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2024年6月8日 06時21分に生成された05時00分のデータです
2024-02-27 13:41:02
イタコ先輩 #04Twitter(X)
@hinako_yuhara
イタコ先輩マイリスト
mylist/76467884流れ変わったな うん? でも次郎食ってからニンニクが体の特効薬な気がしてきたんだよなぁ(ニンニク辞めたらコロなった) わからん! それは許されなかった 瞬 獄 殺 は? 人類悪を詰め込んだ人 まだかわいい 優しい K.O つよい エドモンド本田みてぇ...
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2022-01-05 18:00:00
交響曲「財前時子様」財前時子様のイメージソングです
楽器編成
フルート2
オーボエ2
クラリネット(B)2
ファゴット2
ホルン4
トランペット(B)2
トロンボーン3
チューバ1
ティンパニ
ハープ
弦楽器
第一楽章「威光」
Premier mouvement "Majesté"
ハ短調 序奏付きソナタ形式
第二楽章「慈悲」
Deuxième mouvement "Le Miséricorde"
変ニ長調 序奏-A-A'-A''-コーダの変奏曲形式
※ホルン以外の金管楽器とティンパニは登場しない
※この楽章以降ハープは登場しない
第三楽章「愉悦」
Troisième mouvement"Le Plaisir"
ヘ短調 A-B-Aの三部形式
トリオはニ長調
※金管楽器奏者は遺書を書いておくこと
第四楽章「それでも彼女を選ぶのか」
Quatrième mouvement
"Néanmoins,choisissez-vous cette femme?"
ハ短調 A-B-A-C-B-Aのロンド形式(リトルネロ形式)拝聴します デレステに実装してほしい 聞き入っちゃう 30分の超大作・・・!? 888888888 ド迫力 しっかしかっこいいなあ なるほど金管楽器きっついw あったけえぜ…… 「慈悲」にふさわしい旋律 このストリングス!! 低音部のアレンジがたまら...
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2021-10-08 20:03:02
すぎやまこういち:交響曲「イデオン」より 第4楽章Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=5mKUKigkcEg)。
すぎやまこういちは「ドラゴンクエスト」シリーズを手掛ける以前は、歌謡曲やCM、そしてアニメ音楽を多数作曲しました。このうち、アニメ音楽のジャンルにおける彼の最高傑作は「伝説巨人イデオン」とする意見が多く聞かれます。これは作曲者自身にとっても同様だったようで、後に「イデオン」の音楽を元に純音楽作品として、全4楽章からなる交響曲「イデオン」を作曲しました。これは「オーディオ交響曲」第1番、第2番に続く、すぎやまこういちの3番目の交響曲となります。
すぎやまは音楽学校出身ではなく、ほぼ独学でクラシック音楽を研究したとのことですが、この交響曲はアニメ音楽とクラシック音楽の中間を狙った様式となっており、このうち第4楽章は「弦がとぶ」を主題とする本格的な変奏曲で、ブラームスの交響曲第4番の第4楽章に似た構成となっています。また、各変奏は後の交響組曲「ドラゴンクエスト」を思い起こさせる旋律が随所に聴かれ、現代音楽としてはかなり親しみやすい作品となっています。
小松和彦指揮
東京フィルハーモニー交響楽団やっぱりドラクエの作曲者だなぁ・・・
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2023-11-12 20:00:00
【マーラー】時を超えたコラボ【李白】「私は三重の意味で安住の地を持たない。
第一はオーストリアにおけるボヘミアの住人であること、
第二はドイツ人の中のオーストリア人であること、
そして第三には全世界を通じてのユダヤ人であり、
どこへ行こうと決して歓迎されぬよそ者なのだ」という思いが
常に彼の心の中に存在し続けていたようです。
【音楽】
効果音ラボ様
https://soundeffect-lab.info/
PANIC PUMPKIN様『あまかぜのあいか』
http://pansound.com/panicpumpkin/index.html
【VOICEROID】結月ゆかり
【参考文献】
・河原孝哲『ものがたり世界史 古代~近代へ』Gakken
・『世界伝記大事典10』ほるぷ出版
・『世界伝記大事典 日本・朝鮮・中国編5』ほるぷ出版
・『世界人物逸話大事典』角川書店
・三枝成彰『大作曲家たちの履歴書下』中公文庫
・『世界史のための人名辞典』山川出版社おつやでー うぽつやでっ! おつでした。 サムネはニコニコの方が今回好み 導入が自然にも見える おつ!! うっかりかべのなかに飛び込んだりしそう そっちのリハクさんは拳王と戯れてなさい うぽつ 一応故郷には帰れたんだな かわいそう うおー、聴いてみよ...
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2021-11-29 00:52:02
交響曲60曲。その出だしを聴く。60人の作曲家から各一曲ずつ交響曲を選び、その出だし約3分程を聴きます。
収録順はほぼ作曲もしくは初演順です。選んだ基準は代表曲、有名曲、出だしのいい曲、ただの好みなどいろいろです。
※以前作ったものに不備や間違いがあったので訂正しました。また出てきたらその都度訂正するか削除して出し直す予定です。勉強になります
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2022-04-10 00:59:02
[大音量推奨] 壮大系交響曲の山場を聴く。ブルックナー、マーラー、ショスタコーヴィチからハウゼッガー、レントヘン等々全12曲。
作業開始ー
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2022-04-21 00:26:02
マーラー交響曲第9番と第10番マーラー交響曲第9番と第10番の全曲を。
#00:00 9番 クレンペラー指揮ニュー・フィルハーモニア
#86:46 10番(クック版第3稿) モリス指揮ニュー・フィルハーモニアこの気持ちの入ってない第9番は誰だ?アバド?ジュリーニ?
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2021-06-03 14:21:02
岡崎恵(はぁもP)/ 交響曲第9番 第3~第4楽章 【初音ミク他】 【オリジナル】初版完成: 2008年3月 ……恐らく世界初の(あの冨田勲氏よりもはるか前に完成した)VOCALOIDがソリスト・声楽パートを歌う本格交響曲!! 第3楽章の中盤と第4楽章の終盤がミクさんの独唱、第4楽章の序盤から中盤がミクリンレン兄めーちゃんの合唱が入ります。ルカさんはいません(作曲当時まだ発売前だった)
第3楽章: 「帰郷」(我らが帰るべき所) 15'39
第4楽章:「守護」(我らを見つめる者) 23'09
第1~第2楽章 → https://nico.ms/sm3883117088888888 GJ おつおつ 壮大よのう ガーディアンか ふむ 39分あるなこりゃ うぽつ! 3 うぽつ 1
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2022-03-03 23:04:03
プロコフィエフ (Prokofiev, Ukraine) 交響曲第6番 第1楽章 feat. 初音ミク (2022 Remaster)「現在われわれは大勝利に酔っているが、誰しも癒すことのできない傷を負っている。ある人は最も親しい者たちを失い、またある人は健康を害している。こういうことは忘れてはならないのだ。」
"Now we are rejoicing in our great victory, but each of us has wounds that cannot be healed. One has lost those dear to him, another has lost his health. These must not be forgotten."
プロコフィエフ交響曲第6番第一楽章、2011年公開、2022年リマスターです☆
12分もある大作ですが~そもそもポピュラー大衆音楽じゃないんですよねこれ、近代前衛クラシックだからとっつきにくいのはしゃーないというか☆
まあ映画やゲームのサウンドトラックみたいなもんと思っていただければ☆
プロコフィエフはウクライナ・ドネツィク州の出身、そこは第二次世界大戦中ナチスドイツに占領され、現在はロシアに占領されてます☆
大戦が終わり1946年に書かれた第6番交響曲は、いつもはキザでシャレオツな彼がガチでシリアスに作った曲☆
曲の構成展開としては~プロコの特徴というか、ドラマティックなシナリオみたいなのが裏にありまして☆
陰鬱な気分と寂寞感漂う町並み、鎮魂歌、回想に入り軍隊の行進、激しい戦闘、焼け野原、鎮魂歌☆
が終わるとまたもや軍隊の行進が聴こえてあっという間に大炎上、不吉でモヤモヤした感じでフェードアウト☆
ハイレゾ大迫力MIX(24bit/192Khz)SoundCloudも聴き応えありますのでどぞ☆
https://soundcloud.com/lapulsar/symphony-no6-prokofiev-ukraine-i-allgro-moderato-feat-hatsune-miku-2022-remaster
映像制作はMuro様の「PlayAniMaker( https://muro.fanbox.cc/ )」, 3Dモデルは「止丸式初音ミクNT( https://3d.nicovideo.jp/works/td79084 )」を使わせていただきました☆
・マイリス→mylist/252374918888888
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2021-06-15 22:57:02
モーツァルトやハイドンと同時代の作曲家ヴァンハル(ヴァニュハル)の短調の交響曲を10曲集めてみましたボヘミアの農家に生まれ、ウィーンでディッタースドルフ(1739-1799)に作曲を学び、モーツァルト(1756-1791)やハイドン(1732-1809)と同時代に活躍したウィーン古典派の作曲家ヴァンハル(1739-1813)の短調の交響曲を10曲集めました。
0:00:07~ 交響曲ホ短調(Bryan e1) 1764-67年
0:16:33~ 交響曲ホ短調(Bryan e2) 1771-72年
0:40:06~ 交響曲ホ短調(Bryan e3) 1760-62年
0:55:30~ 交響曲ハ短調(Bryan c2) 1764-67年
1:11:57~ 交響曲ト短調(Bryan g1) 1767-68年
1:27:30~ 交響曲ト短調(Bryan g2) 1764-67年
1:46:34~ 交響曲ニ短調(Bryan d1) 1767-68年
2:08:22~ 交響曲ニ短調(Bryan d2) 1773-74年
2:24:59~ 交響曲イ短調(Bryan a1) 1773-74年
2:41:43~ 交響曲イ短調(Bryan a2) 1769-71年
ヴァンハルの作品は当時は大流行でヨーロッパだけでなくアメリカでも演奏されるほど人気があったそうです。
1784年にストーラスが開催したカルテットパーティーではハイドン(1st Vn)、ディッタースドルフ(2nd Vn)、モーツァルト(Va)、ヴァンハル(Vc)の4人で弦楽四重奏曲を演奏したそうです。1780年代にはもう交響曲の作曲を封印したらしい d2とa1が1770年代前半頃、他は1760年代前半頃の作曲らしい
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2022-03-04 18:08:02
チャイコフスキー:交響曲第2番 ハ短調「小ロシア」作品17(1872年初稿)Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=rDJaDUNhjuI)。
チャイコフスキーの交響曲第2番 ハ短調「小ロシア」作品17には、1872年に作曲された初稿と、8年後の1880年に改訂された稿の2つがあります。このうち、現在よく演奏されるのは1880年の改訂稿の方で、これは作曲家自身がペテルブルクでの初演を担当した指揮者エドゥアルド・ナープラヴニークに「この作品で演奏されるべきは改訂稿のみ」と述べたことによります。
ですが、ナープラヴニークや当時のモスクワの著名な音楽評論家ニコライ・カシュキン、そしてチャイコフスキーの門弟であるセルゲイ・タネーエフなどは、1872年初稿の方が優れており、その重厚で印象的な響きが改訂稿で削られてしまったと考えていました。どちらの稿が優れているかについてはなかなか判定が難しいと思いますが、この動画を見る限り、自分は初稿の方がインパクトが強いと感じました。
なお、本作の題名「小ロシア」とは19世紀においてはウクライナの一部を指しており、これは曲中において3つのウクライナ民謡が採用されていることによります。このことから、一部では本作の題名を「ウクライナ」と読み替える動きがあるようです。
ジェフリー・サイモン指揮
ロンドン交響楽団- 167
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2021-10-01 13:04:02
ユスティン・ハインリヒ・クネヒト:自然の音楽による描写、あるいは大交響曲(田園交響曲)Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=a5SD_UXyB4M)。
ユスティン・ハインリヒ・クネヒト(1752 - 1817)はドイツの作曲家・オルガン奏者で、ハイドンより
20歳年下、モーツァルトより4歳年上にあたります。彼は作曲や演奏活動の他、ギムナジウムで音楽理論
を教える教育家としても精力的に活躍しました。しかし、クネヒトは劇場音楽や宗教音楽など、幅広い分
野にわたって作品を遺しながら、それらは長い間忘れられてきました。
その作品の中で最近になって注目されるようになったのが、1783年に作曲された「自然の音楽による描写、あるいは大交響曲(Le portrait musical de la nature, ou Grande sinfonie)」です。この作品は5楽章
構成の交響曲で、「田園交響曲(Pastoralsymphonie)」の副題が示す通り、田舎の風景や嵐の襲来、そ
して嵐が去った後の自然の情景を音楽で描写した標題音楽です。当時はこのような自然の情景を表す標題
音楽が流行しており、クネヒトの作品もそういった流行に沿うものでした。
それから四半世紀の後、ベートーヴェンは同様の題材で交響曲第6番「田園」を作曲しましたが、彼は作
曲研究の一環としてクネヒトが著した音楽理論書を持っていたといわれており、5楽章構成の交響曲とい
う音楽様式や田舎での嵐の襲来という筋立てなどの共通する要素があることから、ベートーヴェンがクネ
ヒトの「自然の音楽による描写」を事前に知っており、それを参考にして「田園」交響曲を完成させたの
はほぼ確実と見られています。
このような研究結果により、クネヒトの作品はベートーヴェンの「田園」に先行する「田園交響曲」とし
て、再評価されるようになりました。
フリーダー・ベルニウス指揮
シュトゥットガルト・ホーフカペレ- 164
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2022-03-11 14:28:02
クレバノフ:交響曲第1番「バビ・ヤールの犠牲者の思い出に」Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=nh5q3mGLTj4)。
ハリコフ(ハルキウ)出身で、ハリコフを中心に精力的な音楽活動を行っていたウクライナの作曲家ドミトロ・ルヴォヴィチ・クレバノフ(1907 - 1987)は、第二次世界大戦(独ソ戦)中の1941年9月にキエフのバビ・ヤール峡谷で約3万人のユダヤ人がナチス親衛隊により虐殺されたことを知りました。彼は戦争中はユダヤ人難民とともにタシュケントに避難しており、虐殺されたユダヤ人を追悼する目的で、1945年に交響曲第1番「バビ・ヤールの犠牲者の思い出に」を作曲します。
4楽章構成の本作はユダヤ人に伝わる伝統的な楽曲をいくつか引用しており、特に第4楽章は「会葬者(喪主)のカッディーシュ」による変奏曲となっていて、虐殺を追悼すると同時に、ユダヤ人が虐殺に屈しないことを音楽的に示しています。この交響曲は1947年に初演されて熱狂的な賞賛を浴び、1949年にはスターリン賞の候補にまで挙げられました。
しかし、当時のソ連の最高権力者であったスターリンは、建国されたばかりのイスラエルが西側諸国に接近したことから反ユダヤ主義に転じており、その意を受けた評論家たちから、この交響曲は「(ユダヤ人の称賛に偏っているため)ブルジョア民族主義とコスモポリタニズムの精神が込められている」と批判され、非愛国的と弾劾されました。クレバノフはかろうじて収容所送りは免れたものの、本作は演奏の機会を失って封印され、本作の再演奏がかなうのは、クレバノフが没した後の1990年のことでした。
なお、第二次世界大戦後のソ連における反ユダヤ主義はスターリン没後も長く続いており、同じくバビ・ヤール虐殺事件を扱ったショスタコーヴィチの交響曲第13番「バビ・ヤール」は、本作の15年後になる1962年に作曲されたにもかかわらず、初演に際してソ連当局から様々な妨害工作を受けることとなります。
イーゴリ・ブラジュコフ指揮
管弦楽団不明- 159
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2021-06-03 13:07:02
岡崎恵(はぁもP)/ 交響曲第9番 第1~第2楽章 【初音ミク】 【オリジナル】初版完成: 2008年3月 ……恐らく世界初の(あの冨田勲氏よりもはるか前に完成した)VOCALOIDがソリスト・声楽パートを歌う本格交響曲!! ただし最初の1分だけミクさんが歌って、前半はほとんど器楽です。しかし最初のミクさんの旋律が、この長大な交響曲を要所要所で締める重要な役割になっています。
第1楽章: 「慟哭」(我らを脅かす者) 22'18
第2楽章:「悔悛」(我らが犯した過ち) 10'08
第3~第4楽章 → https://nico.ms/sm38831269888888888 GJ おつおつ 気合入ってるなぁ 32分はしかし長いなこりゃ 凄いねぇ オーケストラやね ほー 交響曲第9番第1~第2楽章とな うぽつ! 2 1
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2021-09-07 04:06:02
【バーンズ】交響曲第3番(管弦楽アレンジ)Take 2バーンズ作曲 第3交響曲を以前独自に管弦楽化したものを、一部オーケストレーションを修正の上で音源を高品質化したもの。
音量のバランス取りが未熟なのと、アクセントうまくいかないなど、まだまだ音源に遊ばれている。なにより、レガートによる遅延対策が非常に大変(特にOboe以下のBerlin Woodwinds。頭の音も同じだけ遅延してくれれば時間単位で一律設定できるのに)で、さらなる研究が必要だけど、時間がなかなか取れない。。。
使用音源
・Berlin Woodwinds & Exp A (木管楽器)
・Chris Hein Orchestral Brass Extended (金管楽器、コルネットはトランペットにFormant
を掛けてそれっぽくしてみた)
・Cine Percussion (ティンパニを含む基本パーカッション & チェレスタ)
・QLSO (パーカッションの一部、チェレスタ含む)
・Garritan Personal Orchesgra 5 (ハープ、場所により2台に増強)
・Cinematic Studio Piano (ピアノ)
・Cinematic Studio Strings (弦楽合奏)
・Spitfire Solo Strings (ソロ弦楽器(弦楽四重奏))
on CUBASE 10
Finale v25上でのGarritan Personal Orchestraによる全楽章版はsm30805399参照
作曲作品(交響曲・協奏曲)mylist/23099725
作曲作品(その他)mylist/23405837
編曲作品mylist/23650964
アルカン編曲作品mylist/28377705適切なタグ管理にご協力いただけると助かります 自作オリジナル曲や公式提供曲でない動画に「ニコニコインディーズ」タグは不適切です
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2022-02-18 19:10:02
アッテルベリ:交響曲第5番 ニ短調「葬送交響曲」作品20Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=qLFCd4uTv3c)。
スウェーデンの作曲家クット・マグヌス・アッテルベリ(1887 - 1974)は生涯に9曲の交響曲を作曲しましたが、彼が1922年に作曲した交響曲第5番 ニ短調 作品20は、スウェーデン国外において彼が高く評価されるきっかけとなりました。
3楽章構成である本作は「誰もが自分の愛するものを殺す」というテーマに基づいて作曲されたといわれており、全ての楽章が短調で、特に第2楽章は沈痛極まりない葬送行進曲となっています。作曲者アッテルベリ自身によって「Sinfonia funebre(葬送交響曲)」の題名が名付けられ、作曲された翌年の1923年にベルリンで初演された本作はたちまち注目を浴び、特に第2楽章は当時のドイツの新聞記事で「かくも美しい感動的な葬送行進曲」と書かれるほど高く評価されました。
アッテルベリの存在は交響曲第2番の作曲以降、ドイツ音楽界の一部で名を知られるようになっていましたが、本作の初演によってアッテルベリは(少なくともドイツにおいては)有力な独自の個性を持ったスウェーデンの作曲家として認知されました。
スティグ・ヴェステルベリ指揮
ストックホルム・フィルハーモニー管弦楽団2024年最初のコメントは、このあたくしが何故か逃さずに頂きましたわッ! 初コメは何故か俺が頂いた
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2022-02-25 15:35:02
グリエール:交響曲第3番 ロ短調「イリヤー・ムーロメツ」作品42Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=jxEMvnQgGhI)。
ウクライナのキエフ出身の作曲家レインゴリト・グリエール(1875 - 1956)はスクリャービンやラフマニノフと同世代で、ロシア帝国末期~ソ連時代に後期ロマン派、国民楽派、そして中央アジアなどのオリエンタリズムに基づく作品を多数作曲しました。
このうち、彼の代表作の1つとされるのが1911年に完成した交響曲第3番 ロ短調「イリヤー・ムーロメツ」作品42で、リムスキー=コルサコフの交響組曲やチャイコフスキーの「マンフレッド交響曲」の流れをくむ標題交響曲となっています。グリエールが本作で題材に選んだ「イリヤー・ムーロメツ(ウクライナ語ではイッリャー・ムーロメツィ)」とは10世紀のキエフ大公ウラジーミル1世に仕えたとされる伝説上の勇士の名前で、彼の伝説から4つのエピソードを取り上げて全4楽章で構成され、全曲の演奏時間は約80分にも及ぶ大規模な交響曲となりました。
グリエールはリムスキー=コルサコフやチャイコフスキー、スクリャービンやラフマニノフといったロシアの名だたる作曲家に比べると知名度は劣るものの、この作品は指揮者レオポルド・ストコフスキーをはじめとして多くの音楽家たちに愛好され、現在では後期ロマン派における標題交響曲の傑作の1つと評価されています。
サー・エドワード・トマス・ダウンズ指揮
BBCフィルハーモニック- 118
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2023-12-15 19:57:02
ドヴォルザーク:交響曲第9番 ホ短調「新世界より」作品95(カバスタ指揮ミュンヘン・フィル)Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=6w2YhdwNC78)。
オーストリアの指揮者オズヴァルト・カバスタ(1896 - 1946)はフランツ・シュミットやヨーゼフ・マル
クスらに師事し、ドイツ各地の歌劇場で音楽監督を務めた他、ウィーン交響楽団やミュンヘン・フィルハー
モニー管弦楽団の首席指揮者を歴任しました。彼の指揮はフルトヴェングラー(カバスタより10歳年上)な
どと同様に曲のテンポを自在に操り、それでいながら楽器の響きを疎かにすることがないという優れたもの
だったといいます。
そんなカバスタの資質を最も直截に示した演奏の一つが、1944年にラジオ放送用としてミュンヘン・フィ
ルハーモニー管弦楽団を指揮して録音された、ドヴォルザークの交響曲第9番 ホ短調「新世界より」作品95
です。第二次世界大戦末期の録音という状況のため音量にばらつきはありますが、演奏自体は自由自在にテ
ンポを動かしながら音の響きにも配慮した名演で、1990年代までフルトヴェングラー指揮ベルリン・フィ
ルハーモニー管弦楽団の録音と誤解されたのもうなずけます。
このようにカバスタは優れた指揮でドイツ音楽界を牽引しましたが、その一方でナチス政権の熱烈な支持者
でもあり、そのために戦後は音楽界を追放され、妻と共に服毒自殺するという悲劇的な最後を遂げました。
オズヴァルト・カバスタ指揮
ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団- 104
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2023-02-03 20:44:02
ブルックナー:交響曲 ヘ短調 WAB99(習作交響曲)Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=PZndRR7C5o0)。
ブルックナーは現代では交響曲作曲家として高く評価されていますが、若いころは優れた教会オルガン
奏者として知られており、本格的に管弦楽法を学び始めたのは1861年(37歳)からという極めて遅いも
のでした。
このときのブルックナーの先生は10歳以上若いオットー・キッツラー(1834 - 1915)で、彼のもとで2
年間学んだあと、1863年にキッツラーの指導に助けられ、楽式と楽器法、そして管弦楽法の実習として
初めて4楽章構成の交響曲を作曲します。これが交響曲 ヘ短調 WAB99です。
この曲は後年の番号付き交響曲と比較すれば未熟であることは明らかで、完成した楽譜を渡されたキッツ
ラーは「たいして霊感を受けない」との感想を残しています。その評価にはブルックナー自身も同意して
おり、楽譜に"Schularbeit"(宿題)と書いたまま作品は放置され、彼の生前に出版・演奏されることは
ありませんでした。
とはいえ、同時代の作曲家による交響曲と比較すると「良くはないが悪くもない」というのが現代の大方
の専門家による評価で、特に第3楽章のスケルツォは規模こそ小さいもののブルックナーの交響曲に特有
のスケルツォの基本的な構造が既に出来上がっており、演奏機会に恵まれないながらも、彼の交響曲の原
点として注目すべき作品といえます。
なお、本作の呼び方は「交響曲 ヘ短調」「習作交響曲」のほか、ブルックナーの交響曲に「第0番」が存
在することから、区別するため「交響曲第00番」「交響曲-(マイナス)1番」と呼ばれることもありま
す。
エリアフ・インバル指揮
フランクフルト放送交響楽団- 102
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2022-04-01 16:52:02
シェーンベルク(ウェーベルン編):室内交響曲第1番 ホ長調 作品9(五重奏版)Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=czRGMUvv6Xc)。
シェーンベルクが1906年に作曲した室内交響曲第1番 ホ長調 作品9は、交響曲の演奏規模が拡大し続けていたことに対するアンチテーゼとして、わずか15人で演奏する「室内」交響曲として作曲されました。この時点でも演奏規模はかなり少ないものでしたが、1922年にウェーベルンはさらに人数を少なくして、5人で演奏可能な編曲版を作成しました。
編曲にあたってウェーベルンが想定していたのはフルート、クラリネット、ヴァイオリン、チェロ、ピアノの五重奏で、この編成で演奏されるのが普通ですが、フルートかクラリネットのどちらかのパートをヴァイオリンやヴィオラに変更して「ピアノ四重奏+管楽器」の五重奏として演奏することもしばしば行われています。
この動画ではフルートがヴァイオリンに置き換えられ、ピアノ、ヴァイオリン2、クラリネット、チェロの5人で演奏されています。
Assaff Weisman(ピアノ)
David McCarroll、Yonah Zur(ヴァイオリン)
Tibi Cziger(クラリネット)
Michal Korman(チェロ)- 100
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2021-07-23 17:59:02
バーバー:交響曲第2番 作品19(1947年改訂版)Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=EHXnnBykrCU)。
第二次世界大戦の最中であった1943年、アメリカ陸軍航空軍は「弦楽のためのアダージョ」などの作品で頭角を現した作曲家サミュエル・バーバーに対して「飛行機乗りを扱った交響的作品(symphonic work about flyers)」の作曲を依頼しました。バーバーは1942年にアメリカ陸軍に徴兵されていましたが、この新作の作曲に際して軍の全面的な協力を受け、航空軍基地の中で暮らしてパイロット達に飛行の経験について聞いたり、自ら飛行訓練に加わったりするなどしました。また軍からの要請により、夜間飛行の誘導のためのビーコンを表現する電子楽器(electronic tone-generator)を編成に追加しました。こうした事情から、バーバーは複調やオスティナート、不協和音といった様々な技法を可能な限り駆使した野心的な交響曲を作曲し、全3楽章の交響曲第2番 作品19として完成させました。
本作は1944年に初演され、一部評論家から批判はあったものの、意欲的な現代音楽作品として成功を収めました。バーバーは本作の出来をかなり高く評価しており、1947年には電子楽器のパートをEs管クラリネットに変更した改訂版を作り、1950年には自らの指揮により録音も残しました。しかし作曲から20年を過ぎた1964年、バーバーは「軍のプロパガンダ作品でしかない」との理由で本作の楽譜を破棄し、長らく演奏機会が失われました。その後、バーバーの死後の1984年にイギリスで破棄を免れた楽譜が発見され、現在では再評価が進んでいます。
個人的には、この交響曲は同時期に作曲されたショスタコーヴィチの交響曲(第7番など)と同程度のプロパガンダ性があるものの、バーバーが気に病むほどではなく、むしろ現代音楽における交響曲としてかなり優れた作品であることに注目するべきだと思います。
ネーメ・ヤルヴィ指揮
デトロイト交響楽団- 94
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2021-12-10 14:18:02
ルーズ・ランゴー:交響曲第1番 ロ短調「岩礁の牧歌(岩の田園詩)」BVN32Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=2owQATYnBk4)。
ルーズ・ランゴー(1893 - 1952)はデンマークの作曲家・オルガニストで、ワーグナーやリヒャルト・シュトラウスの影響を受けて後期ロマン派の様式に則った大規模な管弦楽曲を多数作曲しており、それらの中核といえるのが16曲の交響曲です。
ランゴーの最初の交響曲「Klippepastoraler(「岩礁の牧歌」または「岩の田園詩」と訳される)」は1908年(14歳)に作曲を開始して翌1909年にいったん完成したものの、更に改訂作業に入り、1911年(17歳)に改訂稿を完成させました。しかし、本作は全5楽章構成で演奏時間が約1時間に及ぶ冒険的な大曲であり、これを演奏しようとする団体はデンマークにはありませんでした。そこでランゴーは両親とともにドイツ旅行に出かけ、そこで指揮者のアルトゥール・ニキシュやマックス・フィードラーに会って作品の講評を求めます。彼らはランゴーの才能を認めて彼を激励し、1913年にフィードラー指揮ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団により、交響曲第1番がついにベルリンで初演され、成功を収めました。
しかし、ニールセン風のモダニズムや新古典主義が楽壇の主流となっていたデンマーク国内では、ランゴーの作品が演奏される機会は少なく、その後ランゴーは後期ロマン派の枠にとどまらない急進的な要素を含めた作品を作るようになったものの、祖国の音楽界で重要視されることは生涯ありませんでした。
レイフ・セーゲルスタム指揮
デンマーク国立放送交響楽団- 92
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2021-09-03 10:11:02
ミキス・テオドラキス:交響曲第1番Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=ActG7NHtwpo)。
ギリシャの作曲家ミキス・テオドラキス (1925 - 2021)はクラシックから映画音楽、ポピュラー音楽に至る幅広い分野において活躍し「ギリシャにおける20世紀最大の音楽家」と高く評価されました。一般に、彼の最も注目された作品は映画音楽で「その男ゾルバ」「Z(1969年)」「セルピコ」などが知られていますが、正統的なクラシック音楽様式に基づく作品も多数残されています。
そうした作品の1つである交響曲第1番は、テオドラキスがギリシャ内戦に参加していた1948~54年に作曲されました。作品様式としてはショスタコーヴィチの影響を受けつつも、ギリシャの民族音楽との融合を試みた、新古典主義に基づく全3楽章構成の交響曲となっています。
ただ、彼は生涯を通して左翼系の活動家・政治家として活動しており、本作の作曲期間にもしばしば政府によって逮捕・拘禁されていました。その経験による苦悩は本作にも色濃く反映されており、単なる「ショスタコーヴィチとギリシャ音楽の折衷音楽」というくくりにとどまらない作曲者の個性がにじみ出た作品となっています。
ミキス・テオドラキス指揮
サンクトペテルブルク・カペラ交響楽団- 91
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2022-07-08 19:46:03
ベートーヴェン:交響曲第3番 変ホ長調「英雄」作品55より 第2楽章 Marcia funebre: Adagio assaiYoutubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=MwmupVj_qxg)。
本当は別の曲を投稿する予定でしたが、今日という日を象徴する曲として、
これ以上にふさわしい曲はないと判断しました。
ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団- 84
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2023-02-17 19:46:02
フランク:交響曲 ニ短調 FWV 48(ジュリーニ指揮ウィーン・フィル 1993年実況録音)Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=HHCh4fyjOlY)。
イタリア出身の指揮者カルロ・マリア・ジュリーニ(1914 - 2005)は約50年に渡って指揮活動を行い、
多数の録音を遺しましたが、そのレパートリーは比較的限定されており、交響曲に関しては全集を録音し
たのはベートーヴェンとブラームスのみで、他の作曲家は有名作や好みの作品のみを取り扱うという姿勢
を貫きました。彼はインタビューで「曲が血になるまで吸収し、体の一部になったとき初めて指揮する用
意ができる」と述べており、作品を深く理解するまで指揮しようとしなかったからといわれています。
そんなジュリーニが演奏にこだわった交響曲の1つが、セザール・フランクの唯一の交響曲 ニ短調で、正
規の商業録音だけで3種類が存在します。その中で最後のものが1993年にウィーン・フィルを指揮した演
奏会の実況録音で、曲全体に渡ってかなり遅いテンポを維持しつつ、細部まで磨き上げた美しい演奏を行
うジュリーニの美点が発揮されています。
カルロ・マリア・ジュリーニ指揮
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団- 82
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2021-10-22 19:20:02
マーラー:交響曲様式による音詩「巨人」(交響曲第1番 ニ長調 第2稿)Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=VeRs8V2R7XA)。
マーラーの交響曲第1番には3つの稿があり、第1稿及び第2稿は5つの楽章で構成されていて、(マーラー自身は交響曲と呼んでいましたが)初演時にはスメタナの「わが祖国」のような連作交響詩とされていました。その後、第3稿では全4楽章に改訂して交響曲として初演され、これが現在よく演奏される稿となっています。
このうち、1889年にブダペストで初演された第1稿(ブダペスト稿)は現存していませんが、1893年にハンブルクで演奏された第2稿(ハンブルク稿)は自筆譜が現存しており、この後の交響曲第2番、第5番などの5楽章交響曲を先取りするものとして、少数ながら演奏・録音されています。
第2稿は演奏に当たって「交響曲様式による音詩」とされ、ジャン・パウルの小説にちなんで「巨人」という標題が付けられ、各楽章にも標題が付けられました。ただ、この標題は作品が完成した後に友人の勧めでつけられたもので、第3稿では「作品に対する誤解を招く」という理由で削除されています。
オーレ・クリスティアン・ルード指揮
ノールショピング交響楽団第5楽章 地獄から天国へ 第2部 人間喜劇 第4楽章 座礁、カロ風の葬送行進曲 第3楽章 順風に帆を上げて 第2楽章 花の章 第1部 青春の日々から、若さ、結実、苦悩のことなど 第1楽章 春、そして終わることなく
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2022-06-17 18:42:02
エイミー・ビーチ:交響曲 ホ短調 「ゲール風」作品32Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=VmLU1CfHcJw)。
エイミー・ビーチ(1867 - 1944)は、アメリカのニューハンプシャー州出身のピアニスト・
作曲家で、アメリカ人女性として初めて「創造的な作品」を発表して国際的に高く評価され
ました。彼女はワーグナーやブラームス、そしてドヴォルザークの影響を受けて後期ロマン
派の作風を保ちつつ、自分がピルグリム・ファーザーズにさかのぼる家系に連なることを意
識して、当初はイギリス民謡に触発された作品を作曲していました。
そんな彼女の代表作の1つとされているのが、1894年に作曲した交響曲 ホ短調 「ゲール風」
作品32です。その前年である1893年にドヴォルザークが交響曲第9番「新世界より」を作曲
・初演しており、ビーチはそれに触発されて4楽章から成る交響曲を作りました。ただ、ド
ヴォルザークがネイティブ・アメリカンやアフリカン・アメリカンの音楽とチェコの音楽を
組み合わせたのに対し、ビーチはアメリカ人でありながらネイティブ・アメリカンなどの音
楽を使わず、むしろ「文芸と共に先祖から付け継いだ古きイングランド、スコットランド、
もしくはアイルランドの歌曲」に基づいて本作を作曲しました。「ゲール風(Gaelic)」と
いう題名はケルト民族の部族名ゴイデルを暗示しており、「アイルランド風」という意味に
なります。
本作は1896年10月30日に初演され、一部評論家が「オーケストレーションが重い」と批判
したものの、観衆や報道関係者の支持を集めて成功を収めました。その後は1920年代にいっ
たんは忘れられたものの、ビーチの晩年である1930~40年代に再評価され、細々ながらも
アメリカのオーケストラによってレパートリーに採用され続けています。
ネーメ・ヤルヴィ指揮
デトロイト交響楽団- 79
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2023-10-14 01:39:02
[生誕200年] ブルックナー全交響曲の終楽章を初稿中心にまとめて聴く。収録順に。
#00:00 00番(1863)
#08:03 1番(1866年稿)
#23:55 0番(1869)
#32:42 2番(1872年稿)
#53:39 3番(1873年稿)
#69:56 4番(1874年稿)
#87:16 5番(1878)
#112:36 6番(1881)
#126:26 7番(1883)
#138:35 8番(1887年稿)
#159:45 9番(コールス完成版 [2011年改訂版])※1896年に未完のまま作曲者逝去。
全11曲- 74
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2022-02-27 15:53:02
グリエール(ストコフスキー編):交響曲第3番 ロ短調「イリヤー・ムーロメツ」作品42Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=dtZUSvvHGBY)。
ウクライナ出身の作曲家レインゴリト・グリエール(1875 - 1956)の代表作とされる交響曲第3番 ロ短調「イリヤー・ムーロメツ」作品42は1911年に完成し、翌1912年に初演されて好評を博しました。しかし、演奏時間が80分に及ぶ大作であったため、再生時間が短いSPレコードが主流だった時代には録音される見込みがほとんどありませんでした。
そんな中、多数の有力なレコード録音によりアメリカ音楽界で名をはせた名指揮者レオポルド・ストコフスキー(1882 - 1977)は、本作をロシア音楽における傑作交響曲と評価していて、この曲のSPレコードを作るためには曲を短縮するしかないと考え、1930年にグリエール自身に直接「この交響曲を短縮した編曲版を作らせてほしい」と許可を求めます。グリエールは自分の作品がストコフスキーによってアメリカで知名度を上げられることに魅力を感じて許可を出しました。これによってストコフスキーは数多くのカットにより演奏時間を約40分にした短縮版を作成し、これがSPレコードに録音されました。
原曲をほぼ半分にしたストコフスキーの短縮版に対しては、当然批判がありましたが、これによってアメリカ国内で本作の知名度が劇的に上昇したことは疑いなく、一時はラフマニノフの交響曲第2番と並ぶロシア・後期ロマン派の傑作交響曲とまで評価されました。ストコフスキーはこの編曲版を気に入っており、その生涯において3種の録音を遺しました。
その後、録音技術の進歩により長時間録音が可能になって、カットなしのオリジナル版によるレコードが登場するようになると、ストコフスキーの短縮版は顧みられなくなりますが、この動画の録音を聴くと、ストコフスキーの演奏はリムスキー・コルサコフの「シェヘラザード」と同様の豪華絢爛な響きに満ちており、忘れ去られるには惜しい版だと思います。
レオポルド・ストコフスキー指揮
ヒューストン交響楽団- 74
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2023-08-04 17:31:02
ラフマニノフ:交響曲第1番 ニ短調 作品13Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=ffTel_kRaSI)。
ラフマニノフが1895年に作曲した交響曲第1番 ニ短調 作品13は、2年後の1897年にペテルブルクでグラズ
ノフの指揮により初演され、大失敗に終わったことが知られています。この結果については、ペテルブルク
の保守的な聴衆が作品の斬新さを受けいれなかったこと、しかも指揮したグラズノフもそういった聴衆と同
様に作品の本質を理解していなかったことが指摘されています。
現在の視点から見ると、この作品はムソルグスキーに近い不気味な音響で満ちており、第4楽章で金管楽器
や打楽器が大音量で鳴り響く曲想は、後年のラフマニノフの作品よりむしろストラヴィンスキーの初期作品
に近い印象があります。当時の作曲家にとって「交響曲」の成功は作曲家としての成功と同義であり、そん
なジャンルにおける最初の作品として20代のラフマニノフが作曲したのは、自らの才能を信じて、粗削りな
がらも個性を全開させた意欲作であったことがわかります。
そして、そんな意欲作であった交響曲第1番が大失敗した結果、ラフマニノフはピアノ協奏曲第2番や交響曲
第2番等のように、甘美でロマンティックな叙情にあふれる曲想を使うことに転換することとなります。と
はいえ、その後もときおり、例えば交響詩「死の島」のように不気味で重苦しい曲も彼は作曲しており、交
響曲第1番を作曲したラフマニノフの個性は消えていなかったことがうかがえます。
ウラディミール・アシュケナージ指揮
ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団- 67
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2021-08-27 12:05:02
カゼッラ:交響曲第1番 ロ短調 作品5Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=dk7eqDwQz9E)。
近代イタリアの作曲家アルフレード・カゼッラ(1883 - 1947)は、レスピーギやマリピエロ、ピツェッティらと共に、伝統的に歌劇に偏重しがちだったイタリア音楽界において純粋な器楽曲の復興を目指し、数多くの器楽曲を作曲したことで知られています。カゼッラはパリ音楽院でフォーレに作曲を学びましたが、初期の作風はマーラーやリヒャルト・シュトラウスから多くの影響を受け、ドイツ後期ロマン派とイタリアのロマン派の融合に腐心しました。
そういった作品の1つが、1906年に作曲された交響曲第1番 ロ短調 作品5です。ただ、カゼッラ自身は本作を「ドイツロマン派の影響を受けすぎて自身の個性が出ていない」と認識していた節があり、生前には公開しませんでした。
フランチェスコ・ラ・ヴェッキア指揮
ローマ交響楽団- 65
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2021-07-02 17:58:03
チプリアーニ・ポッター:交響曲(第6番)ト短調Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=e8sN6p9bPiE)。
ロッシーニと同じ年にロンドンで生まれた作曲家フィリップ・チプリアーニ・ハンブリー・ポッター(1792 - 1871)は、ウィーンに留学してベートーヴェンの助言を受けるなどして研鑽を積み、ベートーヴェンやメンデルスゾーンのピアノ協奏曲のイギリス初演などの演奏活動、更には王立音楽アカデミーでの教育活動により、当時は音楽的に後進国だったイギリスの音楽水準の底上げに貢献しました。
ポッターはベートーヴェンに代表されるウィーン音楽界の影響を大きく受けた前期ロマン派の作曲家であり、最も作曲に力を入れたのは全10曲の交響曲ですが、現存するのは9曲で、1曲は破棄されたと推測されます。
1832年に作曲した交響曲 ト短調はメンデルスゾーンの交響曲第4番「イタリア」と同年代の作品で、彼の交響曲の中で比較的高い評価を受けており、同じ1832年に交響曲を作曲した若きワーグナーも称賛したといわれています。
なお、彼は交響曲の番号付けについて独自の基準を設ける一方で、番号を付けなかった作品があり、後の専門家が混乱することとなりました。これは本作も例外ではなく、作曲家自身によって「第2番」「第10番」の2つの番号付けがなされました。現在では、素直に作曲年順である「第6番」と番号付けがなされています。
ヒラリー・デイヴァン・ウェットン指揮
ミルトン・キーンズ・シティ管弦楽団- 62
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2023-09-29 20:08:03
ショスタコーヴィチ:交響曲第14番 ト短調 作品135(ドイツ語歌詞 ケーゲル指揮ライプツィヒ放送響)Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=ZeoLGj8ERFw)。
1962年、ショスタコーヴィチはムソルグスキーの歌曲集「死の歌と踊り」の管弦楽伴奏版(sm38157469)
を作りました。この歌曲集は全ての曲が「死」を題材にしており、自らの体調が減退して死を強く意識して
いたショスタコーヴィチは、正面から死を取り扱ったムソルグスキーの作品に感銘を受けて、自らも「死」
を題材にした作品の作曲に取り組みます。そうして完成した交響曲第14番 ト短調 作品135は、1969年9月
29日にレニングラードで初演されました。
芸術作品における「死」は救済や安息といった要素が取り上げられることが多いのに対し、本作は「死は美
しいものではなく、死はすべての終わりでしかない」というショスタコーヴィチの思想が前面に押し出され
ていて、周囲からは賛否両論を巻き起こしましたが、現在では彼の代表作の1つと評価されています。
この動画はレニングラード初演の約2年半後、1972年3月28日にライプツィヒにおいて開催された演奏会の
実況録音です。旧東ドイツでの演奏ということで、このときはドイツ語に訳された歌詞が歌われており、バ
ルシャイやロストロポーヴィチの名演を聴き慣れていると違和感があります。とはいえ、ロシア国外におい
てはショスタコーヴィチ作品の優れた解釈者と評価されていたケーゲルの指揮は冴えわたっており、ドイツ
語歌詞による歌唱は本作がマーラーの「大地の歌」に影響されて作曲されたことを思い起こさせ、なかなか
に聴き応えのある名演だと思います。
なお、この作品はしばしば「死者の歌」の標題で呼ばれていますが、これは日本のレコード会社が国内での
販売にあたって名付けたもので、海外では使われていないそうです。
エミリア・ペトレスク(ソプラノ)
フレッド・タシュラー(バス)
ヘルベルト・ケーゲル指揮
ライプツィヒ放送交響楽団- 54
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2021-12-03 19:55:02
シューベルト(ライネッケ - カツァリス編):交響曲第8番 ロ短調「未完成」D.759より 第2楽章(ピアノ独奏版)Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=hzXSztT276A)。
カール・ハインリヒ・カーステン・ライネッケ(1824 - 1910)が4手ピアノ用に編曲し、それを更にシプリアン・カツァリスがピアノ独奏用に編曲した、シューベルトの交響曲第8番 ロ短調「未完成」D.759より 第2楽章です。
シプリアン・カツァリス(ピアノ)- 52
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2023-05-12 19:47:02
セルゲイ・ボルトキエヴィチ:交響曲第1番「わが故郷より」作品52Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=Im_AXGLZZJ0)。
ハルキウ(ハリコフ)のポーランド系貴族の家に生まれたセルゲイ・ボルトキエヴィチ(1877 - 1952)
は、若くしてベルリンやウィーンなどのドイツ音楽圏で活動しましたが、ロシア出身であることから第一次、
第二次世界大戦ではドイツで迫害され、ロシア革命では貴族出身のために財産を没収されるなど、苦難の人
生を送りました。
彼の作風はチャイコフスキー直系というべき後期ロマン派に属しており、十二音技法などの現代音楽の技法
に背を向けた態度はラフマニノフに近いといえます。そんなボルトキエヴィチの作風を如実に表しているの
が、1935年に作曲された交響曲第1番「わが故郷より」作品52です。
全4楽章構成の本作はボルトキエヴィチがロシアを追われ、ウィーンに定住していた頃に作曲されており、
チャイコフスキーからの影響を如実に感じられるオーケストレーションもあるほか、終楽章ではロシア国歌
「神よツァーリを護り給え」が引用されるなど、題名通り「わが故郷」であるロシア(あるいはウクライ
ナ)への郷愁に満ちています。作曲当時の音楽界の潮流を考えると本作は古色蒼然たる作風といえますが、
それは裏を返せば聴衆に親しみやすいメロディにあふれるということでもあり、もっと多くの人に聞いてほ
しい作品だと思います。
なお、この交響曲は第二次世界大戦後に再評価されたボルトキエヴィチの75歳の誕生日を祝う演奏会(彼が
参加した最後の大規模な演奏会)が1952年2月に開かれたとき、締めくくりの曲として演奏されました。苦
難の人生を送ったボルトキエヴィチはこれを喜び、友人への手紙で「私は75歳という歳でこれほどの評価を
されて、いつでも幸せを感じることができるのだ。ほとんどの場合、本当に評価される人の名声は死後に高
まるものだから」と綴っています。
Mykola Sukach指揮
チェルニーヒウ・フィルハーモニー交響楽団- 49
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2022-10-28 20:03:02
ケクラン:セヴン・スターズ・シンフォニー(7人のスターの交響曲)作品132Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=YW-1uigZ-14&t=1654s)。
シャルル・ルイ・ウジェーヌ・ケクラン(1867 - 1950)はパリ出身でマスネやフォーレなどに
作曲を学び、作曲家として200曲以上の作品を作曲した多作家であり、パリの音楽学校スコラ・
カントルムの教授にも就任した音楽教師でもありましたが、音楽史においてはドビュッシーの
バレエ「カンマ」やフォーレの劇音楽「ペレアスとメリザンド」の管弦楽版への編曲を担当し、
両者に有能な編曲者として認められたことで歴史に名を残しています。
ケクランは1920~30年代に映画というメディアに夢中になって、それらに触発された作品をい
くつか作曲しています。その中で最も大規模な作品が「セヴン・スターズ・シンフォニー(7人
のスターの交響曲)」作品132です。この作品は7人の映画俳優・女優にちなんだ7つの楽章で
構成されており、ケクランはフランス人作曲家でありながらハリウッドに敬意を表してわざわ
ざ英語の題名「The Seven Stars' Symphony」を採用しています。
この曲で採り上げられたのはダグラス・フェアバンクス、リリアン・ハーヴェイ、グレタ・ガ
ルボ、クララ・ボウ、マレーネ・ディートリヒ、エミール・ヤニングス、そしてチャーリー・
チャップリンの7人で、特に最終楽章「チャーリー・チャップリン」は全曲の演奏時間の3分の
1を占める大規模な変奏曲となっています。
ジェームズ・ジャッド指揮
ベルリン・ドイツ交響楽団- 49
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2022-05-29 10:56:02
交響曲「イース」より第一楽章<FEENA>を打ち込んでみた。「イース」&「イースII」の羽田健太郎編曲フルオーケストラアルバム 交響曲「イース」から「第一楽章<FEENA>」を打ち込んでみました。
この第一楽章は、実際には<FEENA>/<FIRST STEP TOWARDS WARS>/<PALACE>の3曲から構成されています。
残念ながらCDに付属されていたオーケストラ譜は<FEENA>の部分のみのため、<FIRST STEP TOWARDS WARS>に移る直前で途切れる形となっています。
また、冒頭部分のハーモニカですが、これはオリジナル楽曲には含まれていません。
往年のMIDI音源モジュールRoland SC-88Proで演奏してます。- 49
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2021-07-16 18:22:02
チャイコフスキー:交響曲第1番 ト短調「冬の日の幻想」作品13(第2稿)Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=JX-RmwNMFWw)。
チャイコフスキーが最初の交響曲である第1番 ト短調「冬の日の幻想」作品13を作曲したのは1866年のことですが、この作品が完成するまでには紆余曲折がありました。同年6月に完成した草稿(第1稿)を恩師アントン・ルビンシテイン等に見せたところ「演奏に値しない」と酷評されます。
恩師の助言を受けてチャイコフスキーは楽譜を改訂し(第2稿)再度ルビンシテインに提出しましたが、第2・第3楽章については評価されたものの、第1・第4楽章については酷評され、作品全体としては評価されませんでした。そこでチャイコフスキーは第2楽章や第3楽章を先行して初演し、作曲から2年後の1868年にアントンの弟であるニコライ・ルビンシテインの指揮により第2稿の全曲が初演され、成功を収めました。
その後、1874年にチャイコフスキーは評価が低かった第1・第4楽章を中心に本作を改訂し(第3稿)、これが現在演奏される版となっています。
第2稿は第3稿と比較すると、中間楽章はほとんど変わっていない一方、両端楽章の構成が異なっており、演奏時間が長いことがわかります。第3稿への改訂にあたって、チャイコフスキーは両端楽章の長大な部分を余計なものと見なして削る作業を主に行っています。第2稿の演奏・録音がほとんど行われていない(演奏録音はこの動画がほぼ唯一)ことを考えると、この改訂は概ね妥当だと思いますが、チャイコフスキーが若さに任せて書き上げた交響曲第1番の本質を考えるうえで、第2稿の存在は無視できないと思います。
イラン・ヴォルコフ指揮
BBCスコティッシュ交響楽団- 46
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2022-07-22 20:15:02
カゼッラ:交響曲第2番 ハ短調 作品12Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=Nq4nGhBeXuU)。
伝統的にオペラ偏重であった近代イタリア音楽界において、レスピーギらと共に器楽曲の
作曲に力を注いだアルフレード・カゼッラ(1883 - 1947)の2番目の交響曲は1909年に作
曲されました。
3年前の1906年に作曲された交響曲第1番と同様に、本作はグスタフ・マーラーやリヒャル
ト・シュトラウスの影響を受けた後期ロマン派の作風で、中でもマーラーの交響曲第2番
「復活」の影響が第1楽章を始めとして色濃く表れており、それは本作が「復活」と同じく
ハ短調で作曲されたことにも示されています。
後期ロマン派らしく、大編成の管弦楽を余すことなく鳴り響かせることに重点を置く一方、
第1番より独自性を前面に出そうとする試みもなされており、約30年後に作曲された交響曲
第3番より完成度は落ちるものの、充分に聞きごたえのある佳作となっています。
フランチェスコ・ラ・ヴェッキア指揮
ローマ交響楽団- 45
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2023-03-17 22:03:02
オネゲル(ショスタコーヴィチ編):交響曲第3番「典礼風」H.186(4手ピアノ版)Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=cKdJEUoD0bc)。
アルテュール・オネゲルの代表作の1つである交響曲第3番「典礼風」H.186は1946年に初演され、多くの
作曲家・音楽家たちの注目を浴びました。そして、そんな作曲家の1人がショスタコーヴィチで、翌1947
年に彼は本作を4手ピアノ演奏用に編曲しました。当時、ショスタコーヴィチはレニングラード音楽院の
教授であり、この編曲版は学生たちに教育を行うための教材として作成されました。
オネゲルは本作(原曲)について「私がこの曲に表そうとしたのは、もう何年も私たちを取り囲んでいる
蛮行、愚行、苦悩、機械化、官僚主義の潮流を前にした現代人の反応なのです」と述べていますが、そう
いった本作の本質はショスタコーヴィチの編曲版にも充分現れています。
なお、この動画で演奏しているアドリエンネ・ショオーシュとイヴォ・ハアグは、アンドラーシュ・シフ
とクルタークにピアノを学んだハンガリー出身の夫婦ピアノ・デュオで、現在はスイスで演奏活動を行っ
ているとのことです。
アドリエンネ・ショオーシュ、イヴォ・ハアグ(ピアノ)いい曲をありがとう
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2023-02-15 21:02:02
ドホナーニ・エルネー(エルンスト・フォン・ドホナーニ):交響曲第2番 ホ長調 作品40Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=iE_NdQyKTes)。
ハンガリー出身のピアニスト・作曲家で、指揮者クリストフ・フォン・ドホナーニの祖父として知られる
ドホナーニ・エルネー(作曲家名エルンスト・フォン・ドホナーニ 1877 - 1960)は4歳年下のバルトー
クや5歳年下のコダーイのようにハンガリー土着の民族音楽に軸足を移すことなく、最後までブラームス
の系統に連なる後期ロマン派の作風を土台とする作品を発表し続けました。
ドホナーニは交響曲を2曲作曲していますが、評価が高いのは第2番 ホ長調 作品40になります。第二次世
界大戦中の1943年にブダペストで作曲に着手し、作曲途中にドホナーニはソ連軍の侵攻を逃れてウィーン
に移住して、そこで1945年にいったん作品を完成させます。しかし1948年の初演では評価されることは
ありませんでした。その後、1953~57年に全面的な改訂を行い、これが最終稿として1957年に初演され
て、一定の評価を得ることが出来ました。
作品は伝統的な4楽章構成の交響曲で、作曲中にドホナーニが周囲で味わった戦争に対する不安が作品の
内容に影響を与えており、ドホナーニ自身は作品の意図について説明する際に愛読書から引用して「偉大
な闘いの終わりに終着点がある。終着点は死であり、生は闘争である」と要約しています。
音楽様式としては、ブラームスやワーグナーをはじめとする作曲家の影響をドホナーニが咀嚼したものと
なっていますが、作品中で最も大きな影響を与えているのはバッハで、第4楽章は彼の歌曲「甘き死よ来
たれ」(Komm, süßer Tod)BWV478に基づく変奏曲とフーガという様式になっており、ドホナーニは
この楽章の終結部で「死に対する生の勝利」を表現したと述べています。
マティアス・バーメルト指揮
BBCフィルハーモニック- 36
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2023-02-10 20:06:02
ハイドン:交響曲第99番 変ホ長調 Hob. I99Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=GD29UTAC9ds)。
1791年1月から1792年6月にかけて、ハイドンは興行主ヨハン・ペーター・ザーロモンの招きにより初めて
イギリスを訪れ、自作の演奏会で聴衆の大歓迎を受けました。その歓迎ぶりが強く印象に残ったハイドン
は、ウィーンに戻ってきた翌年の1793年に再度の訪英を目指し、ロンドンで演奏するための新たな交響曲
を作曲します。そして1794年2月10日にロンドンのハノーヴァー・スクエア・ルームズにおいて初演され、
成功を収めました。これが交響曲第99番 変ホ長調 Hob. I99です。
この作品において、ハイドンは初めてクラリネットを追加しており、作品の規模もそれまでの交響曲を上
回るものとしました。このことから、本作はハイドンのいわゆる「ロンドン交響曲」の後半「第2期ロンド
ン交響曲」の先頭走者とみなされており、標題がないことにより知名度は劣るものの、作品の出来はまさ
にハイドンの円熟の極みと言っても過言ではないと思います。
なお、この動画は1966年2月16日にジョージ・セルがクリーヴランド管弦楽団を指揮した定期演奏会の実
況録音で、セルの端正で正確な指揮ぶりが目に浮かぶような名演となっています。
ジョージ・セル指揮
クリーヴランド管弦楽団- 35
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2023-05-19 14:18:02
モートン・グールド:ウェスト・ポイント交響曲(交響曲第4番)Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=WFdyvCx2aN4)。
モートン・グールド(1913 - 1996)といえば、日本ではテレビ朝日系の「日曜洋画劇場」のエンディング
テーマ曲として長らく使われた「ソー・イン・ラヴ」 (コール・ポーター作曲) の編曲者として知られてい
ますが、彼は映画音楽・テレビ音楽・バレエ音楽・ジャズ音楽・ミュージカル音楽、そして純粋なクラシッ
ク音楽など、幅広いジャンルの作品を手掛けた作曲家でした。
1952年、グールドはアメリカ陸軍士官学校(ウェスト・ポイント)から150周年を記念する作品の委嘱を受
け、「バンドのための交響曲(Symphony for Band)」を作曲しました。これは題名の通り吹奏楽での演奏
を前提とした作品で、グールドの4番目の交響曲にあたりますが、委嘱の経緯から「ウェスト・ポイント交
響曲(West Point Symphony)」とも呼ばれています。当時、吹奏楽のために作曲された交響曲はヒンデミ
ットの交響曲 変ロ調やヴィンセント・パーシケッティの交響曲第6番くらいしかなく、草創期の吹奏楽のレ
パートリーを広げるのに貢献したとして高く評価されました。
作品は「墓碑銘」と「行進曲」の2楽章構成で演奏時間は約20分と、クラシック音楽の交響曲と比較すると
やや小ぶりですが、内容は「全体的な性格は悲しげな」第1楽章と「たくましく、陽気な性格」の第2楽章
(いずれもグールド自身の説明)の2つの楽章が好対照をなしており、現代では吹奏楽分野におけるグール
ドの代表作とされるのも納得の作品です。
モートン・グールド指揮
ウェスト・ポイント・バンド- 34
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2023-08-25 11:06:02
シューベルト(ファーウェイAI、ルーカス・カンター編):交響曲第7(8)番 ロ短調 D.759「未完成」4楽章版(2019年2月4日実況録音)Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=_6OUGRsslJY)。
中国の通信機器大手メーカーであるファーウェイは、自社の最新スマートフォンに搭載された人工知能(AI)
によってシューベルトの交響曲第7(8)番 ロ短調 D.759「未完成」の第3・第4楽章を作曲し、「未完成交響
曲を完成させる」というプロジェクトを立ち上げました。その方法は「未完成」を始めとする数多くのシュ
ーベルトの作品をAIに学習させてパターンや構造を解析させ、その上で半年の間に20種類のメロディ候補を
作成させて、それをエミー賞の受賞経験もある作曲家ルーカス・カンター(Lucas Cantor)が1ヶ月の間に
管弦楽用に編曲するというものです。この作業では、シューベルト自身が途中まで書いていた第3楽章のス
ケッチは全く利用されていないようですが、完成した4楽章編成の交響曲は2019年2月4日にロンドンのカド
ガン・ホールでイングリッシュ・セッション管弦楽団の演奏により披露されました。この動画はそのときの
実況録音になります。
ただし、第3・第4楽章(24:34~)に対する感想が書かれた転載元のコメントを見ると「AIによって管弦楽
曲を作曲する」という技術的革新については一定の評価を得たものの、後半楽章がシューベルトの作風であ
るかどうかについては否定的な見解が多いようです。
そして音楽評論家からの評価はさらに厳しく、フランスのフィガロ紙は「第3楽章はメンデルスゾーンの
『スコットランド交響曲』やスメタナの『モルダウ』に似たアクセントがある」「第4楽章は『アサシンク
リード』予告編だ」とシューベルトの作風でない要素が多すぎるとして、アサシンクリードに引っ掛けた
「シューベルト殺害」の見出しを付けました。また、シドニー音楽院准教授のゲッツ・リヒター(Goetz
Richter)は、シューベルト自身が作曲した前半の楽章には作曲家の精神が存在するが、後半にはそれがな
いとして「ファーウェイのスマートフォンには、シューベルトの研究家の連絡先は入っていないようだ」
と強烈に皮肉っています。
イングリッシュ・セッション管弦楽団
この説明文は、以下のサイトを参考にしました。
https://www.digitaltrends.com/mobile/huawei-ai-unfinished-symphony/第4楽章 第3楽章 第2楽章 第1楽章
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2021-12-03 19:41:02
シューベルト(ライネッケ - カツァリス編):交響曲第8番 ロ短調「未完成」D.759より 第1楽章(ピアノ独奏版)Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=pIytox5x960)。
ドイツロマン派の作曲家、ピアニスト、指揮者、教育者であったカール・ハインリヒ・カーステン・ライネッケ(1824 - 1910)は、1867年にシューベルトの交響曲第8番 ロ短調「未完成」D.759を4手ピアノ用に編曲しました。数多くのピアノ編曲版演奏で知られるピアニストのシプリアン・カツァリスは、更にこれをピアノ独奏用に編曲し、録音を行いました。この動画では第1楽章を演奏しています。
シプリアン・カツァリス(ピアノ)- 33
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2023-11-17 14:38:02
アントン・エーベルル:交響曲 変ホ長調 作品33Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=fnvpWgtHOD0&t=1510s)。
ウィーン出身の作曲家アントン・エーベルル(1765 ‐ 1807)は、9歳年上のモーツァルトに弟子入りして彼
の友人になり、ロシアで皇帝付きの作曲家、音楽教師として活躍した後、1803年にウィーンに戻ってから
は数多くの器楽曲や歌曲を発表しました。
エーベルルの作品中で最も知られているのは、1803年に作曲された交響曲 変ホ長調 作品33です。この作品
はモーツァルトの交響曲の流れを受け継いだ典型的な古典派の交響曲で、1804年1月にロプコヴィッツ侯爵
邸にて非公開初演されました。同年12月には同じロプコヴィッツ侯爵邸にてベートーヴェンの交響曲第3番
「英雄」が非公開初演されており、本作と「英雄」はどちらも変ホ長調であること、第2楽章に厳粛な付点
リズムという共通する要素があることなどから、ベートーヴェンが「英雄」の作曲にあたって本作の構成を
参考にした可能性が指摘されています。
そして1805年4月7日、ウィーンのアン・デア・ウィーン劇場にてベートーヴェンの「英雄」が公開初演さ
れた1週間後にも本作が演奏され、観客や評論家の「英雄」に対する評価が賛否両論に分かれたのに対し、エーベルルの交響曲は「非常に心地よく、本当に美しくて力強いものがたくさんある」「充分なリハーサル
があれば、失敗する方が難しい」と手放しの称賛を受け、エーベルルの名声を高めることとなりました。
エーベルルの作風は基本的にモーツァルトに近く、本人に無断で多くの初期ピアノ曲が「モーツァルト作」
として出版され、生涯にわたって彼はそのことに悩まされましたが、晩年の作風はベートーヴェンと類似す
る方向性により古典派から初期ロマン派へ踏み出そうとしていたことが近年の研究で明らかになっており、
ウィーン帰還からわずか4年後の1807年に41歳の若さで没しなければ、ベートーヴェンと並ぶ古典派・ロマ
ン派作曲家として名を遺したと考える専門家もいます。
ヴェルナー・エールハルト指揮
コンチェルト・ケルン- 32
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2021-06-05 16:28:02
【デュパオン】交響曲音混ぜ昔作った曲です
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2021-06-05 17:00:03
【デュパオン】交響曲第1番「イ」無音が多くてすみません
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2022-07-01 20:43:02
エネスク:習作交響曲第4番 変ホ長調Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=vytllbMywBU)。
代表作「ルーマニア狂詩曲」で知られるジョルジェ・エネスクは7歳にしてウィーン音楽院に進学
し、少年時代にブラームスと面談して激励されるほどの優れた才能を持っていました。そのこと
を如実に表す作品の1つが、14歳~17歳の時に作曲した4つの交響曲です。これらは後期ロマン派
の交響曲として堂々たる作品ですが、エネスク自身は若書きの未熟な作品と認識しており、「習
作交響曲」と名付けて作品番号を付けませんでした。
このうち、最後に作曲されたのが1898年(17歳)の第4番 変ホ長調で、作品番号を付けた交響曲
第1番(1905年)の7年前の作品になります。本作は3楽章構成の交響曲ですが、第3楽章が全曲の
ほぼ半分を占めるという特異な構造を持っており、「習作」というのを逆手にとってエネスクが
斬新な効果を狙った意欲作とも解釈できます。曲調としては10代の少年が作曲するにふさわしい
天真爛漫さを感じますが、一方でオーケストレーションの技術がかなりのレベルに達しており、
エネスクの早熟さが見て取れる佳作だと思います。
ホリア・アンドレースク指揮
ルーマニア国立放送管弦楽団- 27
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2024-05-10 14:26:02
ブルックナー(クーセヴィツキー編):交響曲第8番 ハ短調(クーセヴィツキー指揮ボストン響 1947年12月30日実況録音)Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=0Bijr04nIe0)。
ボストン交響楽団の常任指揮者として長く活躍したセルゲイ・クーセヴィツキー(1874 - 1951)による、ブルックナーの交響曲第8番 ハ短調の改訂版は「改竄版」とも呼ばれる悪名高いシャルク改訂版よりもさら
に多くのカットがなされており、通常であれば演奏時間は80分弱が普通なのに対し、おそらく同曲の演奏時
間としては最も短い50分強に収まっています。
当時のアメリカではブルックナーの交響曲は一般的なレパートリーとして定着していなかったという事情が
あり、アメリカの聴衆に少しでもブルックナー作品の魅力を知ってもらうためにクーセヴィツキーがあえて
大幅なカットを行い、演奏時間を1時間以内に収めたものと推測されます。
セルゲイ・クーセヴィツキー指揮
ボストン交響楽団- 21
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2023-01-15 15:31:03
【神州电音】红色警戒3日冕MOD神州音乐视频——惊涛落日https://www.bilibili.com/video/av98300931
原作者:RA3日冕MOD制作组
作曲:磨蹭_platix_zhang
混音:克艾尔西
曲绘:林凯诺夫
视频制作:白鲲
该曲为@磨蹭_platix_zhang @克艾尔西 大佬以日冕中的神州为背景,为日冕mod创作的战歌。
神州电音——是属于红警3日冕mod企划中的子企划,用于收编日冕制作组制作或获得授权的音乐作品,并以音乐视频的方式发布。神州国包容开放,文化也海纳百川,因此神州电音企划的音乐风格将不仅限于电音,更不仅限于古风,而是一个拥有神州特色的多元化音乐合辑播放量这么少属实是有点惨
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