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2021-05-23 12:03:02
エチカ―倫理学(上・下)/スピノザ【本要約・ガイド・考察】エティカ~幾何学的秩序に従って論証された
Ethica, ordine geometrico demonstrata
17世紀オランダの哲学者バールーフ・デ・スピノザ(Baruch De Spinoza)の著書。
※ラテン語名:ベネディクトゥス・デ・スピノザ(Benedictus De Spinoza/1632~1677)
ラテン語で書かれ、ユークリッド幾何学の形式に基づき、神・人間の精神について定義と公理から定理を導き、演繹的に論証。
構成
第1部 神について
第2部 精神の本性と起源について
第3部 感情の起源と本性について
第4部 人間の屈従あるいは感情の力について
第5部 知性の力あるいは人間の自由について
形而上学、心理学、認識論、感情論、倫理学の内容がそれぞれ配列されているが、中心的な主題は倫理である。特徴は論述形式が全体を通してユークリッドの『原論』の研究方法から影響を受けている点であり、全ての部の冒頭にいくつかの定義と公理が示され、後に定理(命題)とその証明とその帰結が体系的に展開されている。
概要
まずスピノザは万物に原因があり、またそれ以上探求することができない究極的な原因が存在すると考える。この究極的な原因が自己原因(causa sui)と定義されるものであり、これは実体、神、自然と等しいと述べる。神は無限の属性を備えており、自然の万物は神が備える無限の属性の様態の一種である。
このような汎神論の観点に基づけば、神こそが万物の内在的な原因であり、そこから神の自由を導き出すことができる。スピノザは人間が本来的に自然であることを否定し、汎神論の元での決定論を主張する。
神から派生する無限の属性の中から人間の幸福の認識に寄与する要素を抽出するためには人間の身体と精神について考察することが必要であり、スピノザは感覚的経験に基づいた認識の非妥当性を指摘する……
★詳細・文字起こし:https://aokikenji.com/bookguide-ethicaなるほど うぽつ おつ うぽつ
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