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2024年9月21日 07時09分に生成された05時00分のデータです
2024-03-15 17:12:02
シベリウス:劇付随音楽「テンペスト」作品109(全曲版)Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=C5idpP9q_qg)。
1925年、シベリウスはデンマークの出版者から「シェークスピアの劇『テンペスト』に音楽を付けてみて
は」という提案を受け、作曲に取り掛かりました。当時、シベリウスの作曲活動はほぼ終了間際であり、最
後の交響詩「タピオラ」を作曲している最中でした。
劇付随音楽の作曲は「タピオラ」と同時並行的に進められ、翌1926年1月に完成します。そして同年3月15
日に「テンペスト」はコペンハーゲンの王立劇場で初演され、音楽は「シェイクスピアとシベリウス、この
2人の天才がついに互いを見出した」と高く評価されました。この時点でシベリウスが作曲していたのは34
曲でしたが、1927年秋にヘルシンキのフィンランド国立劇場で上演される際に彼は「エピローグ」を書き
下ろし、全35曲としました。現在では「テンペスト」は「タピオラ」と並んでシベリウス晩年の傑作として
高く評価されています。
その後、シベリウスは序曲を単体で独立させて出版したほか、19曲を抜粋して2つの組曲を作成しており、
演奏会や録音では序曲や組曲が演奏されるのが普通で、演奏時間が約1時間強の大作であるの劇付随音楽と
して全曲が演奏される機会はなかなかありませんでした。全曲が初めて録音されたのは1992年のことで、
シベリウス作品全集を録音していたオスモ・ヴァンスカがラハティ交響楽団を指揮し、ラハティ・オペラ合
唱団と独唱者陣による競演により実現しました。
キルシ・ティーホネン(ソプラノ)
リリ・パーシキヴィ(メゾ・ソプラノ)
アンシ・ヒルヴォネン、パーヴォ・ケロア(テノール)
ヘイッキ・ケイノネン(バス)
オスモ・ヴァンスカ指揮
ラハティ交響楽団
ラハティ・オペラ合唱団- 24
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