにグランドピアノ乗せてるのか 8888888888888
- 330
- 41.2
- 10.3
- 10.3
2022-01-19 19:25:02
バッハ:カンタータ第78番「イエスよ、汝わが魂を」BWV78Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=sf4FXpS22-o)。
バッハが1724年に作曲し、9月10日の三位一体節後第14日曜日の礼拝で初演されたカンタータ「イエスよ、汝わが魂を」BWV78は、曲が親しみやすいことと、バッハのコラール・カンタータの中でも完成度が高いことが両立しており、バッハのカンタータの中でも人気が高い曲です。初演日の礼拝ではルカ福音書から「イエスがらい病の患者を治す」下りが説教の主題として選ばれており、本作はその説教に沿って、イエスに救いを求めて歩み行く道程での期待や迷走、癒し、そして神への信頼が歌われています。
音楽的には全7曲からなり、コラール合唱に始まって、レチタティーヴォとアリアを経てコラール合唱で締めくくるというバッハの典型的なコラール・カンタータの様式となっています。
ウルズラ・ブッケル(ソプラノ)
ヘルタ・テッパー(コントラルト)
ジョン・ファン・ケステレン(テノール)
キース・エンゲン(バス)
カール・リヒター指揮
アンスバッハ・バッハ・ソロイスツ
ミュンヘン・バッハ合唱団- 312
- 00.0
- 10.3
- 00.0
2022-03-09 14:12:02
バッハ:平均律クラヴィーア曲集(エトヴィン・フィッシャー演奏 世界初全曲録音)Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=JysTlgUXuXk)。
1933~36年、当時のバッハ演奏において第一人者と目された名ピアニストのエトヴィン・フィッシャー
(1886 - 1960)によって録音された、バッハの平均律クラヴィーア曲集の世界初全曲録音です。全体的
に速いテンポで演奏されていますが、その内容はむしろ整然としており、戦前においてカザルスの無伴
奏チェロ組曲と並ぶバッハ演奏の決定盤と高く評価されたのもうなずける名演奏となっています。
エトヴィン・フィッシャー(ピアノ)- 278
- 00.0
- 00.0
- 00.0
2022-03-18 18:50:00
【SynthesizerV】ああ孤独よ (O Solitude) / ヘンリー・パーセル【Eleanor Forte AI】初投稿です。
イギリス・バロック音楽の作曲家、ヘンリー・パーセル(1659~1695)の曲をEleanor Forte AIでカバーしました。
原曲はグラウンド・バス(4小節の繰り返し)を演奏する通奏低音とソロの2声部だけという極めてシンプルなもの。
編曲にあたってはエレノアさんの声がポップス向きなので、つられて伴奏も派手めになっています。
日本語訳はかなり意訳してあります。間違いがあるかもしれません。
後半に出てくる貴方(thee)は孤独を擬人化しているみたいです。「自分自身について考えると、孤独そのものに浸ることができない」というニュアンスでしょうか。
O Solitude, My Sweetest Choice Z.406
音楽: ヘンリー・パーセル
編曲: やしろ
歌詞: キャサリン・フィリップス (マルカントワーヌ・ジラール・ド・サンタマンのフランス語詩による)
日本語訳: やしろ
声: Eleanor Forte AI (Synthesizer V)
管弦楽編成(登場順): コントラバス、テオルボ、チェロ5、オルガン、プリペアド・ピアノ、ハープシコード、クラヴィコード、シンセサイザー、トロンボーン5- 272
- 00.0
- 51.8
- 41.5
2021-12-22 18:01:03
バッハ:カンタータ第75番「乏しき者は食らいて」BWV75Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=CVigm_9XHj0)。
バッハのカンタータ「乏しき者は食らいて」BWV75は、1723年に彼がライプツィヒのトーマスカントルに着任して初めて披露したカンタータで、トーマス学校内の宿舎に入居してわずか1週間後、三位一体節後第1日曜日である5月30日にニコライ教会で初演されました。
本作はライプツィヒ市民に対してバッハが自分の能力を紹介するための作品という側面があり、第1部7曲、第2部7曲の14曲からなる大規模な作品となっています。作品は第1部の第1曲が合唱曲、第2部の第1曲(第8曲)がシンフォニアという違いはあるものの、後に続く曲がレチタティーヴォとアリアが交互に演奏される構成はどちらの部も共通しており、更にそれらはソプラノ・アルト・テノール・バスのアリア、レチタティーヴォがすべて含まれていて、バッハが自分の音楽的能力を最大限に発揮した構成となっています。ただし、これらのレチタティーボは聖書の「貧しいものは幸せだ」という歌詞を装飾を変えながら歌っており、「小手先の技術で単一の曲を使い回している」と評価を下げる意見もあります。
とはいえ、本作の初演は見事な成功を収め、この後バッハはライプツィヒでほぼ毎週1曲のペースでカンタータの作曲・上演を行うこととなりました。
ミリアム・フォイアージンガー(ソプラノ)
ダミアン・ギヨン(アルト)
ヴォルフラム・ラトケ(テノール)
クリスティアン・イムラー(バス)
シギスヴァルト・クイケン指揮
オランダ・バッハ協会管弦楽団
オランダ・バッハ協会合唱団- 263
- 00.0
- 00.0
- 10.4
2021-12-02 15:06:02
【イタリア歌曲】悩む心よ追うがいい/紅の美しい扉よ - A.ファルコニエーリ【東北ずん子】第十二回ボカロクラシカ音楽祭応募作品(バッハ以前)
イタリア歌曲集第2巻から、アンドレア・ファルコニエーリ(1586-1656)の曲を2つ、東北ずん子の歌でお届けします。
歌詞字幕を作る体力が残されていなかったので今回は静止画でご容赦ください。
バロック初期にあたる時期に作られた曲ですが、今回はピアノにチェロとオーボエを加えた編成で演奏しました。
声楽を習う東北ずん子という設定でご鑑賞ください。うぽつですー 88888 888888888
- 262
- 31.1
- 135.0
- 20.8
2023-12-02 18:51:02
【オリジナル曲】Crossroads - The Ad Balloon 【Instrumental】【nniインスト曲】どうも、アドバルーンです。
先日上げた動画の再アップです。
弦楽四重奏とピアノを中心に作った曲です。
高評価・フォローお願いします
オリジナル曲マイリスト
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
https://www.nicovideo.jp/mylist/75964124?ref=androidapp_other- 220
- 00.0
- 20.9
- 10.5
2023-01-07 12:21:02
ジョバンニ・ガブリエーリ:4声のカンツォン 第2番/Giovanni Gabrieli: Canzon seconda a 4, Ch.187MIDIデータ制作者:
Werner Icking (2001)
http://www.icking-music-archive.org/ByComposer1/G.Gabrieli.php
※音色をチェンバロに変更して使用
収録音律:
1. 12等分平均律
2. キルンベルガー第1法
3. キルンベルガー第2法
4. P.C.1/6コンマ・ミーントーン
5. S.C.1/4コンマ・ミーントーン
6. S.C 2/7コンマ・ミーントーン
使用音源:Pianoteq v6.7.3 C.Grimaldi Harpsichord A+B
C=523.25Hz (A=440Hzの時の平均律のC音基準)
ストレッチ設定:1.00 (ストレッチ無し)
古典音律引用元:
・オルガンの歴史とその原理 平島達司 神戸松蔭女子学院(短期)大学学術研究会
・長嶋洋一 音律について (1993年) http://www.nagasm.org/ASL/temper/index.html
・Wikipedia 「中全音律」 https://ja.wikipedia.org/wiki/中全音律
- 207
- 10.5
- 21.0
- 00.0
2021-08-11 10:53:02
作曲者不詳:ルカ受難曲 BWV246(伝バッハ作)Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=1GMu6sEm-5U)。
バッハが作曲した受難曲は、19世紀に編纂された旧バッハ全集では4曲とされ、その中には「ルカ受難曲」BWV246が含まれています。この作品はバッハの生前に1730年と1743~46年の間の2度演奏されており、バッハの自筆譜が遺されていたため、バッハ作とされていました。
しかしその後の研究では、1727年初演の「マタイ受難曲」より後の作品にも関わらず音楽様式にバッハらしからぬ稚拙さがみられることから、1730年の演奏会に間に合わせるために作曲者不詳の受難曲を筆写して自作の代わりに演奏したと推測されており、新バッハ全集では除外されています。
ただ、バッハは本作を単純な筆写のみで終わらせず、2度目の演奏に際して楽器編成に手を入れたり、コラールを追加したりしており、バッハの音楽技法を研究するうえで重要な史料であることは間違いありません。
ヴォルフガング・ヘルビッヒ指揮
ブレーメン・バロック管弦楽団
アルスフェルト声楽アンサンブル- 191
- 00.0
- 10.5
- 21.0
2022-08-24 18:27:02
バッハ:カンタータ第140番「目覚めよと、われらに呼ばわる物見らの声」BWV140Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=DqZE54i-muE)。
バッハのコラール・カンタータの中でも高く評価される「目覚めよと、われらに呼ばわる
物見らの声」BWV140は1731年に作曲され、この年の三位一体主日後第27主日である11月
25日に初演されました。
三位一体主日後第27主日、つまり三位一体主日より27番目の日曜日は暦の関係で復活節が
3月26日以前に繰り上がった年にしか現れません。バッハがライプツィヒにいたころにこの
祝日が存在した年は1731年と1742年の2回だけで、1723年に着任してから8年後の1731年
に、ようやくバッハはこの祝日にちなんだカンタータを作曲することとなりました。
この日はマタイによる福音書から、花婿の到着を待つ花嫁のたとえにより、神の国の到来
はいつ来るかわからないので常に備えるよう説く逸話が章句となっており、本作もこの章
句に沿って、真夜中に物見らの声を先導として到着したイエスが、待ちこがれる魂との喜
ばしい婚姻へと至る情景を描いたものとなっています。
音楽様式としては、全7曲からなる本作の基礎として、フィリップ・ニコライのコラールが
第1曲、第4曲、第7曲に用いられており、特に第4曲のテノールによるコラールは、後にオ
ルガン独奏用に編曲されて「シューブラー・コラール集」の第1曲に取り入れられ、単独の
オルガン曲としても有名になっています。
マリア・ケオハナ(ソプラノ)
ティム・ミード(アルト)
ダニエル・ヨハンセン(テノール)
マシュー・ブルック(バス)
ヨス・ファン・フェルトホーフェン指揮
オランダ・バッハ協会管弦楽団
オランダ・バッハ協会合唱団ソフトバンクホワイト学割のテーマ この曲だったな。 うぽつ
- 183
- 21.1
- 00.0
- 00.0
2021-06-02 18:14:03
バッハ:パッサカリアとフーガ ハ短調 BWV582(ペダルピアノ演奏)Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=DF864Fev0ws)。
通常のピアノにオルガンと同様のペダル鍵盤を取り付けたペダルピアノは、同様のペダルを持つ
ペダル・ハープシコード(ペダル・チェンバロ)の後継楽器として18~19世紀において一般的で、
モーツァルトやシューマンなどに好まれましたが、20世紀以降は長らく忘れられていました。
21世紀に入り、イタリアのピアノ奏者ロベルト・プロッセダはペダルピアノに並々ならぬ興味を
示します。彼は2011年にペダルピアノによる演奏会を開いただけでなく、翌2012年にはイタリア
のオルガン製作者クラウディオ・ピンチと共同で新しいペダル「ピンチペダルピアノシステム」
を開発しました。このピアノには37のペダル鍵盤が付いており、これと通常のピアノに付いてい
る3つのペダルを併用することで、足元だけで5オクターブ、低音寄りの61の鍵盤を弾くことがで
きるという特徴を持っています。
プロッセダは2台のスタインウェイを合体させたピアノにピンチペダルピアノシステムを取り付け、
1台のピアノの低音部をペダル鍵盤で演奏可能にしており、いわば両手と両足で連弾(4手ピアノ)
演奏がこなせるこのピアノで演奏会を積極的に開いています。この動画は、プロッセダがペダルピ
アノによって演奏したバッハのパッサカリアとフーガ ハ短調 BWV582です。
ロベルト・プロッセダ(ペダルピアノ)- 180
- 00.0
- 00.0
- 00.0
2022-07-06 17:35:02
バッハ:カンタータ第131番「主よ、深き淵よりわれ汝を呼ぶ」BWV131Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=2Xd5vY6NM80)。
1707年、21歳のバッハはミュールハウゼンにある聖ブラジウス教会のオルガン奏者募集に応募し、
試験演奏で見事な腕前を示して就任することとなりました。しかし、彼が就任する直前の5月末に
ミュールハウゼンで大火が発生し、聖ブラジウス教会周辺も被災してしまいます。そして7月ごろ、
ミュールハウゼンにあるもう1つの教会である聖マリーア教会の牧師は、大火後の悔い改めの礼拝
に演奏するためのカンタータの作曲をバッハに依頼しました。カンタータ「主よ、深き淵よりわれ
汝を呼ぶ」BWV131は作曲・初演がいつごろなのかを示す資料が残っていない作品ですが、おそら
くこの依頼に応じて作曲され、1707年中に初演されたと考えられており、この作品の作曲・初演
によって、バッハはミュールハウゼンでの音楽活動を始めたと思われます。
本作の歌詞は詩篇第130篇をルターがドイツ語に翻訳したものが使われ、嘆きの底から希望の新生
を歌うものとなっています。音楽様式としては、同時期に作曲されたと思われるカンタータ「神の
時こそいと良き時」BWV106と類似していますが、BWV106が全4曲なのに対して本作は全5曲で、
合唱曲とアリア・コラールが交互に演奏される構成となっています。
また、作品中のルターによるコラールは後に「深き悩みの淵より、われ汝に呼ばわる」BWV38で
も使用されています。
ロタール・オディニウス(テノール)
クラウス・メルテンス(バス)
トン・コープマン指揮
アムステルダム・バロック管弦楽団
アムステルダム・バロック合唱団- 173
- 00.0
- 00.0
- 00.0
2022-03-23 20:43:02
ジョージ・バランシン:コンチェルト・バロッコ(バッハ:2つのヴァイオリンのための協奏曲 BWV1043)Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=pbNvhuiKo7A)。
ロシア出身のバレエダンサー・振付家であるジョージ・バランシン(1904 - 1983)は、物語のない「プロットレス・バレエ」を多数手がけ、ダンサーの身体の動きによって音楽そのものを表現する「音楽の視覚化」を試みました。その試みの代表作の1つといえるのが、1941年に初演された「コンチェルト・バロッコ」です。この作品でバランシンはバッハの「2つのヴァイオリンのための協奏曲」BWV1043に振付を行い、見事な成功をおさめました。これにより、彼はアブストラクト・バレエ(抽象バレエ)という新たなジャンルを創造したとされています。
この動画は1969年、カナダのテレビ番組として放映されたもので、スザンヌ・ファレルやマーニー・モリス、コンラッド・ルドロウなど、後にソリストやプリンシパルになったダンサーが数多く参加しており、その踊りの技量は申し分ありません。ただし、元動画の保存状態に問題があったのか、終結部で一瞬だけ画像や音の乱れがあるのが惜しまれます。- 167
- 00.0
- 10.6
- 21.2
2022-12-14 07:07:02
バッハ:フランス組曲 BWV 812~817(ユアン・シェン)Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=zmEa7KX6D00)。
海外において「中国人で最高のバッハの解釈者」と高く評価されているピアニスト、
ユアン・シェン(Yuan Sheng)の演奏による、バッハのフランス組曲全曲です。
ユアン・シェン(ピアノ)- 162
- 00.0
- 10.6
- 00.0
2023-01-19 21:05:00
【SynthVクラシック】神々しき光の永遠の源よ (Eternal Source of Light Divine) / ゲオルク・フリードリヒ・ヘンデル【Eleanor Forte AI】ゲオルク・フリードリヒ・ヘンデル(Georg Friedrich Händel、イギリスではGeorge Frideric Handel)はイタリアを旅行し現地の音楽を十分学んだ後、1710年ハノーファー選帝侯の宮廷楽長に任命されました。しかしその直後ロンドンへ旅行し、イタリア語オペラを上演し成功させます。1712年11月には再びロンドンに向かい、以降ヘンデルはずっとイギリスに住み続けました。この「アン女王の誕生日のためのオード」はロンドン到着直後の1713年2月6日、当時のイギリス女王アンの誕生日を祝うために作曲されたと言われています(しかし女王が本当に演奏を聴いたのかは定かではないようです)。
冒頭のEternal Source of Light Divine(神々しき光の永遠の源よ)はアルト(またはカウンターテナー)独唱曲であり、単独でもよく演奏されます。
もともとエレノアさんにはオペラ的なアリアが合うのではないか?と思い探すうちに出会ったこちらの曲ですが、トランペットのオブリガードも加わり荘厳な雰囲気が重視された曲だと思います。シンプルかつ奥深いヘンデルの音楽の魅力を少しでも伝えられましたら幸いです。
Eternal Source of Light DIvine - "Ode for the Birthday of Queen Anne" (1713)
作曲: George Frideric Handel (1685 - 1759)
歌詞: Ambrose Philips (1674 - 1749)
訳詞:やしろ
独唱: Eleanor Forte AI (Synthesizer V)
多くの歌手が歌っていますが、「オンブラ・マイ・フ」で有名なキャスリーン・バトルの録音はおすすめです(共演しているウィントン・マルサリスのトランペットも素晴らしいです)。- 160
- 00.0
- 31.9
- 21.3
2021-12-08 17:52:02
バッハ:カンタータ第71番「神はいにしえよりわが王なり」BWV71Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=JkmJuEAFDK4)。
1708年、バッハはミュールハウゼン市で行われる市参事会員交代式のためのカンタータ「神はいにしえよりわが王なり」BWV71を作曲し、同年2月4日の市参事会員交代式で初演しました。当時、ドイツでは市の有力者で構成する参事会メンバーが神の御前での交代式を執り行う際に、カンタータが演奏されており、本作もそのために作曲されました。このような事情から、本作は初演直後にミュールハウゼン市が印刷出版しており、結果としてバッハの生前に印刷譜が出版された唯一のカンタータとなりました。
23歳と若いころのバッハが作曲したものであるため、後年の作品と比べると素朴な作りですが、ミュールハウゼン市の公式行事で演奏されるため、トランペット3とティンパニからなるファンファーレ群、リコーダー2・オーボエ2・ファゴットからなる木管楽器群、弦楽器群の3群にオルガンと通奏低音という演奏規模が大きい作品となっています。歌われる内容は神を王として崇め、慈しみを求める詩篇第74篇が主題で、これに若干の聖句や自由詩が追加されています。
ヴィルヘルム・ヴィートル(ソプラノ)
クルト・エクヴィルツ(テノール)
ポール・エスウッド(アルト)
リョーヴェ・ヴィッサー(バス)
ニコラウス・アーノンクール指揮
ウィーン・コンツェントゥス・ムジクス
テルツ少年合唱団- 154
- 00.0
- 00.0
- 00.0
2023-06-23 22:41:02
【巡音ルカ等】夢から覚めさせないで【オリジナル曲】「...虫、草花、砂石、万物に意義がある。すべての存在するものは世界の最終目的を取り巻きながら動き続けている。そのことを認識している我々は、この世界の目的を知り、促進させ、またこの世界を愛する力を持ち合わせている。そのためこの壮大な宇宙の中において重要な位置に立たされているのである。」
ああ、なんと美しいのだろうか!
どうか私をこの水晶のような夢の中から覚めさせないでほしい。
こんにちは、ワタセ(Ariosto)です。
チェンバロの貴重な使用許可をいただき、これを機に今回の作品を構想し完成に至りました。この作品を、この世界で明晰夢を見るすべての人々に送りたいと思います。
お聴きいただき、ありがとうございます。
Recorded in Kawasaki December 8th, 2022
曲/詞/Mix:ワタセ https://twitter.com/Ariosto_wts
S:巡音ルカ
M.S.:初音ミク
A:初音ミク
B:Kaito
Harpsichord:氷IC https://instagram.com/koori_0702
Trumpet:立花 えま https://instagram.com/tachibana_ema_a
録音:BEN LAI
絵/動画:umiko https://twitter.com/umiko_illu
別作【ニヒリティの刻み】:sm37866719
---------------------------
「夢から覚めさせないで」
目を覚めさせないで
夢の最奥
永久に、輝く
水晶のように- 150
- 00.0
- 117.3
- 32.0
2022-01-05 18:28:02
バッハ:カンタータ第76番「諸々の天は神の栄光を語り」BWV76Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=j_ltfoLM-IY)。
1723年、バッハはライプツィヒの聖トーマス教会のカントル(トーマスカントル)に任命され、着任後の最初のカンタータとして「乏しき者は食らいて」BWV75(sm39788506)が5月30日に披露されました。そしてその一週間後、三位一体後節第2日曜日にあたる6月6日に2番目のカンタータとして初演されたのが「諸々の天は神の栄光を語り」BWV76です。
本作はBWV75に続いて演奏されることを念頭に、BWV75と音楽様式上ペアになることを考えて作曲されました。第1部7曲、第2部7曲の14曲構成であること、ソプラノ・アルト・テノール・バスの4つすべてのアリアがあること、アリアとレチタティーヴォが交互に演奏されることなど、両曲はほぼ共通した構成となっています。一方BWV75との相違点としては、男声のアリアがより技巧的であること、そしてトランペット独奏が随所に現れて全体的に輝かしい曲想となっていることで、題名通り「神の栄光を語」る明るい響きに満ちた大規模な楽曲です。
本作はBWV75と並んでライプツィヒ市民に高く評価され、バッハはトーマスカントルとして順調な滑り出しに成功しました。現代においても、本作はライプツィヒ時代にバッハが作曲したカンタータの中でも傑作の1つと評されています。
なお、第2部冒頭(第8曲)のシンフォニアは、後に編曲されてオルガンのためのトリオソナタBWV528の第1楽章に転用されています。
エディット・マティス(ソプラノ)
アンナ・レイノルズ(アルト)
ペーター・シュライアー(テノール)
クルト・モル(バス)
カール・リヒター指揮
ミュンヘン・バッハ管弦楽団
ミュンヘン・バッハ合唱団- 147
- 00.0
- 00.0
- 00.0
2021-09-08 10:44:02
ヴィドール:「バッハの思い出」より 第4曲「夜警の行進」Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=fIyaR6utQSE)。
ヴィドールによるバッハ作品のオルガン編曲集「バッハの思い出」より、第4曲「夜警の行進」です。原曲はバッハのオルガン曲の中でも知名度が高い「シュープラー・コラール集」の第1曲「目覚めよと呼びわたる物見の声」BWV645ですが、中間部ではヴィドール独自の旋律が挿入され、「夜警の行進」という題名に沿って原曲から印象が変わった展開になっています。
ベルンハルト・シュナイダー(オルガン)88888888888888 ここ最高 ずっと探してた曲だ ありがとう ありがとう
- 142
- 32.1
- 10.7
- 00.0
2023-03-26 18:16:02
ヘンデル作曲ソロモン HWV 67 『シバの女王の入城』ヘンデル作曲ソロモン シバの女王の入城をあかりちゃん、ずんちゃん、琴葉姉妹に歌わせてみました。
因みに背景はSimss4の自作の宮殿を使用 雰囲気を強調してみました。
立ち絵:夜刀先生 https://seiga.nicovideo.jp/clip/3327058- 141
- 32.1
- 64.3
- 00.0
2023-04-19 18:08:03
バッハ:ブランデンブルク協奏曲(カラヤン指揮ベルリン・フィル 1964、65年録音)Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=efosxyYOhBQ&t=271s)。
ヘルベルト・フォン・カラヤンはベルリン・フィルを指揮してバッハのブランデンブルク協奏曲全曲を2度
録音しています。この動画は最初の録音で、1964年及び65年に録音されました。
当時は古楽器による演奏が一般的ではなく、他の指揮者も現代楽器でバッハ作品を演奏していましたが、
それらの中でもカラヤンの流麗な演奏は、名演とされるカール・リヒター指揮の演奏とは対極でありなが
ら、カラヤンの統率力と個々の演奏者の技量がかみ合った極めて優れた演奏といえます。
後の2度目の録音の方がカラヤンの美学が徹底しているといわれ、評価も高いようですが、独奏者はこち
らの方が優れているように思え、個人的には好みです。
ミシェル・シュヴァルベ(ヴァイオリン)
ローター・コッホ(オーボエ)
アラン・シヴィル(ホルン)
カールハインツ・ツェラー(フルート)
アドルフ・シェルバウム(トランペット)
エディト・ピヒト=アクセンフェルト(チェンバロ)
ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団- 137
- 00.0
- 00.0
- 10.7
2023-04-23 02:38:02
ブクステフーデ作曲 テ・デウム[神よ、汝を賛美します] BuxWV218ブクステフーデ作曲 テ・デウムをギャラねえ、そらねえ の二人のお姉ちゃんに歌わせてみました。
因みに選曲がマニアックすぎますが、理由がGWらしい行楽的な雰囲気で選びました。
追伸:お姉ちゃんズ流行るといいなぁ!
立ち絵:夜刀先生 https://seiga.nicovideo.jp/clip/3327058うぽつ 88888888888888 うぽつ~
- 135
- 85.9
- 85.9
- 10.7
2022-10-08 12:15:02
ガボット「リュート組曲第4番より」【Vocaloid5、Sinsy】StudioONE5になって音質がキレイになったわ。エフェクターを改善したみたいね。便利だったmultiband dynamicsが無くなったのは気になるけど。。。
すばらしい888888888888888888888888 アカペラのバロックいいですね。心が洗われる。
- 134
- 21.5
- 53.7
- 43.0
2021-07-07 18:41:03
バッハ:無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番 ニ短調 BWV1004より「シャコンヌ」(ニッケルハルパ演奏)Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=0v56JcmKzNU)。
スウェーデンの民族楽器であるニッケルハルパ(nyckelharpa)は、スウェーデン語で「鍵盤付き弦楽器」という名前の通り、弦を押さえる鍵盤が付いており、その鍵盤を押さえながらヴァイオリンなどの弦楽器のように弓で弦を擦って音を出す楽器です。弦は16本ありますが、このうち弓で擦るのは4本だけで、残りの12本は演奏弦の特定の音に共鳴して響きを豊かにする「共鳴弦」であり、教会内部で演奏するかのような残響を感じさせるようになっています。
ニッケルハルパの最古の記録は1350年頃、首都ストックホルム沖にあるゴットランド島教会の門に描かれたレリーフに演奏者の絵が残されており、16~17世紀には類似する楽器がドイツ国内でも演奏されていました。一旦は廃れていましたが、1960年頃からリバイバル活動が起こり、現在ではスウェーデン国内のリバイバル・フォークバンドなどで重要な位置を占めるほか、2007年には日本ニッケルハルパ協会が設立されています。- 130
- 00.0
- 21.5
- 10.8
2021-06-16 16:56:02
バッハ(アンネレーン・レナエルツ編):無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番 ニ短調 BWV1004より「シャコンヌ」(ハープ独奏版)Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=KHwsHXtVWks)。
ベルギー出身で「リリー・ラスキーヌ国際ハープ・コンクール」のグランプリ(最高賞)の受賞歴もある女
性ハープ奏者アンネレーン・レナエルツの編曲・演奏による、バッハの無伴奏ヴァイオリン・パルティータ
第2番 ニ短調 BWV1004より「シャコンヌ」のハープ独奏版です。
アンネレーン・レナエルツ(ハープ)おおー
- 129
- 10.8
- 53.9
- 21.6
2022-10-22 00:23:03
12種類の演奏によるヴィヴァルディの「四季」ヴィヴァルディの「四季」の春夏秋冬各3曲計12曲を、12種類の違う演奏をつなげて聴く企画です。
内容は、
春
#00:00 イ・ムジチ/アーヨ(イ・ムジチ初録音)
#03:41 イ・ムジチ/アーヨ(イ・ムジチの四季、ステレオ初録音)
#06:41 ミュンヒンガー指揮シュトゥットガルト室内管弦楽団
夏
#11:30 バーンスタイン指揮ニューヨークフィル/コリリアーノ
#18:04 オーマンディ指揮フィラデルフィア/フルシロウ
#20:27 ストコフスキー指揮ニュー・フィルハーモニア/ビーン
秋
#23:38 イ・ムジチ/カルミレッリ(イ・ムジチの四季、デジタル初録音)
#29:06 小澤指揮ボストン響/シルヴァースタイン
#31:43 カラヤン指揮ウィーンフィル/ムター
冬
#35:06 ホグウッド指揮エンシェント室内管弦楽団
#38:29 東京ヴィヴァルディ合奏団
#40:33 イ・ムジチ/フィオリーニ(2021年録音)
以上です。癒されます!
- 118
- 10.8
- 32.5
- 10.8
2024-02-14 18:19:02
バッハ:マタイ受難曲 BWV244(小澤征爾指揮サイトウ・キネン・オーケストラ)Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=auAlA0qxUI4&t=4879s)。
1997年9月、第6回サイトウ・キネン・フェスティバル松本において、小澤征爾の指揮、サイトウ・キネ
ン・オーケストラ等により、バッハのマタイ受難曲 BWV244の全曲演奏が行われました。これは、小澤と
の親交が深かった武満徹からの提言が元となって実現したものですが、前年の1996年に武満はガンにより
死去しており、この演奏を聴くことはかないませんでした。
図らずも武満への追悼の意味合いも加わったこの演奏では、一部では古楽器が使用されているものの、基本
は現代楽器による演奏ということで賛否両論があるようですが、自分が聴いた限りでは、小澤とサイトウ・
キネン・オーケストラのコンビによる最良のバッハ演奏なのは間違いないかと思います。
クリスティアーネ・ウルツェ(ソプラノ)
ナタリー・シュトゥッツマン(アルト)
ジョン・マーク・エインズリー(テノール)
トーマス・クヴァストホフ(バス・バリトン)
小澤征爾指揮
サイトウ・キネン・オーケストラ
東京オペラシンガーズ- 116
- 00.0
- 21.7
- 00.0
2023-03-29 19:51:03
バッハ:平均律クラヴィーア曲集 第1巻(ワンダ・ランドフスカ)Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=bvh6D7hyKP0&t=6428s)。
バッハの平均律クラヴィーア曲集の世界初の全曲録音は、ピアノによるエトヴィン・フィッシャーの演奏
(sm40150820)ですが、つづく2番目の、そして世界初のチェンバロ演奏による全曲録音を成し遂げた
のは、ワンダ・ランドフスカでした。このうち、第1巻は1949年に、第2巻(sm42039952)は1952年に
録音されました。
ランドフスカは、いったんは過去の遺物とされたチェンバロを20世紀に復興させた立役者で、バッハのク
ラヴィーア作品はチェンバロで演奏されるべきとの持論を持っており、その信念に基づいて数多くのバッ
ハ作品をチェンバロで演奏・録音しました。とはいえ、彼女が演奏で使用したチェンバロはグランド・ピ
アノの構造を利用して製造されたモダン・チェンバロであり、現在では一般的な古楽器としてのチェンバ
ロとはかなり音色が異なっていて、チェンバロ復興の過渡期を偲ばせる録音となっています。
ワンダ・ランドフスカ(チェンバロ)ちょうどチェンバロのが聴きたいと思ってた ありがとう
- 114
- 10.9
- 10.9
- 00.0
2023-01-04 19:52:02
バッハ:インヴェンションとシンフォニア BWV 772~801(ニコラーエワ)Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=_bL7oyuqEwA)。
旧ソ連におけるバッハのピアノ演奏のスペシャリストといえば、タチアナ・ニコラーエワ
(1924 - 1993)の名前を挙げる人は少なくないかと思います。
彼女の弾くインヴェンションとシンフォニアは「活動的な長調の曲と静謐な短調の曲」と
いうメリハリの効いた、それでいてバッハが楽譜に書いた音をきちんと再現していると感
じられる演奏で、間違いなくバッハ作品の最高の解釈者の1人であることを理解できるもの
となっています。
タチアナ・ニコラーエワ(ピアノ)- 111
- 00.0
- 00.0
- 00.0
2022-04-08 20:29:02
スウェーリンク:「わが青春は過ぎにけり」による変奏曲Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=qnCqOKE9N4Y)。
オランダにおける初期バロック音楽の作曲家ヤン・ピーテルスゾーン・スウェーリンク(1562 - 1621)は、数多くの優れた鍵盤楽器のための作品を作曲すると同時に、数多くのドイツ人の弟子を育成した教育者としての手腕も優れており、北ドイツ・オルガン楽派の開祖として後世に多大な影響を与えました。
彼の作品の中で最も知名度が高いのは、ドイツ民謡を題材とした6つの変奏からなる「わが青春は過ぎにけり(わが青春はすでに過ぎ去り)」による変奏曲で、作曲年代は不明ながら、彼の他の作品に先駆けて1894年に出版されており、その人気の高さをうかがい知ることができます。
ジェームス・デイヴィッド・クリスティ(オルガン)- 110
- 10.9
- 00.0
- 00.0
2022-12-04 12:50:02
Child of Choked Pleas / funkyzukin ft. 初音ミクいいじゃん 88888888 うぽつ GJ
- 102
- 54.9
- 1110.8
- 32.9
2021-07-28 18:33:02
バッハ(ブゾーニ編):半音階的幻想曲とフーガ ニ短調 BWV903(ピアノ独奏版 BV B 31)Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=nxFSlyzUvqw)。
バッハの半音階的幻想曲とフーガ ニ短調 BWV903は、バッハが弟子たちへの練習用教材として使用し、彼の死後も音楽教育用に使われ続けたことから、後年の作曲家が多くの校訂版を作りました。そういった作業を手掛けた作曲家の1人がブゾーニで、近代ピアノの演奏効果を生かしたピアノ独奏用編曲版(BV B 31)を作成しました。
なお、ブゾーニはこのほかにチェロとピアノの二重奏のための編曲(BV B 38)も行っています。
レオノーラ・アルメッリーニ(ピアノ)- 102
- 00.0
- 22.0
- 00.0
2021-11-26 20:10:02
テレマン:無伴奏ヴァイオリンのための12の幻想曲 TWV40 : 14~25Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=AHZPTY1IZD8&t=378s)。
1735年、テレマンは「無伴奏ヴァイオリンのための12の幻想曲」TWV40 ;14-25を出版しました。この作品は有名なバッハの無伴奏ヴァイオリンソナタとパルティータから15年後に登場しており、当時は無伴奏ヴァイオリンのための作品が極めて少ないことから、テレマンがバッハの作品に触発されて作曲した可能性があります。
3~4楽章からなる幻想曲が12曲ある本作は、音楽様式としてはバッハとは対照的に、厳密な様式にとらわれることなくヴァイオリンの技巧を追及するもので「作曲者の自由な創造力を生かした作品(形式にとらわれない)」という意味の「幻想曲」という題名が付けられているのも納得の作品です。
もっとも「形式にとらわれない」という作品の性格から、本作は厳密な音楽様式に則ったバッハの無伴奏ヴァイオリン曲に比べて評価が低くなる傾向があり、もっと評価されてほしいと思います。
佐藤俊介(ヴァイオリン)- 100
- 00.0
- 00.0
- 33.0
2022-09-21 17:49:02
バッハ:組曲(パルティータ) ハ短調 BWV997(ラウテンヴェルク演奏)Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=XYsAK6ToN4g)。
現在ではリュートで演奏されることが多いバッハの組曲(パルティータ)ハ短調 BWV997には、実
は2つの版が存在しています。まず1738~41年にラウテンヴェルク(リュートで用いられるガット
弦が張られたチェンバロ)での演奏のための第1版が作られ、その後にリュート演奏のために編曲
された第2版が作られました。このうち、第2版はバッハ自身が編曲を手掛けたわけではなかったと
の説が有力視されています。
実際、バッハはリュートの演奏には堪能ではなく、チェンバロのストップ操作によってリュート風
の響きを楽しんでいたと推測されています。このことから、最近では本作をラウテンヴェルクによ
り演奏することが増えているようです。
ピーター・ウォッチョーン(ラウテンヴェルク)- 96
- 00.0
- 00.0
- 00.0
2021-11-03 11:54:02
バッハ:ヨハネ受難曲 BWV245Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=SiKgrevzT-g)。
1724年、ライプツィヒのトーマス・カントルに着任したバッハは、着任から初めて迎える聖金曜日に演奏するため「ヨハネ受難曲」BWV245を作曲し、同年の聖金曜日である4月7日に初演しました。受難曲の作曲にあたってヨハネ福音書が選ばれたのは、ルター派教会のミサや礼拝式はほとんどカトリック教会の伝統を踏襲しており、聖金曜日の主の受難の礼拝式での福音朗読にはカトリックに従ってヨハネ福音書が用いられていたためでした。
この3年後にバッハが作曲・初演した「マタイ受難曲」と比較すると、こちらは合唱が全体に占める割合が多くなっています。これはマタイが個人の言葉を多用するのに対し、ヨハネが群衆の言葉を多用するためです。例えば総督ピラトの尋問から始まる第2部では、マタイは独唱曲であるアリアが多めに挿入されているのに対し、ヨハネでは福音史家、イエス、ピラト、群集の掛け合いで曲が進行します。そして、ヨハネ受難曲にはコラールが全40曲のうち11曲も含まれており、礼拝式で歌われる典礼的な性格が色濃いものとなっています。
また、マタイ受難曲がイエスの死を悲痛に描き、自らの罪とその悔い改めがテーマなのに対し、ヨハネ受難曲はイエスの死は神の計画が成就されたことと見なしています。
鈴木美登里(ソプラノ)
ロビン・ブレイズ(カウンターテナー)
ゲルト・テュルク(テノール)
ステファン・マクラウド(バス・バリトン)
浦野智行(バス)
鈴木雅明指揮
バッハ・コレギウム・ジャパン
バッハ・コレギウム・ジャパン合唱団- 96
- 00.0
- 00.0
- 22.1
2022-07-13 11:29:02
バッハ:マタイ受難曲 BWV244(フリッツ・レーマン指揮 世界初完全全曲録音)Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=X6YZPsTwhs4&t=528s)。
1949年の復活祭にあたる4月9日と10日、ベルリンにおいてフリッツ・レーマンの指揮、
ベルリン放送交響楽団や合唱団等により、バッハの「マタイ受難曲」BWV244が演奏さ
れました。この演奏の特筆すべき点は、プロのバリトン歌手としてデビューしたばかり
のディートリヒ・フィッシャー=ディースカウがイエス役を務めていたこと、そして、
それまでの演奏では慣習的に省略されていた曲を全て演奏したことです。
この演奏は実況録音され、世界初の「マタイ受難曲」完全全曲版のレコードとして発売
されました。また、この演奏会から2か月も経たない1949年5月23日には西ドイツ(ド
イツ連邦共和国)が誕生してドイツの東西分裂が決定的になっており、その点でも歴史
的な録音となっています。
なお、フリッツ・レーマンはこの後にカンタータや「クリスマス・オラトリオ」といっ
たバッハの声楽曲の録音を行うようになりますが、1956年にミュンヘンでマタイ受難曲
を演奏中に心臓発作を起こして急逝しました。
ヘルムート・クレプス(テノール、福音史家)
ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(バリトン、イエス)
エルフリーデ・トレチェル(ソプラノ)
ディアナ・エウストラーティ(アルト)
ヘルムート・クレープス(バス)
フリッツ・レーマン指揮
ベルリン放送交響楽団
ベルリン放送合唱団
ベルリン聖ヘドヴィヒ大聖堂合唱団- 93
- 00.0
- 11.1
- 11.1
2022-06-01 17:43:02
バッハ(レーガー編):半音階的幻想曲とフーガ ニ短調 BWV903(オルガン版)Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=PC0Igzj6lUg)。
マックス・レーガーの編曲による、バッハの「半音階的幻想曲とフーガ」ニ短調 BWV903のオルガン独奏版です。
イザベル・デマーズ(オルガン)- 90
- 00.0
- 00.0
- 11.1
2021-09-15 10:50:02
ヴィドール:「バッハの思い出」より 第5曲「シシリエンヌ」Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=zZa6BzWNwRs)。
ヴィドールのバッハ作品編曲集「バッハの思い出」より第5曲「シシリエンヌ」です。原曲は、状況証拠による偽作説も根強く唱えられているものの、バッハの作品の中でもとくに有名なフルートとチェンバロのためのソナタ第2番 変ホ長調BWV1031の第2楽章です。
ベルンハルト・シュナイダー(オルガン)1こめうぽつ
- 90
- 11.1
- 11.1
- 11.1
2022-11-16 18:27:02
バッハ:パルティータ第6番 ホ短調 BWV830(アナトリー・ヴェデルニコフ)Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=QV89FBujGIg)。
20世紀を代表するロシアのピアニストの1人であったアナトリー・イヴァノヴィチ・
ヴェデルニコフ(1920 - 1993)は、バロック音楽から現代音楽にいたるまで幅広い
レパートリーを有しており、特に現代音楽作品の演奏録音を積極的に行ったことで
知られていますが、一方でバッハの作品でも優れた演奏録音を遺しました。
その1つがパルティータの全曲録音で、一音一音をくっきりと浮かび上がらせて作品
の意図するところを鮮明に聴かせるヴェデルニコフの演奏は、飽きることなく何度
でも聴きたくなります。
アナトリー・ヴェデルニコフ(ピアノ)素晴らしいバッハ弾きに出会えました。ありがとう。
- 87
- 11.1
- 11.1
- 00.0
2022-03-16 20:44:02
バッハ:カンタータ第95番「キリストこそ わが生命」BWV95Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=sZ7R43p9SyI)。
バッハのカンタータ「キリストこそ わが生命」BWV95は、1723年の三位一体節後第16日曜日である9月12日に初演されました。
この日の礼拝ではルカ福音書から、一人息子を失って嘆き悲しむ母を哀れに思ったイエスが、棺に手を当てて「若者よ、あなたに言う。起きなさい」と言うと、棺の中の息子が蘇ってものを言うようになり、人々は恐れととともに神を賛美した、という逸話が語られました。この内容にちなんで、本作は「喜びをもって死におもむく」「死は苦しみの終わり」という風に死を美しく歌い上げる内容に満ちており、その理由として終曲で「死は滅びでなく復活の先触れ」という内容のコラールが歌われます。
音楽的には「キリストこそ わが生命」「平和と歓喜もてわれはゆかん」など、死をテーマとするコラールが4曲引用されるという異例の構成になっています。
ドロテー・ミールズ(ソプラノ)
ハンス・イェルク・マンメル(テノール)
トーマス・バウアー(バス)
フィリップ・ヘレヴェッヘ指揮
コレギウム・ヴォカーレ・ヘント- 87
- 00.0
- 00.0
- 22.3
2022-04-20 18:23:03
バッハ:カンタータ第106番「神の時こそいと良き時(哀悼行事)」BWV106Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=2i5O923PzeQ)。
バッハが1707~08年頃に作曲したと推測されているカンタータ「神の時こそいと良き時」BWV106は、残された最古の筆写譜に「Actus Tragicus(哀悼行事)」の題名が付けられており、それが本作の通称となっています。作曲された経緯は不明ですが、曲の内容から特定の人物の葬儀で演奏するのが目的だったのはほぼ確実で、一説には1708年9月13日に行われたミュールハウゼンの前市長アードルフ・シュトレッカーの葬儀で演奏されたと考えられています。
全4曲の内容は死への本能的な恐れが神によって昇華され、死は安息を与える「神の時」であり、「いと良き時」であると歌われます。この作品はバッハのカンタータとしては初期の作品ですが、19世紀からかなりの人気があり、後のコラール・カンタータの様式に則っていないにもかかわらず、バッハの名作カンタータの1つとされています。
Els Bongers(ソプラノ)
エリーザベト・フォン・マグヌス(アルト)
ロタール・オディニウス(テノール)
クラウス・メルテンス(バス)
トン・コープマン指揮
アムステルダム・バロック管弦楽団- 84
- 00.0
- 00.0
- 00.0
2022-05-11 08:46:02
カール・フィリップ・エマヌエル・バッハ:6つのヴュルテンベルク・ソナタ Wq49Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=2uvtuogDLRE)。
カール・フィリップ・エマヌエル・バッハは、1740年に即位したフリードリヒ2世にチェンバロ奏者として長く仕えました。このとき、フリードリヒ2世の宮廷では未成年であったヴュルテンベルク公カール・オイゲン(1728 - 1793)が教育を受けており、カール・フィリップ・エマヌエルは彼の音楽教育を担当しました。そして1742~43年に彼は6つのクラヴィーア・ソナタ集を作曲して1744年に出版し、カール・オイゲンに献呈します。これが「6つのヴュルテンベルク・ソナタ」Wq49です。
2年前の1742年には「6つのプロイセン・ソナタ」Wq48が出版されていましたが、この作品では更にバロック音楽の枠組みを超えようとする試みがなされており、本作によって彼の名はヨーロッパ音楽界で知れ渡ることとなりました。
カール・フィリップ・エマヌエル・バッハはバロック音楽から古典派音楽に移行する中間期に活躍したため、その死後はどっちつかずの音楽として軽視される傾向がありましたが、最近ではバロック音楽と古典派音楽の橋渡し役として再評価の機運が高まっており、彼の出世作である本作も、バッハ後期作品とハイドン・モーツァルトの初期作品が融合したかのような、独特の音楽となっています。
ボブ・ファン・アスペレン(チェンバロ)- 82
- 00.0
- 00.0
- 00.0
2022-04-11 16:52:02
カノン第1番ニ短調(自作)何も分からなくなってきました。
Files: https://drive.google.com/file/d/1Wl-dK7OAf6OpSuu4OrLHw8Tevchw_kMC/view?usp=sharing- 82
- 00.0
- 22.4
- 00.0
2023-08-16 14:48:02
バッハ(ブゾーニ編):無伴奏ヴァイオリンパルティータ第2番 ニ短調 BWV1004より「シャコンヌ」(ルービンシュタイン)Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=NKYyiD8ypCo)。
1970年6月、ポーランド出身の名ピアニスト、アルトゥール・ルービンシュタイン(1887 - 1982)はバッハ
の無伴奏ヴァイオリンパルティータ第2番 ニ短調 BWV1004より、ブゾーニによる「シャコンヌ」のピアノ
独奏用編曲版を録音しました。
優れたショパン弾きとして名をはせたルービンシュタインは録音時に84歳に達しており、その演奏は比較的
遅めのテンポですが、高齢による技術の衰えを感じることはなく、むしろ曲の雄大さが感じられる名演とな
っています。
アルトゥール・ルービンシュタイン(ピアノ)- 81
- 00.0
- 11.2
- 22.5
2022-02-23 21:32:02
バッハ:7つのトッカータ BWV910~916Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=LgC68HB67G8)。
バッハによる鍵盤楽器(クラヴィーア)のための作品のうち単独で「トッカータ」と名付け
られた曲は7つあり、いずれもバッハの初期の作品と推測されています。
これら7曲はひとまとめの作品群とは想定されておらず、バッハが他の作品を作曲する際に
技法研究の目的で別々の時期に作曲された「試作品」とみられています。そのためか、各曲
は導入部やトッカータ、フーガなどの4つの部分からなるのは共通しているものの、各曲に
はそれぞれ工夫がなされており、後の「平均律クラヴィーア曲集」や「6つのパルティータ」
などの傑作クラヴィーア曲に通ずる響きを聴くことができます。
ピーター・ウォッチョーン(チェンバロ)- 80
- 00.0
- 00.0
- 00.0
2023-08-06 12:41:02
A.コレッリ 「ラ・フォリア」ミーントーン聞き比べMIDIデータ制作者:
Pierre Gouin (2016)
https://imslp.org/wiki/Violin_Sonata_in_D_minor%2C_Op.5_No.12_'La_Folia'_(Corelli%2C_Arcangelo)
Creative Commons Attribution-NonCommercial 4.0
※ 音色をチェンバロに変更して使用
アルカンジェロ・コレッリ
『ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ』 Op.5 No.12 (1700年)
収録音律:
1. 12等分平均律
2. キルンベルガー第1法(白鍵が純正律、黒鍵がピタゴラス音律)
3. モデファイド・ミーントーン A.シュニットガー
4. S.C. 1/4 ミーントーン (31平均律のうちの12音とほぼ同じ)
5. S.C. 2/7 ミーントーン
6. S.C. 1/3 ミーントーン (19平均律のうちの12音とほぼ同じ)
使用音源: PIANOTEQ v6.7.3 C.Grimaldi Harpsichord (1697年 ) モデリング音源
https://www.modartt.com/grimaldi?pianoteq=f851b16288d20ee7ce4abf54fdef15a7
- 78
- 11.3
- 11.3
- 11.3
2021-10-13 09:19:02
バッハ:幻想曲 ニ短調 BWV903a(半音階的幻想曲とフーガ ニ短調 BWV903 異稿)Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=kQqDZUvxBfo)。
バッハのクラヴィーア独奏作品のなかでもとくに人気のある「半音階的幻想曲とフーガ ニ短調」BWV903には、幻想曲部分について細部が異なる異稿が遺されており、新旧のバッハ全集で「BWV903a」の分類番号が付けられています。1720年頃に作曲されたと推定されるこの幻想曲が1730年前後に改訂され、更にフーガ部分を新たに作曲して追加されたことで、BWV903になったと考えられています。
ロバート・ヒル(チェンバロ)- 78
- 00.0
- 00.0
- 00.0
2021-07-14 18:39:02
バッハ(リスト/J.G. トプファー編):パッサカリアとフーガ ハ短調 BWV582(ロマンティック・オルガン版)Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=GGVvmR-o9UA)。
ドイツの作曲家・オルガン奏者ヨハン・ゴットローブ・トプファー(1791–1870)は
400曲以上の作品を作曲しましたが、同時にオルガンの構造について数多くの著作を
遺しており、音楽史においてはそちらの方の貢献が高く評価されています。
トプファーは19世紀に発達したロマンティック・オルガンの構造についても書き記し
ていますが、その流れの延長としてバッハの「パッサカリアとフーガ ハ短調」BWV
582をロマンティック・オルガンの演奏用に編曲しました。更に、この編曲版はフラ
ンツ・リストによって手が加えられ、近代オルガンの表現力を極限まで引き出したも
のとなっています。
ヨハネス・マティアス・ミヒェル(オルガン)- 78
- 11.3
- 00.0
- 00.0
2021-10-20 17:53:02
バッハ:カンタータ第68番「かくも神は世を愛したまえり」BWV68Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=0vBk5J7XWBU)。
バッハのカンタータ第68番「かくも神は世を愛したまえり」BWV68は1725年に作曲され、同年の聖霊降臨節第2日にあたる5月21日に初演されました。この日には「ヨハネ福音書」から、ファリサイ派で最高法院の議員であったニコデモとイエスが論争し、イエスが「神は独り子(イエス)を与えたほど世を愛された」と語った箇所が朗読されており、このカンタータもその逸話に沿ってイエスが地上に生まれた意義を確認する内容となっています。
第1曲のコラール合唱は、ザロモ・リスコフ(1640 - 1689)が1675年に書いたコラール「かくも神は世を愛したまえり」の第1節が使われた大規模なもので、曲全体としても晴れやかで明るい曲調でまとめられています。
カール・リヒター指揮
ミュンヘン・バッハ管弦楽団
ミュンヘン・バッハ合唱団- 77
- 00.0
- 00.0
- 00.0
2022-06-08 09:42:02
バッハ:フーガの技法 BWV1080(3台オルガン版)Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=qeopDniOkYc)。
バッハの「フーガの技法」は演奏楽器が特に指定されていないため、様々な楽器により演奏されています。その中でも珍しい部類に入ると思われるのが、3台のオルガンによる演奏です。
この動画で演奏しているヴォルフガング・フォン・カラヤン・アンサンブルは、有名な指揮者ヘルベルト・フォン・カラヤンの兄でオルガン奏者であるヴォルフガング・フォン・カラヤン(1906 - 1987)が、妻のヘディとスイス人ピアニスト・オルガン奏者であるハンス・アンドレアエ(Hans Andreae 1908 - 1978)の3人で結成した団体で、希少な3台のオルガンによるアンサンブルとして、オーストリア国外での演奏旅行を含めて精力的な活動を行いました。
ヴォルフガング・フォン・カラヤン・アンサンブル(オルガン)- 71
- 00.0
- 00.0
- 22.8
2023-05-03 16:18:02
バッハ:マルコ受難曲 BWV247(トン・コープマン復元版)Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=kp5Toc7Arfk)。
バッハは生涯において受難曲を5曲作曲したとされていますが、そのうち完全な形で遺されたバッハの真作
はマタイ受難曲とヨハネ受難曲の2作のみです。
そして、もう1つの真作としてマルコ受難曲BWV247が挙げられます。この作品は1731年に初演され、
1744年に再演されたことがわかっていますが、現存するのは台本のみで、楽譜は失われているため演奏は
不可能とされていました。しかし遺された台本の歌詞の構造を分析した結果、バッハの他のカンタータなど
から曲が転用されているらしいことが判明し、これにより多くの作曲家・音楽家がマルコ受難曲の復元に挑
むこととなりました。
その中でおそらく最も有名なのが、トン・コープマンによる復元版です。大抵の復元版では曲は再現してい
るものの、曲の間をつなぐレチタティーヴォは再現が不可能なためセリフを読むだけにとどめていますが、
コープマンは自らレチタティーヴォを作曲しており、それがバッハの曲に違和感なく溶け込んでいるのは本
当に見事な腕前だと思います。
デボラ・ヨーク(ソプラノ)
ベルンハルト・ランダウアー(カウンターテナー)
クリストフ・プレガルディエン、ポール・アニュー(テノール)
ペーター・コーイ、クラウス・メルテンス(バス)
トン・コープマン指揮
アムステルダム・バロック・オーケストラ
アムステルダム・バロック合唱団- 69
- 00.0
- 00.0
- 00.0
2022-08-10 13:55:02
バッハ:カンタータ第138番「汝なにゆえにうなだるるや、わが心よ」BWV138Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=ProeL6tKzxw)。
バッハのカンタータ「汝なにゆえにうなだるるや、わが心よ」BWV138は1723年、
三位一体節後第15日曜日である9月5日に初演されました。この日はマタイによる福
音書から「日々の思い悩みは無益であり、天の父のなさることを常に信頼せよ」と
いった説教がなされており、本作もその内容に沿った作者不詳のコラール「汝なに
ゆえにうなだるるや、わが心よ」が引用されています。
音楽様式としては、全7曲のうち第1、3、7曲でコラールが引用され、特に第1、3曲
ではコラールを歌う合唱とソロのレシタティーヴォを組み合わせており、翌年以降
にバッハが量産するコラール・カンタータの様式を先取りする実験がなされたと評
価されています。
なお第5曲のバスのアリアは、後にミサ曲 ト長調 BWV236の第3曲「Gratias」に転
用されました。
ジギスヴァルト・クイケン指揮
ラ・プティット・バンド- 69
- 00.0
- 11.4
- 00.0
2023-03-01 20:12:02
バッハ:カンタータ第170番「満ち足れる安らい、嬉しき魂の悦びよ」BWV170Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=aFYOAivmezI)。
バッハのカンタータ「満ち足れる安らい、嬉しき魂の悦びよ」BWV170は1726年に作曲され、この年の
三位一体節後第 6日曜日である7月28日に初演されました。この日の福音書章句はマタイによる福音書か
ら「自らの義を誇り、神の国の義に従わない者は天国へ入ることができない」「誰かに対して腹を立てる
ならば、それは殺人と同じであって地獄に投げ込まれる」といったものですが、本作の歌詞は「この世は
苦しみに満ちているが、信心深い者は死後に天国で安息を得る」という風な筋立てになっています。
音楽的には、本作はアリア独唱のためのカンタータで、全5曲という曲数は少なく感じますが、1曲当たり
の時間が比較的長く、全曲の演奏時間は20分強と、中規模のカンタータといえます。作品の前半はこの世
の苦しみを、後半で天国の安らぎを表したものになっています。
アーフィエ・ヘイニス(アルト)
シモン・ゴールドベルク指揮
ネーデルラント室内管弦楽団- 68
- 00.0
- 00.0
- 00.0
2023-06-01 11:20:02
【クラシック】G線上のアリア【BWV1068】-StrBWV1068
音ずれ修正の為再UP
youtube 動画リンク
https://youtu.be/71UX5reylxo- 67
- 00.0
- 00.0
- 00.0
2022-07-27 10:13:02
バッハ:カンタータ第136番「神よ、願わくばわれを探りて」BWV136Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=aGbPXyu5F28)。
バッハのカンタータ「神よ、願わくばわれを探りて」BWV136は1723年、この年の
三位一体節後第 8日曜日である7月18日に初演されました。この日はマタイによる
福音書から、イエスが「偽預言者に注意しなさい」と説いた逸話が章句に選ばれて
おり、全6曲からなる本作もその逸話に沿って「偽預言者のみならず全ての人は原
罪を背負っていて不浄であるが、イエスの傷や血潮によって原罪はあがなわれた。
イエスの血潮は清浄である」といった内容の歌詞が歌われます。
音楽様式としては簡素ですが、合唱曲に始まり、アリアとレチタティーヴォを挟ん
で、終曲をコラールで締めくくるという、典型的なバッハのコラール・カンタータ
です。また本作は1723年の初演ですが、それ以前に作曲された別作品から曲が転用
された可能性が、残された資料から指摘されています。
なお第1曲は緻密な合唱フーガとなっており、この曲は後にミサ曲 イ長調 BWV234
の終曲「Cum Sncto Spiritu」にも使われています。
マルクス・フォルスター(アルト)
ヨハネス・カレシュケ(テノール)
エッケハルト・アベーレ(バス)
ルドルフ・ルッツ指揮
バッハ財団管弦楽団
バッハ財団合唱団- 66
- 00.0
- 00.0
- 00.0
2021-07-21 18:26:02
バッハ:カンタータ第66番「よろこべ、汝らの心」BWV66Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=qFlTRAhCav8)。
全6曲からなるバッハのカンタータ「よろこべ、汝らの心」BWV66は、1724年の復活祭第2日にあたる4月10日にライプツィヒで初演されました。
ただ、この作品は完全な新作ではなく、バッハがケーテンにいた1718年にケーテン領主レオポルト公の誕生日を祝賀するために初演された世俗カンタータ「天はアンハルトの誉れと幸いを心にかけたまい」BWV66aの音楽を転用して作曲された、いわゆる「パロディカンタータ」です。
原曲であるBWV66aは全8曲で構成されていましたが、楽譜が失われて歌詞のみが遺されており、演奏は不可能となっています。しかし本作の作曲に当たってどう転用されたかはある程度判明しており、BWV66aの第1曲~第4曲がBWV66の第2曲~第5曲に、BWV66aの終曲(第8曲)がBWV66の第1曲に転用され、BWV66の終曲(第6曲)のみ新しく作曲されたと考えられています。
そのような作曲経緯のためか、本作は復活祭の福音書などとの関連が比較的薄く、原曲の祝祭的な気分をそのまま受け継いだかのような曲となっています。
アレックス・ポッター(アルト)
ユリウス・プファイファー(テノール)
ドミニク・ヴェルナー(バス)
ルドルフ・ルッツ指揮
バッハ財団管弦楽団
バッハ財団合唱団- 66
- 00.0
- 11.5
- 00.0
2023-05-24 18:01:02
バッハ(ブルーノ・ジュランナ編):ゴルトベルク変奏曲 BWV988(弦楽三重奏版)Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=i7Rph9OlGN0)。
イタリアのヴィオラ奏者でカラヤンを始めとしてアバド、ジュリーニ、バルビローリ、ムーティ、チェリビ
ダッケなど、数多くの指揮者数とも共演をしたブルーノ・ジュランナ (1933 - )は、バッハのゴルトベルク変
奏曲 BWV988をヴァイオリン、ヴィオラとチェロの弦楽三重奏のために編曲しています。
この動画では、その編曲版をジュランナと同じイタリアのアンサンブル団体であるトリオ・クォドリベット
が演奏しており、2017年のラヴェンナ音楽祭において、サン・ヴィターレ聖堂で演奏が行われました。
なお、この演奏の3年後の2020年にトリオ・クォドリベットはジュランナ編ゴルトベルク変奏曲を録音して
おり、CDも発売されています。
トリオ・クォドリベット
マリークリスティーネ・ロペス(ヴァイオリン)
ヴィルジニア・ルッカ(ヴィオラ)
ファビオ・ファウソーネ(チェロ)- 64
- 00.0
- 11.6
- 11.6
2023-04-05 17:58:02
バッハ:平均律クラヴィーア曲集 第2巻(ワンダ・ランドフスカ)Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=pKunRRke0xQ&t=1308s)。
バッハの平均律クラヴィーア曲集全曲を世界で初めて録音したのは、ポーランド人のチェンバロ奏者ワン
ダ・ランドフスカ(1879 - 1959)です。彼女は1903年に24歳でチェンバロ奏者としてデビューすると、
早くも翌1904年にチェンバロによるバッハ演奏会を開き、以降はチェンバロによる優れたバッハ作品の
演奏者として活躍しました。
ランドフスカは半世紀に及ぶ演奏活動において、バッハのクラヴィーア作品を多数チェンバロ演奏で録音
しています。そして平均律クラヴィーア曲集は1949年に第1巻(sm42007024)、そして1952年に第2巻
の録音が行われ、これが彼女のバッハ作品演奏の総決算となりました。
ただし、ランドフスカの演奏は20世紀に現代ピアノの製造技術を活用して作られたモダン・チェンバロ
によるもので、現代の古楽器演奏家の間では高く評価する意見はあまりないようです。とはいえ、その
演奏が優れていることに疑いはなく、使用する楽器で評価を下げるのは適当ではないと思います。
ワンダ・ランドフスカ(チェンバロ)日本で彼女の24枚ボックスを買った20代は私だけと断言できます。そしてこれと同等の平均律はあっても、これ以上の平均律はないでしょう。
- 64
- 11.6
- 11.6
- 00.0
2024-01-12 19:00:00
【東方アレンジ】亡き王女の為のセプテット(チェンバロアレンジ)440Hz版ちょっとバロック風にアレンジしてみました。
音階基準周波数はA=440Hzです。
ダウンロードnc326391
作成した東方アレンジmylist/76028927
作ったアレンジmylist/53884260- 63
- 11.6
- 23.2
- 11.6
2022-09-28 13:55:02
バッハ:幻想曲 ハ短調 BWV562Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=09NpI_KHecM)。
1708年、バッハはザクセン=ヴァイマル公国の領主ヴィルヘルム・エルンスト公の宮廷
オルガニスト兼宮廷楽師となります。それから契約上のトラブルで解任される1717年ま
での間に、バッハは数多くのオルガンのための作品を作曲しました。
そういった作品の1つが「幻想曲 ハ短調」BWV562です。知名度は他の有名な作品の陰に
隠れがちですが、曲全体を覆う静謐な響きは本作の美点であり、教会のオルガンで演奏さ
れるにふさわしい作品となっています。そのためか、本作は2022年9月22日のエリザベス
2世の国葬において、ウエストミンスター寺院のオルガンによって演奏されました。
なお、本作は後の1745年になって、おそらくバッハの親族か弟子の筆写によってフーガ
(sm41145290)が追加されましたが、そのフーガは27小節で途切れて未完となっていま
す。このため、この動画のように完成している幻想曲のみを演奏するのが一般的ですが、
フーガを補筆して「幻想曲とフーガ」の形にして演奏する事例もあります。
マルティン・リュッカー(オルガン)- 62
- 00.0
- 00.0
- 00.0
2021-12-29 13:10:02
バッハ:ミサ曲 ロ短調 BWV232(1929年 全曲版世界初録音)Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=JbQqwIvnmjo)。
バッハの最高傑作と称されるミサ曲 ロ短調 BWV232は演奏時間が約2時間に及ぶ大曲ですが、完全全曲版が世界で初めて録音されたのは1929年のことです。
指揮を務めたアルバート・コーツ(1882 - 1953)はロシア系イギリス人の指揮者・作曲家で、1920年代からスクリャービンの「法悦の詩」やワーグナーの「ニーベルンクの指輪」抜粋、そしてベートーヴェンの交響曲第9番など、数多くの管弦楽曲を録音しており、多くの経験を積んだ上で満を持して演奏録音に臨み、録音・演奏ともに当時としては高水準の成果をもたらしました。このあと、バッハのミサ曲 ロ短調の全曲録音は第二次世界大戦を経た後の1947年(ロバート・ショウ指揮)まで登場せず、コーツの録音は戦前における唯一無二の全曲版として高く評価されました。
エリザベート・シューマン(ソプラノ)
マーガレット・バルフォー(アルト)
ウォルター・ウィドップ(テノール)
フリードリヒ・ショア(バス)
アルバート・コーツ指揮
ロンドン交響楽団
ロンドン・フィルハーモニー合唱団戦前の伝説のミサ曲録音ですね…コーツ最大の功績だと思う
- 62
- 11.6
- 00.0
- 00.0
2022-10-26 18:13:02
バッハ:カンタータ第153番「見たまえ、御神、いかにわが敵ども」BWV153Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=TuAqhuHl0so)。
バッハのカンタータ「見たまえ、御神、いかにわが敵ども」BWV153は、1723年末~1724年
1月初旬にかけてのクリスマスシーズンに初演されたカンタータの1つで、1724年1月2日(新
年後第1日曜日)に初演されました。
本作は合唱が単純な4声コラール3曲のみ、伴奏も弦三部と通奏低音のみ、管楽器やソプラノ
はなしという簡素な構成で演奏されます。これは、年末年始のクリスマスシーズンにバッハ
が新作カンタータを次々に初演したため、トマス教会合唱団と管楽器奏者の疲労が蓄積する
ことを考慮し、団員を休ませるためにあえて少人数で演奏可能な曲を作曲したとされていま
す。
この日の福音書章句はマタイによる福音書から、ヘロデ王がベツレヘム周辺で2歳以下の男の
子を虐殺させた話がとりあげられていることから、本作の歌詞にはクリスマスや新年の祝賀
気分はなく、ヘロデによる嬰児虐殺の場面から、キリスト教徒が耐えるべき試練について歌
われます。
Stefan Rampf(アルト)
クルト・エクウィルツ(テノール)
トーマス・ハンプソン(バス)
ニコラウス・アーノンクール指揮
ウィーン・コンツェントゥス・ムジクス
テルツ少年合唱団- 61
- 00.0
- 00.0
- 00.0
2022-10-12 18:02:02
バッハ:カンタータ第148番「その御名にふさわしき栄光を」BWV148Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=C44qiMunmRI)。
バッハのカンタータ「その御名にふさわしき栄光を」BWV148は自筆譜が遺されておらず、最も
古い楽譜が18世紀後半の筆写譜であるため、正確な作曲年代はわかっていません。ただ、本作の
歌詞の内容が三位一体節後第17日曜日の福音章句に対応しており、この日に初演される目的で作
曲されたことはほぼ確実と見られています。また、歌詞の語句が1725年に出版された台本に基づ
くことから、バッハがライプツィヒに着任した後の1723年か1725年の該当祝日に演奏するために
作曲された(1724年の該当祝日はBWV114が演奏されたため除外)と推測されます。
当日の福音章句は安息日に病人を癒し、形式にこだわるファリサイ派を非難するイエスを描いた
ものですが、本作の歌詞は「安息日」「安らぎの場所」というような表象をあれこれ取り上げつ
つ、「最後の時には神の大いなる安息日の宴席に招かれたい」といった、単純に安息日を讃える
内容になっています。
全6曲のうち、冒頭曲はトランペットがリードする、喜びに満ちた合唱曲で、その後はテノールと
アルトによるアリアとレチタティーヴォが交互に続きます。終曲のコラールは歌詞の指定があり
ませんが、これは筆写譜の不備によるもので、新バッハ全集では作者不詳のコラール「私の愛し
い神に」の第6節が指定されています。
ポール・エスウッド(アルト)
クルト・エクウィルツ(テノール)
ニコラウス・アーノンクール指揮
ウィーン・コンツェントゥス・ムジクス
テルツ少年合唱団- 61
- 00.0
- 00.0
- 00.0
2022-04-13 16:30:02
バッハ:組曲 ホ短調 BWV996(ラウテンヴェルク演奏)Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=FzDps4E1wQk)。
バロック音楽の時代には「ラウテンヴェルク(Lautenwerk または Lautenklavier)」という
鍵盤楽器が存在していました。この楽器の外見はチェンバロですが、 内部は通常のチェン
バロで用いられる金属弦ではなく、リュートで用いられるガット弦が張られ、チェンバロよ
りも柔らかな音色が出るようになっていました。このため「リュート・チェンバロ」の別名
があります。
バッハはこの楽器を愛好しており、彼の死後の遺産目録には2台のラウテンヴェルクが含ま
れていました。また、現在ではギターやリュートで演奏されることの多い組曲 ホ短調 BWV
996は(自筆譜は残されていませんが)現存する筆写譜には「aufs Lautenwerck(ラウテン
ヴェルクで)」との記載があり、ラウテンヴェルクによる演奏が想定されていたのではない
かと推測されています。
現在はオリジナルのラウテンヴェルクは現存しないものの、残された文献・資料から復元の
試みがなされるようになっています。
ピーター・ウォッチョーン(ラウテンヴェルク)- 61
- 00.0
- 11.6
- 00.0
2023-07-26 19:45:02
バッハ:カンタータ第190番「主にむかいて新しき歌を歌え」BWV190Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=himLz7hi_Fs)。
バッハのカンタータ「主にむかいて新しき歌を歌え」BWV190は、1724年1月1日に初演されました。
この作品は初演日からわかる通り、バッハがライプツィヒで初めて迎えた新年のために作曲されたもので、歌詞の内容も年の始まりを祝うことから「新年」という言葉が曲の随所で聞かれるほか、神を賛美する内
容の歌詞も多く含まれており、新年と神を祝福する曲にふさわしいものになっています。音楽様式的にも、
第1曲でトランペットとティンパニが活躍する華やかな響きが聴かれ、全7曲にわたって祝賀ムードに満ち
ています。
なお、この作品は伝承が不完全で、自筆譜は第3~7曲しかなく、第1曲と第2曲は合唱4部とヴァイオリン
パートしか残っていません。このため全曲演奏には補作が必要となることから、演奏・録音の数は他の完
成したカンタータと比べて少なくなっています。
シュテファン・カーラー(アルト)
クリストフ・ゲンツ(テノール)
マティアス・ヴァイヒャルト(バス)
ゲオルク・クリストフ・ビラー指揮
ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団
トーマス教会少年合唱団- 60
- 00.0
- 23.3
- 00.0
2022-10-19 17:51:02
バッハ:カンタータ第152番「出で立て、信仰の道に」BWV152Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=p7h3NlIAVVo)。
バッハのカンタータ「出で立て、信仰の道に」BWV152は1714年に作曲され、同年の降誕節後
第1日曜日にあたる12月30日に初演されました。
本作の歌詞の中心には「石(Stein)」という単語が置かれています。これは「隅のかしら石」
「つまずきの石」というキリスト教の教えに基づき、救い主は神がこの世に置いた「石」であ
るとして、それに依り頼む者にとっては動かぬ基礎となるが、逆に信仰の無い者はそれに躓く
と説き、それに躓かないように正しく信仰の礎とするようにと歌っていきます。
音楽様式としては、本作には後のコラール・カンタータのような合唱がなく、アリアとレチタ
ティーヴォだけでできている室内楽カンタータで、ヴァイマル時代の作品に特徴的な器楽合奏
曲が冒頭に置かれています。これは初演日がクリスマスという大規模な催しが終わった直後で、
祝祭的な気分が収まってきた頃に、居住まいを正して改めて神と向き合うという意図で構成さ
れているためと思われます。
Christoph Wegmann(ソプラノ)
トーマス・ハンプトン(バス)
ニコラウス・アーノンクール指揮
ウィーン・コンツェントゥス・ムジクス
テルツ少年合唱団- 60
- 00.0
- 00.0
- 00.0
2022-12-07 18:10:02
バッハ:カンタータ第155番「わが神よ、いつまで、ああいつまでか」BWV155Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=5uKjvD6FZNo)。
バッハのカンタータ「わが神よ、いつまで、ああいつまでか」BWV155は1716年、この年の顕現節
後第2日曜日にあたる1月19日に初演されました。この日の福音書章句は「酒がなくなって困ってい
るところに奇蹟により水がワインに変わって事なきを得た」というもので、この逸話に基づいて、
歌詞では果てしない苦悩から、やがて苦悩が終わる時への希望、やがて重荷がおろされ、神の元に
飛び込んでゆく喜びといった物語が歌われています。
音楽様式としては、レシタティーヴォとアリアが交互に2曲ずつ、そしてコラールの全5曲からなる
簡素なものですが、第2曲のアルトとテノールのデュエットによるアリアではファゴットに難しいソ
ロパート(通常の現代楽器では出せない低い音を含む)を吹かせるなど、カンタータに新風を呼び
込もうとするバッハの意欲的な試みがうかがえ、バッハのカンタータを研究するうえで注目すべき
作品となっています。
ユリア・ノイマン(ソプラノ)
マーゴット・オイツィンガー(アルト)
ユリウス・プファイファー(テノール)
ラファエル・ユート(バス)
ルドルフ・ルッツ指揮
バッハ財団管弦楽団- 59
- 00.0
- 00.0
- 00.0
2022-11-13 10:02:02
バッハ:カンタータ第154番「いと尊きわがイエスは見失われぬ」BWV154Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=-NyKKhEqPcs)。
1724年1月9日(顕現祭後第1日曜日)、バッハのカンタータ「いと尊きわがイエスは見失われぬ」
BWV154が初演されました。この日の礼拝では、ルカ福音書から「12歳のイエスがエルサレムに詣
でた際に両親とはぐれ、両親は八方手を尽くしてイエスを捜し、神殿で学者と問答しているイエス
を発見する。両親はイエスを叱責するが『父(である神)の傍らに子がいることがなぜ分からない
のですか』とイエスは反論する」という福音書章句が選ばれました。本作の歌詞はこの逸話から、
信仰の拠り所となるイエスを失った人間の不安と再び見いだし得たことの喜びを歌い、最後に「も
う離すことはない」と誓いを述べる内容になっています。
音楽様式においては、新年が明けた直後で参加する団員が少ない時期の演奏であることをバッハが
考慮して、曲数は全8曲と多いものの1曲の演奏時間は短いうえに独唱者主導で歌詞が歌われ、伴奏
もオーボエ・ダモーレ2本と弦楽器・通奏低音およびチェンバロという小規模な編成になっており、
バッハのカンタータの中では全体的に地味な作品といえます。
アン・マレイ(アルト)
アルド・バルディン(テノール)
ヴァルター・ヘルトヴァイン(バス)
ヘルムート・リリング指揮
シュトゥットガルト・バッハ・コレギウム- 59
- 00.0
- 00.0
- 00.0
2022-11-23 11:30:02
バッハ:イギリス組曲 BWV 806~811(ピーター・ウォッチョーン)Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=gGYjqVT3wT4)。
オーストラリア出身のチェンバロ奏者ピーター・ウォッチョーン(Peter Watchorn 1957- )の
演奏による、バッハのイギリス組曲全曲です。
ピーター・ウォッチョーン(チェンバロ)- 58
- 00.0
- 00.0
- 00.0
2021-05-19 15:11:02
バッハ:カンタータ第62番「いざ来たれ、異教徒の救い主よ」BWV62Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=sY0YKHw90dU)。
バッハが1714年に作曲したカンタータ「いざ来たれ、異教徒の救い主よ」BWV61(sm38613942)は
ルターによるコラール「いざ来たれ、異教徒の救い主よ」が引用され、バッハのカンタータの中でも人気の高い作品です。それから10年後の1724年、バッハはこのコラールを引用した新たなカンタータを作曲しました。BWV61と同じコラールに基づくことから、こちらの作品もBWV61と同じ題名の「いざ来たれ、異教徒の救い主よ」BWV62となります。
BWV61のコラール引用が第1曲(序曲)のみであるのに対して、BWV62は全6曲にコラール全8節がすべて組み込まれており、よりコラールに密接した様式となっています。とはいえ、本作は人気作のBWV61と比べて演奏される機会は少なく、陰に隠れてあまり目立たない作品です。
デボラ・ヨーク(ソプラノ)
フランツィスカ・ゴットヴァルト(アルト)
ポール・アグニュー(テノール)
クラウス・メルテンス(バス)
トン・コープマン指揮
アムステルダム・バロック管弦楽団
アムステルダム・バロック合唱団- 58
- 00.0
- 00.0
- 00.0
2021-12-01 18:16:02
バッハ:カンタータ第70番「目覚め、祈り、心を備えよ(目を覚まして祈れ!祈りて目を覚ましおれ!)」BWV70Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=b5IrUCibns8)。
1723年、バッハがライプツィヒに着任した1年目を締めくくるカンタータとして作曲され、この年の三位一体節後第26日曜日(11月21日)に初演されたのが「目覚め、祈り、心を備えよ(目を覚まして祈れ!祈りて目を覚ましおれ!)」BWV70です。この曲は完全な新作ではなく、彼がヴァイマルにいた1716年に作曲した同名のカンタータBWV70aを改作したものです。旧作であるBWV70aは歌詞のみが残存しており、どのような曲だったか詳しいことは不明ですが、BWV70aが全6曲と推測されるのに対し、BWV70は4つのレシタティーヴォと第1部の終結コラールが追加されて全11曲になったことが判明しています。
初演日の聖句はマタイ福音書からキリストの再臨について述べた箇所であることから、本作のテーマは「最後の審判」を取り扱っており、レシタティーヴォは後に作曲された受難曲に通ずる激しい調子ですが、一方でアリアはバッハが若いころの作品らしい雰囲気が聴かれます。
カール・リヒター指揮
ミュンヘン・バッハ管弦楽団- 57
- 00.0
- 00.0
- 00.0
2021-06-30 18:52:02
バッハ:カンタータ第65番「彼らはみなシバより来たらん」BWV65Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=qhzr7EU6XS8)。
1724年1月6日に初演されたバッハのカンタータ第65番「彼らはみなシバより来たらん」BWV65は、「イエスがこの世に栄光を現した日」とされる1月6日(公現祭)に演奏するための作品です。
1月6日はカトリック・プロテスタントにおいては「幼子イエスの元に東方(シバ)の三博士が訪問して礼拝を行った日」とされており、当日はマタイによる福音書などからの文言(聖句)が朗読されますが、1724年は旧約聖書のイザヤ書の一節が採用されており、本作の歌詞もイザヤ書から一節が引用されています。
作品は全7曲から成り、イエスの降誕を東方の三博士が貢物を持って祝福するという流れに沿って、全体的に明るく喜ばしい雰囲気に満ちていますが、1月6日は12月25日から始まる降誕節の最後の日であることから、第2曲と第7曲は簡素なコラールで、祝い事で浮かれ気味な信者の気分を引き締めるという意図が込められています。
ダニエル・ヨハンセン(テノール)
マシュー・ブルック(バス)
ハンス=クリストフ・ラーデマン指揮
オランダ・バッハ協会管弦楽団
オランダ・バッハ協会合唱団- 56
- 00.0
- 00.0
- 00.0
2021-11-10 18:09:02
バッハ:前奏曲とフーガ 変ホ長調「聖アン」BWV552(アンソニー・ニューマン)Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=nvt6vxT-FmA)。
ロサンゼルス出身のチェンバロ・オルガン奏者アンソニー・ニューマンの演奏による、バッハの前奏曲とフーガ 変ホ長調「聖アン」BWV552です。
アンソニー・ニューマン(オルガン)- 55
- 00.0
- 00.0
- 00.0
2023-09-13 18:42:02
バッハ:音楽の捧げもの BWV1079(クイケン・アンサンブル 2000年7月28日実況録画)Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=AzT_elDRLJM)。
バルトルト・クイケン、シギスヴァルト・クイケン、ヴィーラント・クイケン、ロベール・コーネンの4人
で構成されたクイケン・アンサンブルは、1994年にバッハの「音楽の捧げもの」BWV1079を録音してお
り、名盤として知られています。この動画はその6年後の2000年7月28日、バッハ没後250年の命日という
記念すべき日にライプツィヒの旧市庁舎ホールにおいて録画されたもので、こちらも名演として評価が高い
演奏になります。
クイケン・アンサンブル
バルトルド・クイケン(フラウト・トラヴェルソ)
シギスヴァルト・クイケン(ヴァイオリン)
ヴィーラント・クイケン(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
ロベール・コーネン(チェンバロ)うぽつ
- 54
- 11.9
- 11.9
- 00.0
2022-07-20 18:10:02
バッハ:カンタータ第132番「道を備え、大路を備えよ」BWV132Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=tRA6Q1HBnFA)。
バッハのカンタータ「道を備え、大路を備えよ」BWV132は1715年に作曲され、
同年の待降節第4日曜日である12月22日にヴァイマルで初演されました。
「待降節(Advent)」はイエス・キリストの降誕を待ち望む期間のことで、儀
式の上ではクリスマスを準備する期間となります。この時期に披露された本作
は、洗礼者ヨハネの記事に基づき、間近に迫った救世主の降臨を準備する意味
が歌詞で歌われます。
音楽構成には小編成の室内楽と独唱が中心となる全6曲の小規模な作品で、合唱
も終曲(第6曲)のみとなっていますが、現存する資料には終曲の楽譜がないた
め、同じ歌詞によるBWV164の終結コラールを演奏するのが習慣となっています。
なお、後にバッハはライプツィヒに赴任しますが、そこでは待降節期間中は第1
日曜日以外にカンタータは演奏されなかったため、第4日曜日のために作曲され
た本作はバッハの生前には再演されることはありませんでした。
カール・リヒター指揮
ミュンヘン・バッハ管弦楽団- 54
- 00.0
- 00.0
- 00.0
2024-04-03 07:15:03
バッハ:平均律クラヴィーア曲集 第1巻(ポリーニ)Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=Z8URR5oXhNM&t=5127s)。
マウリツィオ・ポリーニは演奏会においてたびたびバッハの作品を演奏していました(sm43669901)が、
録音に関しては長い間同意しませんでした。そんな彼が初めて公式の録音に挑んだのは60代後半になった
2008~09年のことで、選ばれた作品は平均律クラヴィーア曲集 第1巻でした。演奏については「若いころ
の切れ味は失われた」と批判的に見る意見もあるようですが、正確無比で楽譜に忠実な演奏により作品の
本質を浮かび上がらせる、というポリーニの姿勢はこの録音でも一貫しており、非常に優れた演奏である
ことは疑いようがありません。
2024年3月23日に死去したマウリツィオ・ポリーニ氏のご冥福をお祈りいたします。
マウリツィオ・ポリーニ(ピアノ)- 52
- 00.0
- 11.9
- 00.0
2022-11-02 22:36:03
バッハ:6つのヴァイオリンとチェンバロのためのソナタ BWV1014~1019Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=rnZ42rP0fKI)。
バッハが作曲したヴァイオリンのためのソナタというと、普通は無伴奏ヴァイオリン・ソナタを
連想すると思いますが、彼はヴァイオリンとチョンバロのためのソナタも6曲作曲しています。
バロック時代の二重奏におけるチェンバロは、しばしば通奏低音の演奏楽器として相方の独奏楽
器を目立たせるため控えめな響きであることが多いですが、バッハはチェンバロのパートを独奏
楽器に劣らず重視しており、知名度こそ無伴奏ソナタに劣るものの、ヴァイオリンとチェンバロ
が対等に音色を響かせる優れた作品であることに変わりはありません。
後世のヴァイオリン・ソナタがベートーヴェンの作品を筆頭に、ヴァイオリンとピアノを対等な
立場に置いたことを考えると、バッハのソナタの方向性は時代を先取りするかのようです。
エムリン・ナイ(ヴァイオリン)
ピーター・ウォッチョーン(チェンバロ)- 52
- 00.0
- 00.0
- 00.0
2022-02-02 17:53:02
バッハ:小前奏曲集(9つの小前奏曲、6つの小前奏曲、5つの小前奏曲)BWV924~943Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=z1x2i2e385c)。
バッハはクラヴィーア作品を数多く作曲しましたが、その中には「平均律クラヴィーア曲集」「インヴェンションとシンフォニア」など、鍵盤楽器演奏の練習用として作曲されたものも含まれています。そういった作品の1つが「小前奏曲(kleine Praeludien)」で、全部で20曲が遺されています。これらは慣習的に「9つの小前奏曲」BWV924~932、「6つの小前奏曲」BWV933~938、「5つの小前奏曲」BWV 939~943の3つに分類されています。
なお「9つの小前奏曲」のうち第9曲 ホ短調 BWV932はバッハの長男ヴィルヘルム・フリーデマンの筆写で伝えられていますが、なぜか曲の途中で中断されているため未完で、この動画では演奏者のピーター・ウォッチョーンによる補筆完成版が演奏されています。
ピーター・ウォッチョーン(チェンバロ)- 51
- 00.0
- 00.0
- 00.0
2023-05-10 18:25:02
バッハ(ゴドフスキー編):無伴奏チェロ組曲第2番 ニ短調 BWV1008(ピアノ独奏版)Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=lmGKG0cTzf4)。
ゴドフスキーは多くのバッハ作品をピアノ独奏用に編曲していますが、無伴奏チェロ組曲からは第2番、第3
番、第5番を編曲しています。
この動画は第2番 ニ短調 BWV1008の演奏になります。ゴドフスキーの編曲版は重厚な和音がふんだんに使
われた、いかにも後期ロマン派らしいものですが、ゴドフスキー自身は自分の編曲について「私が追加した
音・メロディーすべてがバッハの原曲から導き出される音だ」と述べており、彼なりにバッハに敬意を表し
たものとなっています。
ミヒャエル・ナナサコフ(ピアノ)- 49
- 00.0
- 00.0
- 12.0
2022-05-18 18:34:03
バッハ:カンタータ第109番「われ信ず、尊き主よ、信仰なきわれを助けたまえ」BWV109Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=SgHtwSyxMsU)。
1723年、バッハのカンタータ「われ信ず、尊き主よ、信仰なきわれを助けたまえ」BWV109は三位一体節後第21日曜日である10月17日に初演されました。
この日の福音書章句は「堅く信仰をもつ者は救われる」という内容であり、本作もその内容に沿って、冒頭の合唱から「信仰」と「不信心」が対立し、前半は不信心が優勢なものの、後半はイエスの奇蹟によって信仰が優勢となり、終曲で「神は信仰を持つものすべてを助けたもう」と歌われます。
音楽様式としては、全6曲のうち第1曲と終曲に優れた合唱が配置され、1723年に初演されたカンタータの中では演奏規模が大きい部類に入る力作といえます。
ダミアン・ギヨン(アルト)
トーマス・ホッブズ(テノール)
フィリップ・ヘレヴェッヘ指揮
コレギウム・ヴォカーレ・ゲント
コレギウム・ヴォカーレ・ゲント合唱団- 48
- 00.0
- 00.0
- 00.0
2022-02-16 16:45:02
バッハ:カンタータ第89番「われ汝をいかになさんや、エフライムよ」BWV89Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=IXF-K0RqMLc)。
バッハのカンタータ「われ汝をいかになさんや、エフライムよ」BWV89は、1723年10月24日(三位一体主日後第22日曜日)にライプツィヒで初演されました。この日の礼拝ではマタイによる福音書から「王が巨額の負債を負った家来を憐れみ、それを帳消しにしたが、その家来は、同僚に貸したわずかの金を返せと迫って首を絞め、同僚を牢獄に入れてしまう。王は怒って、その家来を牢獄に入れる」という話が取り上げられました。本作もこの話に沿って、不実なこの世に対する神の処罰を警告する歌詞が歌われ、全体として重苦しい雰囲気が漂っています。
音楽様式としては全6曲のうち5曲がアリアとレチタティーヴォで、終曲コラールのみ合唱となっており、伴奏も当初は弦楽器とオーボエのみだったのが、初演直前にコルノ・ダ・カッチャ(ホルン)のパートが追加されるという、声楽・伴奏ともに小規模な編成のカンタータとなっています。
マルクス・クライン(ソプラノ)
ポール・エスウッド(アルト)
マックス・ファン・エグモント(バス)
グスタフ・レオンハルト指揮
レオンハルト・コンソート
コレギウム・ヴォカーレ
ハノーヴァー少年合唱団- 48
- 00.0
- 00.0
- 00.0
2021-12-15 18:34:02
バッハ:カンタータ第73番「主よ、御心のままに、わが身の上になし給え」BWV73Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=suCkBgDYuLg)。
1724年、公現祭(イエス・キリストの顕現を記念する祝日)後の第3日曜日である1月24日に初演されたバッハのカンタータ「主よ、御心のままに、わが身の上になし給え」BWV73は全5曲から成り、当日の福音書章句がマタイ福音書から「イエスが奇跡により病人を癒す」であることにちなんで「生の苦しみや死の痛みに悩む人々は信仰により主に救われる」といった内容が歌われています。
音楽様式としては、第1曲が合唱の合間にソプラノ、テノール、バスによるレチタティーヴォが挟まれるという珍しい形式であるものの、第2曲以降はアリアやレチタティーヴォを経てコラールで締めくくられる、典型的なバッハのコラール・カンタータとなっています。
なお、本作は初演時にはホルンのパートがありましたが、1732年に再演されたときにはオルガンに差し替えられており、この動画もオルガンで演奏されています。
バルバラ・シュリック(ソプラノ)
ジェラール・レーヌ(アルト)
ハワード・クルーク(テノール)
ペーター・コーイ(バス)
フィリップ・ヘレヴェッヘ指揮
コレギウム・ヴォカーレ・ゲント管弦楽団
コレギウム・ヴォカーレ・ヘント)- 48
- 00.0
- 00.0
- 00.0
2024-01-12 19:00:00
【東方アレンジ】亡き王女の為のセプテット(チェンバロアレンジ)432Hz版ちょっとバロック風にアレンジしてみました。
音階基準周波数はA=432Hzです。
432Hzなので最初は違和感を覚えるかもしれませんが、聴いているとだんだん慣れて気分が落ち着きます。
ダウンロードnc326392
作成した東方アレンジmylist/76028927
作ったアレンジmylist/53884260シンプルなのに趣あって好き
- 47
- 12.1
- 24.3
- 12.1
2023-06-07 19:44:02
バッハ:カンタータ第182番「天の王よ、汝を迎えまつらん」BWV182Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=pIXuPhJmEJg)。
バッハのカンタータ「天の王よ、汝を迎えまつらん」BWV182は、彼がヴァイマルで宮廷楽師長に就任した
1714年に作曲され、この年の「棕櫚の日曜日」にあたる3月25日に初演されました。バッハはヴァイマル宮
廷楽師長に就任されるにあたり、新作カンタータを毎月1作演奏する仕事を課されており、そうして作曲さ
れた最初のカンタータが本作になります。
「棕櫚の日曜日(Palmsonntag)」とは、イエス・キリストが十字架にかけられて死んだ三日後に復活した
とキリスト教徒が信じる出来事の一週間前に、エルサレムへ入城した記念日のことで、キリスト教において
はこの日からイエスの死(聖金曜日)を通じて復活(復活祭)の前日までの一週間を「受難週」として特別
視しており、この一週間の始まりの日として重視されます。そういう日に演奏されることを前提として作曲
された本作は、イエスのエルサレム入城にちなんで「イエスを自らの心の中に迎え入れなさい」といった内
容の歌詞が歌われます。
全8曲のうち、最初の2曲はロバに乗ってイエスが入城したという逸話にちなんでのどかな雰囲気ですが、続
く第3曲から第6曲はイエスの受難を主題としており、第5曲を中心に受難を表す暗い曲調で一貫していて、
第7曲の雄大な合唱でようやく受難の暗黒を抜け出し、終曲で第1曲ののどかでのびやかな曲想に戻って、全
曲をしめくくります。作曲にあたってバッハがヴァイマル宮廷楽師長就任後の第1作として力を入れたこと
は間違いありませんが、それでも曲自体は比較的小規模な室内楽の伴奏が付けられており、繊細な作品とい
えます。
アンナ・レイノルズ(アルト)
ペーター・シュライアー(テノール)
テオ・アダム(バス)
カール・リヒター指揮
ミュンヘン・バッハ管弦楽団
ミュンヘン・バッハ合唱団- 47
- 00.0
- 12.1
- 00.0
2022-06-29 18:05:03
バッハ(ロジェ・ヴュアタ編):音楽の捧げもの BWV1079(室内管弦楽版)Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=ObS53DQchq8)。
ドイツ出身の指揮者ヘルマン・シェルヘン(1891 - 1966)は現代音楽の普及に努めたこと
で知られていますが、一方でバッハやベートーヴェンの作品演奏も手掛けており、バッハの
作品については、オーケストラ演奏のための編曲版の演奏・録音を複数残しています。
そんなバッハの作品の一つが「音楽の捧げもの」BWV1079で、シェルヘンは1935年にジュ
ネーヴ生まれの作曲ロジェ・ヴュアタ(Roger Vuataz, 1898-1988)に編曲を依頼して、ヴュ
アタは室内管弦楽のための編曲版を作成しました(同時に「フーガの技法」の編曲版も依頼
しています)。
彼はその編曲版を数回録音しており、この動画ではウィーン・フィルの木管楽器メンバーを
指揮しています。
ヘルマン・シェルヘン指揮
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の木管楽器メンバー- 47
- 00.0
- 00.0
- 00.0
2022-01-26 12:03:02
バッハ:カンタータ第79番「主なる神は太陽にして楯なり」BWV79Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=l4kadpznOhc)。
1725年、この年の宗教改革記念日である10月31日に初演されたのが、バッハのカンタータ「主なる神は太陽にして楯なり」BWV79です。
宗教改革記念日は、ルターが「九十五ヵ条提題」をウィッテンベルク城教会の扉に釘で打ち付けた日を記念するもので、プロテスタントにとってはカトリックとの戦いが始まった重要な日とされており、バッハの曲もそれを念頭に置いて、カトリックとの戦いを鼓舞するかのように全体として活気に満ち、勇ましい作品となっています(その代わり、当日の聖書章句との関連性はありません)。
ミリアム・フォイアージンガー(ソプラノ)
マルクス・フォルスター(アルト)
ダニエル・ヨハンセン(テノール)
マティアス・ヘルム(バス)
ルドルフ・ルッツ指揮
バッハ財団管弦楽団- 46
- 00.0
- 00.0
- 00.0
2023-11-22 19:00:00
【マリオ&ルイージRPG】最大の敵ゲラゲモーナ 耳コピアレンジゲラゲモーナ「ゲヒャヒャヒャヒャ!!!」
マリオ&ルイージRPGから「最大の敵ゲラゲモーナ」の耳コピアレンジです。
フーガな感じで大好きです。
パーニョ戦オーケストラアレンジsm43054777
マリオ&ルイージ(アレンジ)mylist/75889164
ペーパーマリオRPG(アレンジ)mylist/75966755
作ったアレンジmylist/53884260- 45
- 00.0
- 36.7
- 12.2
2021-09-01 09:23:02
ヴィドール:「バッハの思い出」より 第3曲「アリア」Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=0ng5rk8MB9c)。
ヴィドールによるバッハ作品の編曲集「バッハの思い出」より、第3曲「アリア」です。この曲はバッハの平均律クラヴィーア曲集第1巻より、前奏曲第10番 ホ短調BWV855をオルガン独奏用に編曲したものです。
ベルンハルト・シュナイダー(オルガン)- 45
- 00.0
- 00.0
- 00.0
2022-03-30 17:52:04
バッハ:カンタータ第105番「主よ、汝の下僕の審きにかかずらいたもうなかれ」BWV105Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=EMBdIdO21H8)。
バッハのカンタータ「主よ、汝の下僕の審きにかかずらいたもうなかれ(主よ、とがめたもうな)」BWV105は1723年に作曲され、三位一体節後第 9日曜日である7月25日に初演されました。
この日の福音章句はルカによる福音書から「不正を行った財産の管理人を主人が赦す」という逸話ですが、これについてバッハは本作で、主人の罰を恐れる管理人の様子を主の怒りを恐れる罪人の様子に見立てています。全6曲のうち、前半は管理人が不安におののく様子を描写し、後半では罪が赦されて、神の信仰により不安が解消されるという筋立てになっています。
作品中で歌われる歌詞の内容が不正を働いた管理人を赦すという内容のため、神が不正を勧めているように受け取って難色を示す聴き手がいる一方で、音楽的には合唱による前奏曲とフーガといった形の第1曲からバッハが力を入れて作曲したことがわかり、彼がライプツィヒに着任した初年度に発表されたカンタータの中でも、評価が高い作品となっています。
エディット・マティス(ソプラノ)
ユリア・ハマリ(アルト)
ペーター・シュライアー(テノール)
ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(バス)
カール・リヒター指揮
ミュンヘン・バッハ管弦楽団
ミュンヘン・バッハ合唱団- 44
- 00.0
- 00.0
- 00.0
2023-11-08 18:12:02
バッハ:イギリス組曲第6番 ニ短調 BWV811(ヴェデルニコフ)Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=Kw6KW6irg34)。
ロシア・ソ連の名ピアニスト、アナトリー・イヴァノヴィチ・ヴェデルニコフ(1920 - 1993)の演奏によ
る、バッハのイギリス組曲第6番 ニ短調 BWV811です。
ヴェデルニコフはバッハのイギリス組曲全6曲の録音を遺しましたが、この第6番の録音を最初に行っており
(1962年)、唯一のモノラル録音となっています。
アナトリー・イヴァノヴィチ・ヴェデルニコフ(ピアノ)- 43
- 00.0
- 12.3
- 00.0
2021-10-27 17:52:02
バッハ:カンタータ第69番「わが魂よ、主を讃えよ」BWV69Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=3F7GmsKrgI4)。
1723年に作曲・初演されたバッハのカンタータ「わが魂よ、主を讃えよ」BWV69aは、曲全体で神への賛美を歌い、トランペット3本や管楽器、ティンパニが総出で演奏する豪華で祝祭的な作品となっています。
1748年、ライプツィヒで市参事会員の交替式が行われるのに伴い、バッハは祝祭的な作品であるBWV69aを改作し、交替式で演奏するためのカンタータとしました。改作にあたっては曲中のレチタティーヴォ2曲と終曲のコラールが新曲に差し替えられており、原曲とかなり異なっているため、新バッハ全集ではBWV69aの異稿という扱いとなって独立した分類番号が付されています。これが「わが魂よ、主を讃えよ」BWV69です。
ヴィルヘルム・ヴィートル(ソプラノ)
ポール・エスウッド(アルト)
クルト・エクヴィルツ(テノール)
ルート・ファン・デル・メール(バス)
ニコラウス・アーノンクール指揮
ウィーン・コンツェントゥス・ムジクス
テルツ少年合唱団- 43
- 00.0
- 00.0
- 00.0
2021-06-09 18:55:02
バッハ:カンタータ第64番「見よ、父なる神の大いなる愛を」BWV64Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=OzI1CImWAhU)。
バッハがライプツィヒに赴任した1723年に作曲されたカンタータ「見よ、父なる神の大いなる愛を」BWV64は、クリスマスの第3日にあたる12月27日に初演されました。ただ、この年の12月27日は使徒ヨハネの祝日とされたようで、全8曲からなる本作にはクリスマスから連想される祝祭的な雰囲気はなく、前半の曲はむしろ現世の虚しさを強調し、後半では対比する形でキリストによる救いを歌うことで、キリスト降誕の意味を深く思い起こさせるような曲想となっています。
本作がこのような構成になったのは、初演当日が使徒ヨハネの祝日であることに加え、この年のクリスマス第1日にBWV63、第2日にBWV40といった大規模な作品が立て続けに演奏されたため、合唱団の疲労を考慮して小編成による曲を作ったと考えられています。
マリア・ケオハネ(ソプラノ)
アレックス・ポッター(アルト)
ヤン・コボウ(テノール)
マシュー・ブルック(バス)
ラルス・ウルリク・モーテンセン指揮
コンチェルト・コペンハーゲン- 43
- 00.0
- 00.0
- 00.0
2023-11-29 06:45:02
バッハ:パルティータ第2番 ハ短調 BWV826(ヴェデルニコフ)Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=58Lq5ZHbvMk)。
20世紀のソ連・ロシアの名ピアニスト、アナトリー・イヴァノヴィチ・ヴェデルニコフ (1920 - 1993)の
演奏による、バッハのパルティータ第2番 ハ短調 BWV826です。
アナトリー・イヴァノヴィチ・ヴェデルニコフ(ピアノ)- 42
- 00.0
- 24.8
- 00.0
2023-01-25 21:07:02
バッハ(フェインベルク編):トリオソナタ第5番 ハ長調BWV529より「ラルゴ」(ピアノ独奏版)Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=IoW8nhcJick)。
ウクライナ出身のユダヤ系ピアニスト・作曲家であるサムイル・フェインベルク(1890 - 1962)は
バッハ作品の演奏に熱心であったことが知られており、クラヴィーア作品だけに飽き足らず、オル
ガン作品のピアノ用編曲版も作成しています。
この動画はそういった編曲作品の1つである、トリオソナタ第5番 ハ長調BWV529より「ラルゴ」の
ピアノ独奏版です。
Ivan Kivelidi(ピアノ)- 42
- 00.0
- 12.4
- 00.0
2023-05-17 19:54:02
バッハ:カンタータ第181番「軽佻浮薄なる霊の者ども」BWV181Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=xdIqBGk6PJ0)。
バッハのカンタータ「軽佻浮薄なる霊の者ども」BWV181は1724年に作曲され、この年の復活祭前第8主日
に当たる2月13日に初演されました。この日の福音書章句はルカによる福音書から「『種を蒔く人』のたと
え」で、神を「種を蒔く人」に、神の教えを「種」にたとえ、神の教えは全ての土地に平等に行き渡るが、
その種が育つのは「良い土地」(信心深い人が大勢いる場所)であると説いています。本作はこの章句に沿
って、神の言葉(種)を芽吹かせる良い土壌となるよう備えよと呼びかける歌詞が歌われます。
初演時の楽器編成は弦とトランペットのみという簡素なものでしたが、後年の再演時にオーボエとトラヴェ
ルソが追加されており、現在ではこの再演時の編成で演奏されるのが一般的です。また、本作は通常のカン
タータでは冒頭に置かれる合唱がなく、いきなりアリアで始まります。更に、普段は最後に演奏される単純
4声体のコラール楽章がなく、途中のアリアやレシタティーヴォにもコラールの素材が使われておらず、作
品中に全くコラールの要素が現われないという、珍しいカンタータとなっています。
ミリアム・フォイアージンガー(ソプラノ)
アレックス・ポッター(アルト)
ユリウス・プファイファー(テノール)
クラウス・メルテンス(バス)
ルドルフ・ルッツ指揮
バッハ財団管弦楽団
バッハ財団合唱団- 41
- 00.0
- 00.0
- 00.0
2021-08-04 18:44:02
ヨハン・ベルンハルト・バッハ:管弦楽組曲(4曲)Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=PmEztGF3pF8)。
ヨハン・ベルンハルト・バッハ(1676 - 1749)はヨハン・セバスティアン・バッハの
10歳年上で、両者は祖父が兄弟である再従兄弟(はとこ)の関係になります。ヨハン・
ベルンハルトはエアフルト、マクデブルクでのオルガン奏者を経て、最終的にアイゼ
ナハでオルガン奏者及び宮廷楽団のチェンバロ奏者を務め、ヨハン・セバスティアン
より1年早くこの世を去りました。
彼は音楽様式的にはテレマンの影響を受け、数多くの序曲(管弦楽組曲)を作曲しまし
たが、それらを含めた作品のほとんどは失われており、現存する管弦楽組曲は4曲のみ
となっています。
トーマス・ヘンゲルブロック指揮
フライブルク・バロック管弦楽団- 40
- 00.0
- 12.5
- 00.0