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2024年12月22日 07時01分に生成された05時00分のデータです
2021-02-05 20:00:00
『それでも、溢れ出るのは感情だけだった。』 ukiyojingu+結月ゆかり「言語交錯 10/10」
ukiyojinguです。
「言語交錯」は、これにて終わりとなる。
これまで行ってきた9もの時間を用いた思考たちは、ときに音楽の様式を否定し、
ときに言語の可能性を否定しながら、
多様な形での言語と言葉の境界を問いただすことを行ってきた。
それらのすべては、来るべく新しい表現を通した言葉の可能性を求めるものとして作り上げてきた。
しかし、新しい言葉とは従来の言語体系から逸脱するべく誕生したものゆえに本質的に孤独であり、しかも孤独はすぐに従来の言語体系に吸収される形で消失してしまう。
それはまさしく、芸術という概念に対するアンチテーゼとしての芸術さえも吸収して膨大化する
芸術の世界に近いだろう。
そうやって、私たちの孤独な言葉はすぐに孤独ではなくなってしまう。
孤独であることはそう簡単なことではない。
だが、そうやって孤独を奪い包摂しながら拡大していく言語の歴史そのものに対して、
私たちは脱却できず、それゆえに私たちはこの言語の世界に対して責任を負う必要がある。
言語の世界から逃げ出そうとする孤独な言葉、
そしてその言葉たちが裏で抱える唯一無二の感情に向き合いながら、
言語の世界を維持していかなければならないのではないだろうか。
全てをこの中で語りきることは到底できない。
しかし、だからこそ、私たちの言語はこれからも語られていくべきだろう。
[お知らせ]
ukiyojingu 作品集第3弾
『言語交錯』
1.言葉を扱く覚悟はあるか?
2.微細は失われたのか?
3.私たちは何者だろうか?
4.表記と意味は一致しうるのか?
5.感情の表出に意味はあるのか?
6.都市の呼吸を知っているか?
7.崇高は盗作されるのか?
8._____________?
9.遺しておくべき意志はあるか?
10.それでも、溢れ出るのは感情だけだった。
詳細は後日にて。綺麗だと感じた、曲のせいかもしれないふが うぽつです 景色や思い自体を描いていくことになるのだろうか…と感じています これがアルバムとしてまとまった後に、次はそれらの論考の上に立つ、 言葉の扱い方についての固い語彙を使った論考があって、
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2020-10-30 21:57:27
『_____________?』 ukiyojingu+結月ゆかり「言語交錯 8/10」
ukiyojinguです。
「我が国の『流行歌~歌謡曲』を遡上に乗せ、それを『評論』する。と称して、多く社会風俗と自分の価値観を絡めたエセーを良い湯加減で書く。という行為ほど気持ちよくそして空疎なものはない。」(菊池成孔『CDは株券ではない』,2005年より)
音楽は一体、どこまで記号になるのだろうか。私たちの「崇高」という言葉は私たちが支持するものこそが崇高であるという誤った解釈によって、かつての位置を追いやられる危機に瀕している。事実ではないことがいともたやすく事実となりうる時代において、私たちの崇高は再生産され消費されていく。この時代において、崇高が元来どのような意味を持っていたかはもはや問題にさえならないのだ。閉じられた環境の中で消費を続ける私たちは、その外部に向かうことを放棄している点で、完全な世界の中にいる。
その中で、私たちの言葉は堕落した。記号的「自分語り」が蔓延る中、物語と言葉と向き合うことなく、己の好きな楽曲の好きな箇所のみをセレクトし、自分の好みとなるプレイリストの中に組み込んで延々と消費する。イントロの開始5秒で再生回数と評価が左右されてしまうこの時代において、アルバムの順番通りに冒頭から聞くような人は、どれだけ残されているのだろうか。
だが、このような憂鬱ももはや「自分語り」として消費される。そうやって、言葉は物語としてではなく、記号として消費されてしまう。その中で、私たちのすべてが崇高なものとなり、各々が掲げる崇高に基づいた「完全な世界」の中に閉じこもる。この堕落のすべての責任は、言葉を用いる私たちのすべてにあり、そして、言葉の表現者たる作り手たちに、可能性はまだ隠されている。いやむしろ、「完全」の向こう側をあきらめた表現者は、もはや表現者を名乗るに値しないのかもしれない。
安易に再生産されうる崇高から身を守るには、もはや「言葉が安易に伝達できない」ことを伝達しなければならない。すべての意志が共有されうる、「完全な世界」の向こう側にある不完全を求めている。
そうして、私は語る資格さえも失うのだった。言ってることはよくわからなかったけど喋りと音楽がよく合っていて良い 皮肉って意味があやふやでよくわからない うぽつ おお…… GJ いまのこの、ギターのように でも…歌いたいのでしょう?
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2021-10-17 18:55:00
ukiyojingu+結月ゆかり『切断し再構築された私の言葉は、まるで痙攣するように反復を重ねている。この痙攣を美学だと主張することだけが、震えている私の身体に存在意義を与えてくれるのだ。』思考実装 #4
解説:https://note.com/ukiyojingu/n/n61d8f88bbeef
私の手首から流れ落ちた血液は、言葉にならない私の意思をこの画面から1メートルにも満たない貴方へと伝える。言葉にならないが伝達されるそれらは、私が作り上げたものを特異なものへ、唯一無二なものへと変化させていく。そこに見えている私の血液こそ、他の誰も持っていない、私の血液そのものだ。
私はこの音楽を作るにあたって、かつて作った『言語交錯』収録曲10曲をもとが分からなくなるまで分解し、再構築して作った。完全に崩れてしまった言葉は、その都度再構築されることによって別のものへと組み替えられていく(cf. https://nico.ms/sm37193611 )。この組み換えはまるで痙攣のように、同じ要素を反復しながら、さらに新しい形へと変身を遂げている。
この音楽は、どこに私自身の新しさを持つのだろう。前回(https://nico.ms/sm39481424 )、私は何もかもをそのままの形で示した。それと比べ、ありのままを表明することなく、既存のものを再構築することによって生み出されたこの痙攣は、私の流した血液を乾かしてしまう。しかし、この痙攣と、そこにかつてあった言葉たちにこそ、スクラップとリビルドを経て再構築されてしまう私の美学の過程が詰め込まれている。私がどのようにして新しいものを作れるのかを考えるにあたって、この過程はきっと必要なものだったのだと思う。すばらし GJ いいね攻めてるね。 心地よいドラムですね GJ ! いいですね……! 最極北だな 映像と主コメまで含めて作品として成立してる感じ サンプリングされて分節化されて ブレイクビーツ! 素晴らしいトラック 良いな うぽつです うぽつです 気...
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2020-12-30 20:00:00
『遺しておくべき意志はあるか?』 ukiyojingu+結月ゆかり「言語交錯 9/10」
ukiyojinguです。
いまから丁度1年前、『言葉を扱う覚悟はあるか?』より「言語交錯」という表題を掲げながら既に8本の映像を作り上げ、これで9本目だ。
これまで、言葉の伝達不可能性と音楽の消費に対抗しながら、
どうにかして方法をずらしてコミュニケーションを行う方法の試行錯誤をしてきた。
これまでの全ての動画は、そのすべての実践の結果である。
ある時は文字に感情を載せることの儚さを考え、
そしてある時には感情ではなく表現方法の限界についてを考えてきた。
この遺書のような時間と言葉は、これまでの試行錯誤の事実上の結論だ。
私たちの感情が本質的に伝達不可能であり、
そして私たちの表現が陳腐な「崇高」へと堕落してしまうのであれば、
その果てに私たちの思いはどのような手法をもってしても伝達不可能なものであることが
明らかになってしまう。
そうして、限界まで突き詰めた表現は最終的には孤独になってしまう。
だからこそ、私たちは孤独なまま、もう一度言葉を繰り返しながら、もう一つ歳をとる。
[次回のライブ]
2020. 1. 22.
at 京都Annies' Cafe (Twitter:@annies_kyoto )にて約1年3か月ぶりにライブを行います。
w/ YUKAI (Twitter:@good9481 )
open 18:00 / start 19:00
charge ¥1500-
詳細:https://annies-kyoto.therestaurant.jp/posts/10863394?categoryIds=1916692#&gid=1&pid=15あと隙間の美学、音に関して 書き手の現実に即した内容だからこそポエトリーって刺さるのだなぁと思う良い例 目を閉じれば月は存在しない GJ 意思は図れずとも、言葉としての記録はここに残る、そのこと自体に意思は介在しない シリーズ終わりも近い 人間だ う...
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2018-03-17 23:35:37
『humanity』 ukiyojingu+結月ゆかり
ukiyojinguです。
例えば「私は人間だ」という表現は、「私」と「人間」とをイコールで結びつけていますよね。
その関係を成立させるためには、二つの要素を等号で結ばなければならない。
つまり、私は人間だという表現には「私」と「人間」がいることになるのです。
この時点ですでに人間は多重化している。
そして、個人を決定する要素は無限の多重化の中で形成され、多重化された個人がされに多重化された中で社会ができる。
その中で、私を私とさせている要素は非常に少なくなる。
にもかかわらず、それを失うことはできないのはなぜか。
そういう曲です。
『current issue vol.1』
https://ukiyojingu.bandcamp.com/
ukiyojingu.jimdo.com/
※追記
ゆかりさんが「重複」という漢字を「じゅうふく」とばっかり読むのですが、読み方的にはどちらでもいいらしいです。
これも、一つの意味の重複ですしね…そんなことより、この駅どこよ よかった! うぽつ! 88888888888 うぽつ
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2021-08-22 23:46:02
ukiyojingu+結月ゆかり『音楽を楽しく正しく聞くことに慣れている私たちにとって、不愉快で非合理なものこそが必要だ。そうして私は、この雑音の反復さえ、意味があるのだと言ってしまう。』思考実装 #2
解説:https://note.com/ukiyojingu/n/n982d3b6e8ef2
私は昔からインターネットが好きだった。幼少期にデジモンが流行し、そして2ちゃんねると秋葉原がまるで社会現象のように注目を集めている世の中を見て、とても期待に胸を膨らませていた少年時代を過ごした。それからもう何年たっただろうか、私たちは繋がり過ぎることをあきらめる一方、どこか自分自身を記号的存在のように扱うような世界が到来してしまった。そうした時代感覚は、一方で自分の唯一無二たる声を発することで創作を続けるような歌い手の活動として、他方ではそんな私たちが皆一様に同じ通販サイトや動画投稿サイトを使用する状況として見ることができる。そんな矛盾しながらも表出している人間性を、かつてデジモンと2ちゃんねるに憧れていた自分は見てきた。
あらゆるものがただのデータとしてインターネット上に流出する中、そんな社会に沿うように教育されて生まれてきた私のような人間は、人間はみな等しく記号として扱い、数学的に処理されるべき存在と思って生きてきた。その一方で、インターネットのアルゴリズムは完全でもなく、完全な世界をどれだけ機械が描こうとも、それを支配するのが人間である以上、私たちはそこから先に進むことすら、できなかった。
だからこそ、私は機械を通して出現した記号的、数学的な私たちが抱え込む人間性を考える必要があると思った。そしてその結果は、あるがまま展開される私の文章に隠された違和感のなかにあると思った。「言語交錯」の10曲を破壊し、作成された雑音たちは、この私のただの日記と同様に無意味なものであり、必要ではないからこそ削除されるべき不快な「雑音」だ。だがしかし、いやだからこそ、私はこの雑音こそが「人間性」と称する必要があるように思う。それを私たちは決して忘れてはいけない。すき よき ありがとう 88888888888888888 29分!木曜に聴いてるのですが、日曜にちゃんと聴きなおします 8888888888888888 8888888888888 88888888888888
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2022-04-23 23:00:00
ukiyojingu+結月ゆかり『価値と承認に汚染された我々は、いつしか捧げた半分の身体に支配権を奪われていた。だからこそ、私は私の正気を取り戻すため、血の滲んだこの映像を電波に流す必要がある。』思考実装 #6
解説:https://note.com/ukiyojingu/n/n7c910a3796b1
ukiyojinguです。
電波に自身を乗せて流している私たちはすべからく、必ず他者に見てもらいたい、あるいは承認を得たいという感情を抱えている(https://note.com/ukiyojingu/n/n6e6d085c7a33 ) 。私たちはそれを無視することはできない。だが、その欲望に過剰になればなるほど、私たちはいつの間にか数学的に管理される承認そのものによって、駆動させられてしまうことにもなる。本来の目的を喪失し、数学に支配されてしまった私たちのことを、この映像では「情報空間上のゾンビ」と呼んだ。私たちは自分自身を表現したいが、それを電波に乗せている以上、ある程度のでコードを受ける必要がある。つまり、私たちは半分だけ自分自身を表現し、電波に流しているのだが、情報空間上のゾンビたちは、他者に自分の表現を伝達するためにささげた半身が逆説的に、本来の自分を汚染することによって生まれてくる存在だろう。
情報空間上のゾンビにならないために、どのような方法を考えるべきだろうか。私の血液と、私の呼吸と、私の思想は唯一無二のものであると、私は本当に言えるのだろうか。数学から解放されるにはどうしたらいいのか?音楽であることをやめればいいのだろうか?あるいは、口をつぐみ、耳を塞いで、何もしないべきなのだろうか?
これまで私は、新しさを作るための試みを自分としてはやってきたつもりだ。それは時に30分間にも及ぶ日記の記述や(https://www.nicovideo.jp/watch/sm39224978)、自身の楽曲の解体と再構築(https://www.nicovideo.jp/watch/sm39496094)、未完成の表出(https://www.nicovideo.jp/watch/sm39481424)、そして呼吸の挿入(https://www.nicovideo.jp/watch/sm39829243)などだ。それらは私自身にしかできない要素を詰め込むがために作り上げられたはずだったが、どこかで限界が現れる。しかし、そこにあるものを超えることによって、何か新しい世界が見えてくる気もする。だからこそ、私は今日もこの意味不明なことを続ける必要があるのだと、考えている。ありがとうございました。 常磐線かな ひえ~すごい動画を開いてしまった 最後まで聞いたよ 現代文の難解な評論文みたいだ。 おつ ハーモニー思い出す 8888888888888888888888 ゆかりさんの喋りは淡々としてるけど、奥に潜むukiyoj...
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2022-11-15 19:00:00
ukiyojingu+結月ゆかり『切り落とされた半身と血液を抱えて生きる私は、その関係に意味を求め続けている。それゆえに、意味もなく他人として現れ、意味もなく電波上ですれ違う貴方のことが必要なのだ。』思考実装 #10
解説:
ukiyojinguです。
「思考実装」と称したシリーズを始めたのは昨年の初夏だったが、あれから1年以上経った。
1年前の3月に発表した「言語交錯」のシリーズより継承した本シリーズは、いったい何だったのだろうか。「新しいもの」を求めると称した前作から振り返ると、内容はどんどん抽象的になり、それゆえの孤独に、足さえ奪われてしまいそうだった。新しいものとは、結局なんだったのろう。
美術に限定されることなく、全ての創作はすべからくして過去の作品の影響を(潜在的にだとしても)受けている。そのことを踏まえると、新しさは孤独であり、私たちはそこに至れない。一方、孤独の対極に位置づけられるような、全員が個性を放棄するような透明な集合体はどうだろう。それは強力なユートピアとして私の前には立ち現れたが、実現不可能な理想郷だった。現実社会だろうと、インターネットだろうと、私たちはいつだって集合して共同体をつくりながらも、主体のすべてを集合に捧げることはしなかった。おおよそ「近代」と言われる枠組みで生活を続ける私たちは、均質化された世界で均質化された生活を送りながらも、常に均質化された様式から逸脱したなにかを持っている。その逸脱の蓄積こそ、空間における独自性を形成しているのだと思う。情報空間を現実空間のアナロジーとみることには限界があるが、こうした蓄積が独自の文化空間を形成してきたという点は、共通しているのではないかと思う。
だからこそ、現実に目を向けてきた。共同体に目を向けるため、映像は常に実写の都市にした。メタバースや永病に伴って、これだけ情報空間が注目された時代もなかったと思う。そんな時代で、私たちの現実がこれほど希薄になった時代もないだろう。だからこそ、関係性を考えなければならない。
電波の中の私たちはコードに従わなければ、作品を電波に流すことすらできない。それはディストピアとも表裏一体だ。その一方で。近代化され、均質化された都市で暮らす私たちは、そもそも法や倫理というコードのうえに生きている。ならば、私はせめて均質化された空間のなかで、自分の独自の差異を探そうと思う。そして、それはこの画面を見る「あなた」がいて初めて可能になる。
私はあなたに言葉を送信する。その結果、何が起こるかはわからないが、その返答によって、私はきっと均質化された世界の中でも均質化されていない要素を発見でき、そしてあなたとの相互作用によって変化し、やがて混入した「あなた」によって主体を溶解させながら、一緒に新しさを発見できるのだ。yabai ラカンの系譜やんかね ピアノ結構好きかも 8888888 fool for the city ゆかりさんの声落ち着くな ukiyojinguさんだ うぽつです ふたばのまめもちくいたい GJ
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2017-12-15 22:00:11
『architecture』 ukiyojingu+結月ゆかりukiyojinguです。
長年、構造と環境に支配され続けた人生を送ってきました。
それは非常に大きな壁であって、それが存在するがゆえに自分を示すことができない、
だけれどもその構造がなければ存在しない、そんな支配を受けたか弱い私たち。
この動画そのものも、この動画に移る人間たちもすべてが規範という構造の中に生きているとして、誰がそれから脱することができるのか。
そしてどこまで脱することができすのか、脱してどこに行くのか。
この動画の数分間も支配されていますが、皆さんは支配されずに美しい「差異」を作ってください。
これまでの:mylist/58440142
『current issue vol.1』
https://ukiyojingu.bandcamp.com/
ukiyojingu.jimdo.com/いいね激情詰まってる。 うぽつです おつー うぽつ
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2023-03-19 18:00:00
『音楽を楽しく正しく聞くことに慣れている私たちにとって、不愉快で非合理なものこそが必要だ。そうして私は、この雑音の反復さえ、意味があるのだと言ってしまう。』(live 20230319)2023年3月17日。
37.5度の熱を出し、花粉症による鼻炎も相まって眠れない日々を過ごした。動かない頭を身体を引きづって発熱外来を予約し、PCR検査の結果が陰性であることを知り、職場の大学へ報告する。ただの風邪だったこともあり翌日には元気になったが、数日間は出勤停止だ。
熱が下がった夜、久しぶりに夢を見た。自分が良く出演したライブハウスの店長に誘われ、ライブに出演する夢だ。数年ぶりにライブをするが、どうもリアクションが悪い。実は自分たちは演奏しているのではなく、裏で流れている同期に合わせ演奏しているだけであり、それに皆が気づいているからだった。指を刺され嗤われながらも、30分間のライブは続く。私は最後に泣きそうな顔になりながら、演奏を無事に終え、逃げるように都市の隙間へと消え、人々の雑踏と一体化していった。
私はバンドでライブをするとき、常に全く同じパターンとリズムで話す結月ゆかりとともにいた。その声はその場限りの唯一性を持つことはなく、一回性によって支えられた声の肌理を持たない点において異様な存在だ。その複製可能な声の均質さは、私が昨晩の夢で溶けて消えていった人々の雑踏ともどこか同じ匂いがする。マックス・ウェーバー曰く、都市は城塞と外壁がかつて物理的境界線であり、近代以降は言語や経済圏に基づけられることで、それが国家と同等なものとなった。壁の外側から戦争機械が来ることを知らない私たちは生活が突然変異することさえ知らず、それゆえに均質化された都市空間のなかで、その構成員として無意味的に反復を繰り返す。常に全く同じパターンとリズムで話す結月ゆかりと、常に全く同じパターンとリズムで鍵盤が叩かれるこの演奏のように。
私が昨晩の夢で溶けるように消えていった都市と、多くの動画の海にうずもれて消失していくこのデジタル空間は、さして違わないだろう。外部から到来する戦争機械に非自覚的かつ、世界の突然変異を自覚しない反復する私たちの様相は、データで管理され数字にあくなきこだわりを持つ私たちの成功と失敗の繰り返しと、さして変わらない。だからこそ、この2021年7月の日記はそれに抗する生存戦略としてなされる。この異様な長さの動画は果たして、誰にどこまで価値とみなされるだろうか。このページを開いたあなたは、この文章を読むだろうか。MIDIデータをパソコンで送信し、綺麗に整理し直されたこのピアノの演奏を、あなたは演奏と認めてくれるだろうか、或いは「同期演奏」と嗤うだろうか。生まれる僅かな違和感、そして疑問は、私たちが大衆、或いはデータの海で埋もれていく中で、その無意味な反復の幸福を享受しながらも脱却し、新たな思考を実装しうる回路を求められないだろうか。
そう願い、私も都市の隙間に埋もれてゆく。大好き うぽつー これも現代芸術の一つなのではないだろうか? うぽつ 思い出す感覚がある GJ 独特 さて まぁ同期演奏でしょうかね…(価値がないわけではないから嗤いはしないが) あるある
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2017-08-15 00:07:13
『debris』 ukiyojingu+結月ゆかりukiyojinguです。
打ち上げ花火をきれいに思えるのは瓦礫がそれを綺麗としているからだと思います。
前投稿:media sm31600389
これまでの:mylist/58440142
『current issue vol.1』
https://ukiyojingu.bandcamp.com/
ukiyojingu.jimdo.com/うぽつです! うぽつです 心に残る。 おつおつー うぽつ
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2024-06-01 18:00:00
ukiyojingu+結月ゆかり『fraction』(新編集版)都市巡礼 #1
解説:https://note.com/ukiyojingu/m/md67e7f3dc739
かつて自分が通った都市を巡礼するかのように、2017年3月にこの楽曲を今一度見直し、作り直す。
この曲が2017年に投稿されてから、もう7年以上が経過してしまった。当時まだ何も知らない大学生だった自分はいつしか大学院博士課程まで進んでしまい、そして大学図書館で働くに至った。当時は京都に通学する電車の車窓を撮影することも容易かったのに、就職活動を経て広島が安住の地となることが決まって以降、京都はずっと遥か彼方になってしまった。かつては住民だった自分はいつしか「余所者」になってしまったが、かといって広島に移り住んで未だ数か月しか経過していない自分は、広島の地から見ればやはり「余所者」だ。これから私は徐々に新たな都市の構成員として馴染むことになるのだろうが、それでもなお、しばしの間は足場をぐらつかせながら生活を送ることになる。
それまであった都市の生活を外部から侵入し、根本から作り替えたうえで去っていくような存在。観光客のようなそれらをジル・ドゥルーズはかつて「戦争機械」と称した。就職活動で様々な組織に履歴書を出し、面接に挑んで帰っていくその日々はまるで観光客のようであり、そして戦争機械のようであったと私は考えていた。そんな様々な都市、組織への巡礼の果てにたどり着いた都市のなかで、私はこれからむしろ外部によって変えられる存在になるのかもしれない。私は意味もなく誰かによって改造手術をなされていくことになる。だがそれこそ、人間の複雑性の本質なのかもしれない。余所者=観光客=戦争機械。彼らの到来を静かに待つことが、今後の私にとって重要なのだろうか。
しかしながら、いやだからこそ、自らが変化する可能性を今一度、私は検討する必要がある。かつて作られた私の痕跡を再構築するこの作業が、過去の私に対し現在の私自身を戦争機械にする試みだ。そうやって、過去の私と今の私は交錯し、新たな価値観がきっと作り出される。幼かった私の言葉は今から見れば、いささか理解に苦しむ面もある。だからこそ、それらは今の私を内部から作り変えうる、戦争機械にになる。
進化を続け、そして新しいものの到来を待ち続けよう。そうすることで、より先鋭された言葉を作ることを私はできるかもしれない。888888 nice 匿名化ってどうなったん なろう系だね ゆかりも 音は前より良くなってる あと概要欄 テキストじゃなくて、音を代えたのか うぽつです 8888888888888888888 おつおつー #2もあるのかな。楽しみだ いいなぁ いつ...
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2017-07-20 00:16:26
『media』 ukiyojingu+結月ゆかりukiyojinguです。
画面の中に画面があります。
そしてこの動画を見ている私たちの網膜も、言ったら一つの画面ですね。
もはや訳が分かりませんね。
前投稿(動画の中で流れてる動画):retrolouge sm31530681
これまでの:mylist/58440142
『current issue vol.1』
https://ukiyojingu.bandcamp.com/
ukiyojingu.jimdo.com/表現方法が確かになって、とても独自さが出てきた、良いです うぽつです 8888888888 うぽつ よかった!
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2018-06-19 22:27:20
『terminal』 ukiyojingu+結月ゆかりukiyojinguです。
先日、大切にしていたパソコンとスマートフォンを失い、しばらくの間動画作成はおろかネットにもつながらない生活を送っていました。
どっちも動画を投稿し始めてから愛用していたものであったため、非常に悲しく思います。
ただ、新しいパソコンや携帯を手に入れようと思ったきっかけを与えてくれたのは、壊れた前のパソコンであったり、画面が割れて使えなくなったスマートフォンであったりする。
何か新しいものを手に入れようとするとき、その背景には「何かを失っている」という事実が隠れているのではないでしょうか。
『current issue vol.1』(vol.2作成中)
https://ukiyojingu.bandcamp.com/
https://ukiyojingu.jimdo.com/
追記
6月18日の震災で被害を受けた皆さまの復興を心からお祈りいたします。
その時私は京都にいましたが、実家が大阪北部のほぼ震源直下だったため、家具は倒れ、鏡が割れるなどの被害にあいました。
今日も何度が大きな規模の余震もありました。
会社や学校はこのような状況にも関わらず朝から通勤や通学をしていて、それには違和感も覚えますが、街に暮らす人がいて初めて街が昨日するので動かざるを得ないのでしょうか。
ともかく、皆さんもお気を付けください。88888888888 よかった! 良かった たとえミサイルが落ちても出社しなくてないけない国なんだろう うぽつ 8888888888 うぽつ うぽつ
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2020-08-20 20:00:00
『崇高は盗作されるのか?』 ukiyojingu+結月ゆかり「言語交錯 7/10」
ukiyojinguです。
カントは「美的感覚」が悟性と構想力によって成り立つものであるのに対し、「崇高」を私たちの抑圧を越えて噴出するような快楽のこと指した。「絶対的なもの」かのように認識されることも多い崇高は、私たちにとってはいわば「言葉で表現しようのない何か」だった。
それはおおよそ理性的でなく、ゆえに記号に置換できない。にもかかわらず、常に感情を伝える方法を追い続けてきた私たちは、それをいかに他者と共感するかを試み続けてきた。それがあらゆる表現の歴史であり、芸術だった、ということはできるだろう。
人間の感情さえも再生産し、複製することで消費を続ける私たちの現代社会では、もはやそのような追及に目を向けることさえも行われなくなりつつある。0と1だけで記述を行いうる現代社会の中で、0と1などでは記述しきれない私たちの崇高は拒否され、大量生産された「感覚の良い音楽」がまさしく同じ様式で生産されてしまう。私たちはその「感覚の良い音楽」に対してあたかも自分のことを歌っているかのように錯覚し、身勝手な共感覚を覚える。そして、それ以外のあらゆる表現が排除されようとしている。
この5分は身勝手な共感覚にのっとった、私の崇高のパッチワークだ。崇高がもはや再生産されるものとなったデジタル社会の中で、再生産はある程度の枠組みで同じ構造を共有するゆえ、そのパッチワークが「盗作」と表現するにふさわしいかは分からない。しかし、意図的に模倣されたこの音楽は私にとっては「盗作」だった。その境界線は何処にあるのか。そして、私たちの「崇高」は何処に向かうのか。うぽつ 「かっこいい」って思ってしまう 良い 聴きながら、聴いた後に、反芻して考えたくなります。 いい感じ!
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2022-10-08 00:00:00
ukiyojingu+結月ゆかり『無色で透明な私たちは互いに融合しながらも、他方で消えない血液と己の半身を希求する。だからこそ、私は互いを解体させられるほどの、血液たちの接触と消失を望んでいる。 』思考実装 #8
解説:https://note.com/ukiyojingu/n/n862236915d37
ukiyojinguです。
※この楽曲は『無色透名祭』にて投稿されたものです。
元リンク:https://www.nicovideo.jp/watch/so40804464
「私たちはみな、『何者』かになる私を愛している。」
この動画は「透明」をテーマに作られ、無色で透明なものを追求する方法を考える実践だった。しかし、誰しもが数値とランキングを追求し、皆が「何者」かを求めたがるボカコレという環境、或いはこの時代に対し、その裏側を照射することができるような可能性もあると考えている。「アンチ・ボカコレ」を自称する多くの曲がランキングにエントリーされているこんな皮肉な状況に対し、エントリーされていないこの動画だからこそ、できることがあると考えている。
私は身体の数学化(https://www.nicovideo.jp/watch/sm39224978 )を恐れ、自身の唯一性を証明してくれると信じていたものが電波に侵食されることに危機感を持ちながら、それでも流し、顔も知らないあなたへ送信する。どれだけ慎重に送信しても、この言葉が伝達過程で無数もの意味の組みかわりの果てに全く異なったものへ返信するのならば(https://www.nicovideo.jp/watch/sm40952503 )、私たちは唯一無二の「血液」たるものを証明はできるのだろうか。私が抱きしめ続けている半身(https://www.nicovideo.jp/watch/sm40364529 )は私たちが情報空間上のゾンビにならないために必要なものだ。だが、その半身をもって私自身の唯一性、半身に未だ流れている血液のようなものを世界に発信しても、それは相手に伝達される(解釈される)時点で、唯一性は失われているのではないだろうか?
私たちの唯一無二の血液が本当の意味で唯一無二なのだとしたら、それは誰とも共通していないという点において孤独な存在だ。だが、そんな孤独さに価値を見いだし、追求していたら、恐らく私は電波に音楽を流していなかっただろう。なぜなら、孤独と集合は真逆に思えるからだ。私は自分の唯一無二の血液、電波上で未だ捧げていない己の半身を抱きしめるとともに、電波に流したもう半身を、情報空間に投げる。そうやって、電波のなかに集まる多くの匿名たち、多くのデータとともに、どこまで行けるかを見てみたい。集合化したい半身と、消去しきれない半身を抱え、私は生活を送る。
同時公開:https://www.nicovideo.jp/watch/sm411910128888888888888888888 GJ
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2024-09-01 19:00:00
ukiyojingu+結月ゆかり『city』(新編集版)都市巡礼 #2
解説:https://note.com/ukiyojingu/m/md67e7f3dc739
都市は私にとって、魅惑と畏敬の対象であった。清々しい碁盤の目のような街並み、そしてその中でシステマチックに動く人々の姿は、私に数学的な美しさを感じさせる。効率的にかつ論理的に設計された無駄のない都市は、言うまでもなくディストピアであるが、とはいえユートピアでもあることは言うまでもないだろう。数学的な完全さ、圧倒されるこの感覚は、カントが「崇高」といったそれと同じだろうか。反復された都市の光景を見ながら、そのようなことを考えている。
システマチックな近代都市のあり方は、ハワードが19世紀末に「田園都市」を提唱し、そしてコルジュビエ20世紀冒頭に「輝く都市」と提唱して以降が印象的だ。無数ものビルが中心となり、まるで住民がコントロールされながら生活する光景は、人類の進化のようなものを強く感じとても好印象に思える。しかしながら、そんな都市の姿が実現されたことなど、過去に一度もなかっただろう。秩序の中に抑え込まれた人々が内包する無秩序さ、すなわち人間性が爆発したからだ。そんな都市の動態的な美しさ、そしてその中での自分の位置づけを再定義することが、私の原動力となった。
コントロールに離反する人間性。そんなことが望まれたのはもう半世紀ほど前にことになりつつあるが、とはいえ、現代社会は紛れもなくコントロールされている。私たちはプロトコルによって強烈に制御されたデジタル空間を避けて生きてゆけない。Twitterの無秩序的なコミュニケーションだって、いまやイーロン・マスクの掌の上で展開されているに過ぎない。私たちがどれほど電子回路に依存しているかは、ここ3か月の間で発生したニコニコ動画のハッキングがそれを示していただろう。デジタル空間からシャット・アウトされた私たちのどれほどが、別のデジタル空間を志向したことか。いずれにせよ、こうした事情により私は今一度「都市」を望む。
電子回路から人間性を取り戻すこと。誰しもが「エレクトロニクスの首輪」が課せられ、数字に還元されてゆく時代で、数字に還元されない固有性を見つけること。その探求は、都市の中での自分自身の位置づけを再確認し、再構築する試みである。十年後、私はこの作品を振り返り、その不完全さに眩暈を感じるかもしれない。しかし、その不完全さこそが、都市の魅力ではなかろうか。誰かを見つけること、そして「 」を付けて客体化し、改めて見つめること。その反復、巡礼こそが、いま求められている。おつー うぽつー 良いよ いいねぇ うぽつです
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2017-04-10 00:44:00
『system』 ukiyojingu+結月ゆかりukiyojinguです
大学を出ました。
これから大学院へ入院します
前作:sm30905342
これまでの作品:mylist/58440142めちゃくちゃかっこいい いいないいなこれ 寝る前に聴くとめっちゃ心地よい すきだわこれ 聴くのが気持ちよくて寝る前に聴いてる 88888888 うぽつです おつー うぽつ
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2017-03-04 01:56:36
『fraction』 ukiyojingu+結月ゆかりukiyojinguです。
人間が人間であることを証明することは、人間にはできない。
いい加減でならない「常識」によって、私たちは己を担保されている。曲も詩もかっこいい おお、ここいい うぽつ
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2021-07-01 23:57:03
ukiyojingu+結月ゆかり『私たちの言語はそれを解釈するにあたり、わずかに時間を消費する。その瞬間にこそ、私たちの非言語的領域を実装する可能性があるのではないだろうか。』思考実装 #1
解説:https://note.com/ukiyojingu/n/nbf13b74fd160
言葉に限らず、得体のしれないものに直面した私たちはそれを解釈するために時間を費やす。得体のしれないものとは私たちの知らない別世界の言語だけでなく、唐突に目の前で起きた事故や、あるいはこの定期的に組み込まれる不快な音である。得体のしれないものに対する解釈の枠組みをこれまで持っていなかった私たちは、それでも新しい解釈による乗り越えを試みる。この隙間に、私がこれまでおこなってきた言葉をめぐるいくつもの思考を、音楽として実装するための余白が隠されているのではないだろうか。一定時間で挿入される不快な音は私たちの意味を解体し、これまであった世界と全く異なった新しい世界へ、私たちを連れて行ってくれないだろうか。
この隙間より、私は言葉が一人ではなしきれない世界を音楽と映像とともに探しだしたい。その終着点はまだ決まっていないし、何が生み出されるかは予想できない。この音楽がそうであるように、得体のしれないものが錬成されていくのかもしれない。しかし、そこに安直な意味を見いだしてはいけない。もう引き返すことはできない。私たちの生み出している得体の知れない何か、その得体の知れなさを思考することが、私たちの新しい世界だ。形を変えながら実験は続いて行く 環境音好きにはたまらない 次も聴く 死ぬほど本読め読書は大事だぞ CD情報量凄かったよ
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2017-06-30 03:26:40
『upstair』 ukiyojingu+結月ゆかりukiyojinguです。
生成変化ですよね。
前投稿:currents sm31363097
これまでの:mylist/58440142
『current issue vol.1』
https://ukiyojingu.bandcamp.com/
ukiyojingu.jimdo.com/
P.S.コメントで英語の間違いを教えてくれた人ありがとうございます…修正しました(´・ω・`)駅ー うぽつです 88888888 うぽつ タイトル修正乙です!
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2018-12-09 22:22:02
『ambient』 ukiyojingu+結月ゆかりukiyojinguです。
都市は私たちに気づくことのない「空気」のような側面を持っている。
私たちはその空気を知らない間に吸い、呼吸をしている。
しかし、その空気は時に都市の構成要素とはみなされず、ときにそれは否定され、自らの肯定的な側面だけを前景化することを都市は行う。
だが、都市はいまだに空気を持っており、そして私たちは都市の中で呼吸をしている。
呼吸は私たちに必要なものである酸素を取り入れる代わりに、不要なものとしての二酸化炭素を排出する。
つまり、不要なものを排出する行為であり、都市はその存在を否定する。
この事実に向き合うか否かは個人にゆだねられる。
だが、その存在を認知することで、都市はより一層姿を変えてみられるのではないだろうか。
次回のライブ:
12月14日(金) VOXhall
「ukiyojingu『都市巡礼』×Scuttlebugs&Tom Schraer ジャパンツアー」
w/ Rosetown / John & Jane Doe/ Scuttlebuggs(アメリカ) / Tom Schrader(アメリカ)/ The Shinkos
open 18:00/ start 18:30
adv¥1,900/door¥2,300
ukiyojingu作品集
『current issue volume.1』
『arts and figure——C.I. vol.2』
https://ukiyojingu.bandcamp.com/
https://ukiyojingu.jimdo.com/
良かった〜GJ 88888888 うぽつ 建築家のプレゼンテーションを耳だけで聴いているような こういうの好き うぽつ
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2021-12-30 20:00:00
ukiyojingu+結月ゆかり『私たちの言葉はいつしか限界を迎える。それを受けいれてもなお、浮動小数点に重なる呼吸がいつか痙攣を終わらせ、流れる血液に固有名詞を授けてくれるとなぜ信じられるのか。』思考実装 #5
解説:https://note.com/ukiyojingu/n/n118a1baf78ba
私たちの固有性を言葉で表現しようとすると、そこ必ず限界が生じてくる。言葉はより複雑になっていき、もはや自分でも何を考えているのかが分からなくなってしまう。或いは、どのような言葉も最終的にはそれさえジャンル分けされてしまい、そこから逸脱する行為さえもまた、ジャンル分けされてしまう。そうやって、私のあらゆる行動は固有性を持つことができない。思考することの限界を前に言葉が詰まる。そうして、私はまるで吃音のように、意味のないような言葉を繰り返すのだ(https://nico.ms/sm39496094)。
「呼吸が聞こえる」。
この言葉さえ私の反復であり、人工音声によって反復されるそれは言葉の息使いを感じさせない。その上に重なる、私の呼吸は一体何を意味するのだろうか。これが私の固有性を証明できるのだろうか。だがそれを証明する手段を言葉にゆだねては、同じ構造を反復してしまうのではないだろうか。これが私の固有性を授けてくれると、なぜわかるのだろうか。
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[お知らせ1]
批評誌「LOCUST」のレコメンド記事にて寄稿しました。
LOCUSTレコメンド ②ukiyojingu
「少年少女は前を向いたのか――10年目のカゲロウプロジェクトと「繋がり」の思想」|LOCUST(ロカスト)
https://note.com/locust/n/n0510aa00b100
[お知らせ2]
1月に京都で開催する「かいかいバンドワンマンライブ」 にサポートギターとして参加します。
場所:PUB VOXhall
日時:2022年1月9日
オープン/スタート 18:00/18:30
出演
かいかいバンド
バカ力 (スペシャル友情O.A)
チャージ
前売り/当日 2000円/2500円
+1ドリンク
詳細はhttps://twitter.com/kaikai_land にて、DMしてください。
(あるいはukiyojinguのホームページhttps://ukiyojingu.com/ のメール欄より、ご連絡ください)
******************************8888888 良かったです 人、はじめて法をもとむるとき、はるかに法の辺際を離却せり。 脱意味性 緊張感のある音作り良いね 原典は、、 正法眼蔵随聞記とか クッソ優秀な先達がいるから 道元とか良いのでは? 随意呼吸があるからなあ 身体性 実存 うぽ...
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2017-05-17 02:14:59
『words』 ukiyojingu+結月ゆかりukiyojinguです。
言葉って相手に伝わるのでしょうか。
最近ずっと考えています。
前作:sm31001355
これまでの作品:mylist/58440142いいね 天王寺っぽい うぽつです おつー うぽつ なかなか良かった
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2022-10-08 00:00:00
ukiyojingu+結月ゆかり『この手。この指。この爪。この皮膚。この身体。この弦。この電波。この通信。この線。この音。この画面。この合成音声音楽。この映像。この日々。この生活。私のすべて。 』思考実装 #9
解説:https://note.com/ukiyojingu/n/nce1c13cb1946
ukiyojinguです。
私たちは透明になることに失敗しながらも、誰かに変身しながら、今日も自身を電波へと送信している(https://www.nicovideo.jp/watch/sm41190183 )。半身をゆだねながらも自身を送り続ける私たちはきっと、透明であるようで透明でないような、そんな半透明で濁った存在なのかもしれない。半身は腐ることなく、誰かによって解体されながら、全く違うものへと変身していく。だからこそ、私たちが一つになって消えることももはやできないのなら、私は静かに自分の輪郭をもう一度なぞる必要があるのかもしれない。
私は透明になることを希望しながら、一方で自身が透明になりきれないことについて自覚している。そんな私の不安定さは、この音楽の淡白さと不安定さに表出しているように思う。このアルペジオの不安定さ、このリズム感の不安定さ、そしてこの映像の不安定さ…これらすべては私だけの不安定さであり、絶対に再現不可能な私自身の表出でもある。そんな私の演奏は、脱色され白と黒でこうせいされたこの映像に対し、この無機質さを超えた私の血液の鮮明な赤色を伝えてくれている。この赤色こそ、私たちが情報空間上のゾンビとして彷徨うわけでも(https://www.nicovideo.jp/watch/sm40364529 )、ましてや無色透明になって何者でもなくなるようなユートピア、或いはディストピアを目指すような世界でもなく、相互作用によって変化する可能性、私とあなたの組みかわりの可能性(https://www.nicovideo.jp/watch/sm40952503 )を提示してくれるのだと信じている。
同時公開:https://www.nicovideo.jp/watch/sm41190183
10/13追記:「エンコードされないものたち——ボカロ曲とテキストの関係性について」というものを書きました。
https://note.com/ukiyojingu/n/nffd2213559ceいい歪や きちゃ いい感じ GJ おお うぽん! 88888888 ここからの盛り上がりすごいな
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2020-04-06 20:35:02
『私たちは何者だろうか?』 ukiyojingu+結月ゆかり「言語交錯 3/10」
ukiyojinguです。
この文章は実体験そのものが描写されているように見えて、事実とは異なる内容は織り交ぜられている。
京浜東北線は新宿に来ないし、1月22日の新宿は雨ではなかったため、傘袋はそもそも設置されていなかった。
だが、無数もの情報が拡散される時代において、事実とは異なる内容はその微細に注目されない限り、事実そのものとなり得ることが可能である。
そのような「事実の塗り替え」は、私たちに新しい常識をつくり出すことを可能にし、行く末には私たちが神をつくり出すことにもつながるかもしれない。
そのような状態で、私たちの世界を証明することができるのは、私たちがの存在を考えられる私たちそのものなのではないだろうか?
[お知らせ]noteを更新しました。
https://note.com/ukiyojingu/n/n99963b3a5b1c
〈ukiyojingu4月のライブ〉
・2020. 4.24@尼崎tora(兵庫)
[Turning Point]
w/ DJゆのみん/ 夕方の豊野/ ラグナセカ/ (mollfon)/
NUTO
open 18:00/ start 18:30
adv 1,800/ door 2,500かっこいい 音いいしコンセプト面白い、見入っちゃいます 雰囲気がとても好み... うぽつです! よかった! うぽつ
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2022-12-30 18:00:00
わたしはボイスロイド(eR)です。この作品はポエトリーリーディング(eR)です。ちがいますか?.mp4私はボイスロイド(eR)です。
この作品はポエトリーリーディング(eR)です。
ちがいますか?
BPM_115
語り:VOICEROID+東北きりたん_EX
イラスト:東北きりたんの立ち絵(ver.1.3)
A・Loveる様( im10411405 )
歌詞ファイル
https://www.dropbox.com/s/223us5f57tv3hls/%E3%82%8F%E3%81%9F%E3%81%97%E3%81%AF%E3%83%9C%E3%82%A4%E3%82%B9%E3%83%AD%E3%82%A4%E3%83%89%28eR%29%E3%81%A7%E3%81%99%E3%80%82%E6%AD%8C%E8%A9%9E.txt?dl=0
この作品は、POEMLOID(合成音声ポエトリー)投稿祭参加作品です。
POEMLOID投稿祭 Twitterアカウント https://twitter.com/poemloidpostfes
企画主催
かねイルカ さま https://twitter.com/kaneiluka
運営メンバー
Klayn さま https://twitter.com/likebirds_
ukiyojingu さま https://twitter.com/ukiyojingu
あずきねこp さま https://twitter.com/azuki_nekopこわいこわ あぁ… はい、お世話になってます www めでたいー!!!!! 草 キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!! お? ?????????? サンボルがある… かなしい つらい かなしい つらい やったーーーーーーーーー!! たすかる 888888...
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2022-12-30 18:00:00
ukiyojingu+結月ゆかり『思考実装 補遺』散文、違和感のある声の肌理、不完全なものを愛すること。
異質なるものとしての、私と貴方の関係性の美学。
実装10曲+序+跋=24,595文字、73分の、それ自体に意味のない生活の反復。
この無意味は、送信と受信を経て、何者かの内面で「情報」として突然意味を持つ。
突然変異と誤配から、私たちの相互浸透と変身、半透明になる可能性、それ私は求めたい。
ポストメディアの時代における、無意味のメタモルフォシスへ。
情動的コミュニケーションから生じる、私たちの不意な接続へ。
それを通した、私たちと私の突然変異と相互浸透の可能性へ。
実装#1:https://www.nicovideo.jp/watch/sm38968425
実装#2:https://www.nicovideo.jp/watch/sm39224978
実装#3:https://www.nicovideo.jp/watch/sm39481424
実装#4:https://www.nicovideo.jp/watch/sm39496094
実装#5:https://www.nicovideo.jp/watch/sm39829243
実装#6:https://www.nicovideo.jp/watch/sm40364529
実装#7:https://www.nicovideo.jp/watch/sm40952503
実装#8:https://www.nicovideo.jp/watch/sm41190183
実装#9:https://www.nicovideo.jp/watch/sm41191012
実装#10:https://www.nicovideo.jp/watch/sm41367638
[お知らせ]
ukiyojingu『思考実装』2022年12月30日発売。
特典①:投稿動画(10曲+実装#8の)のmp4ファイル(DL方式)
特典②:アルバム収録曲解説文(10曲、12月30日に公開する「補遺」の文字データ)、およびニコニコ動画、初音ミクについて執筆したnote10本を掲載したpdf冊子(A5サイズ、約230ページ)うぽつ 毎回楽しみにしてる 意味わからない ! おめでとう それはよかった ふああ長かったけど面白かった。次のシリーズにも期待。 GJ 言葉の限界を音楽によって乗り越える、と あとで見る 本当に映画の尺になった 73分は狂気なんよ;;
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2018-02-13 22:22:30
『queue』 ukiyojingu+結月ゆかりukiyojinguです。
群衆は集団として意志を持っていますが、その集団が大きくなればなるほど、集団を構成する個人の意思は弱体化していきます。
あなたは意思をもって行動しているでしょうか?
『current issue vol.1』
https://ukiyojingu.bandcamp.com/
ukiyojingu.jimdo.com/いいね鋭敏で痛烈。 熱帯魚だ おつー うぽつ
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2017-03-04 01:42:13
『city』 ukiyojingu+結月ゆかり新しく編集したものを公開しました。
新編集版:https://www.nicovideo.jp/watch/sm44052842
同時公開
fraction:sm30752855
bit:sm30753581
動画一覧:mylist/58440142
@ukiyojinguくーるなサウンドに凛としたゆかりさん最高 よかった うぽつ 映像もすごくいい いい 充分格好いいけど、Vo.がもうちょい強く出てる方が好きかも VOICEROIDのポエトリーリーディング、いいねぇ・・・ うぽつ 長く暮らしていると「都市」じゃなくて「...
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2017-07-08 03:03:50
『retrolouge』 ukiyojinguukiyojinguです。
大切にしてきた曲です。
前投稿:upstair sm31482982
これまでの:mylist/58440142
『current issue vol.1』
https://ukiyojingu.bandcamp.com/
ukiyojingu.jimdo.com/もっと聴かれて欲しい これはマイリス
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『言葉を扱う覚悟はあるか?』 ukiyojingu+結月ゆかり言語交錯 1/10
ukiyojinguです。
この動画が公開されるころ、私は生まれたそうです。
今年で25歳になりました。
四半世紀を生きた自分にとって今年の大きな出来事は何だろう、と考えることもありますが、
個人的にこの動画を世界中に公開することができたことが最大の出来事だと考えています。
この動画で書かれている内容はすべて、現在の自分が知る限りの過去の事実に基づいています。
言葉を扱うことはとても難しく、そして責任が伴う。
だからこそ、これからも言語を交錯させねばならない。
ukiyojingu作品集
『current issue (2019mix)』
『arts and figure——C.I. vol.2』
https://ukiyojingu.booth.pm/
https://ukiyojingu.bandcamp.com/
https://ukiyojingu.jimdo.com/人 おぉ・・ 静止画じゃないのか 人だ 「悪い子」か… GJ GJ うん うぽつ
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2022-08-20 19:30:00
ukiyojingu+結月ゆかり『徐々に思考を深く実装させていく私たちは、避けられない乖離を繰り返している。崇高を目指していく精神と相対しながら、私たちの身体は徐々に解/体/さ/れ/て/い/く。』思考実装 #7
解説:https://note.com/ukiyojingu/n/n798480f3d90c
ukiyojinguです。
電波上であらゆるものを送信していく私たちは、徐々に自身の身体を情報空間上に投げ出しながら、論理的かつ効率の良い、理想的な社会を構築し始めた。
私たちは意識的に情報空間上に主体を投げ出すと同時に、どうしても意識的な行動とは一致しえない、自身の身体に内在化された何かを忘れることもできない。私たちは自身の身体の中に流れている否定できない私たちの血液を抱きしめて生きていく必要がある。それを忘れてしまうことは、情報空間上で自身を喪失してしまう行為であるともいえるのかもしれない(cf. https://www.nicovideo.jp/watch/sm40364529)。しかし、電波で簡単にあらゆるものを送信することを可能にすることによって、私たちの理想は徐々に形成されてもきた。この両義性に引き裂かれながら、私は意識的に論理的なものを目指そうとすると同時に、徐々に身体が解体される。音楽も構築されたものから自由になり、浮遊するように漂っていなければならないような気がする。だがしかし、電波上で私たちは強制的に組代わり、何でもなくなった私たちは必ず、誰かによって何かにさせられていく。
音楽は勝手に崇高になる(https://www.nicovideo.jp/watch/sm37387001 )。
だからこそ、他方で私たちの血液を愛する日々も必要だ(cf. https://www.nicovideo.jp/watch/sm39224978 )
私は、この引き裂かれるような日々を解決しなければならない。
だがその度、音楽は/ど/う/し/よ/う/も/な/く/ノ/イ/ズ/が/介/入/さ/れ/て/し/ま/う/よ/う/な/感/覚/さ/え、持/っ/て/し/ま/う/の/だ。GJ 日本橋や 面白かったです 主語がデカすぎない? 緊張感ええね すごい見覚えある場所で 激しいサウンドですわ 巨大な連作っていうか、共通のプラットフォームで創作してるのって、史上初なのかも 日本橋の交差点じゃん うぽつです
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2024-10-20 19:00:00
ukiyojingu+結月ゆかり『media』(新編集版)都市巡礼 #5
解説:https://note.com/ukiyojingu/m/md67e7f3dc739
深夜の街は、スクリーンの光に包まれている。私たちはその光に引き寄せられ、異世界へと誘われる。過去を振り返り、未来を思い描きながら、私たちはこの都市の一部となる。スクリーンに映し出される断片は、誰かの記憶や思い出の欠片だ。私はその欠片を拾い集め、都市の輪郭をなぞる。
広島郊外の学園都市に引っ越してから、SNSのスピードがやけに速く感じるようになった。BeRealやDiscord、Xのスペース機能など、即時性を要求するアプリケーションが私たちの生活に浸透している。デジタル空間上での「強制同期」は、私たちの意識を多孔化し、都市空間に無数の孔を穿つ。
デジタルスクリーンに初音ミクが偏在する現象は、都市の芸術的変容を象徴している。JR渋谷駅のスクランブル交差点に設置された大型ビジョンQs EYEや、山手線の車内に映像広告「トレインチャンネル」が導入されたことが、その始まりだ。都市の至る所にスクリーンが設置され、私たちの視覚を支配している。
2007年に生まれたボーカロイド文化は、リアルタイムでのコミュニケーションを錯覚させる疑似同期システムの影響を受けてきた。初音ミクをはじめとするボーカロイドキャラクターは、都市の地下で開催されるDJイベントやスマートフォンアプリ「プロジェクトセカイ」で顕現する。デジタル空間と現実空間の境界が消失しつつある現代、私たちはどのような思考回路を構築すべきか。
都市の芸術化は、私たちの感覚を麻痺させる。マーシャル・マクルーハンが指摘したように、メディアは感覚の切除であり、自己認識を禁じる。デジタルスクリーンに溢れる都市は、私たちを美的存在へと変貌させる。デジタル空間と都市の境界が消失する時代に、私たちはどのようにして自己を保つべきか。
スクリーンがランダムに抽出する誰かの痕跡、その集積としてのこの都市の中で零れ落ちてゆく何か。この都市の最下層に落ちている誰かの断片こそ、かつて誰かが「 」で囲われた主体であった痕跡ではないだろうか。GJ 言葉すき うぽつです! 88888888888 うぽつ
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2021-10-15 20:00:00
ukiyojingu+結月ゆかり『私は既にあったものを切り貼りしながらこの不完全を作り、そこに自ら手首を切り落とす。私の手から流れる血液の鮮やかさは、画面の向こうにいる貴方にどう伝わるのだろうか。』思考実装 #3
解説:https://note.com/ukiyojingu/n/n48ad7275e538
前回(https://nico.ms/sm39224978)、私は30分をかけた日記の朗読を通して、何者にもジャンル分けされるべきではない自分自身の唯一無二性を作り上げる試みを行った。そうした試みは成功したのか、あるいは失敗したのかは私も分からない。もっと良い方向があったのかもしれない。だが、私にとってはそれが限界だったようにも思える。いずれにしても、できる限りのことをしたということだけは事実だ。
音楽に限らず、何かを作ろうにも必ず先駆者がいて、私は常に彼らを意識せざるを得なかった。なぜなら、私は天才などではないからだ。私はそこから逃げ出したかった。だから唯一無二性を作り上げることを目指してきた。ここにあるのは私のそうした試みの断片であり、(現時点では)実装されなかった音楽たちである。これらが後に実装されることがあるのなら、あなたはぜひ実装されたことを称賛してやってほしい。
ここに並べられているものは全て、かつて私が来るべく新しい楽曲に向けて用意していたものの、日の目を見なかったものたちだ。それらは私によって作られてはいるが、そのすべてが私によって作られているわけではない。そして、音楽を合わさった動画たちは全て、拾ったものだ。私はここで作り上げられたものを、自分が作ったものということができるのだろうか。そうした疑問を抱きながら、私は自分の手首を切り落とすことによって血液を注ぎ込む。私から流れる灰色の血が、きっとこれらを正しき方向へ導いてくれると信じて。GJ これめっちゃすきだわ GJ おつでした……! !? うぽつです ⁈ どきどきした
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2021-04-25 00:39:02
『言葉を扱う覚悟はあるか?』 ukiyojingu+結月ゆかり(live 2021.4.22.)ukiyojinguです。
ボカロPがみな一様に、コメント欄に意味がありそうな文章を一言だけ書き残しているのはなぜだろう。音楽が複数要素に分解され、各々がそれぞれの欲望を満たしたいがために消費を重ねていく中で、ボカロ楽曲のみならずあらゆるものがカテゴライズされ、私たちはわかりやすいそれらを味わう。投稿者コメントに残される身近なメッセージも、もはや楔のように、それがいったい何であるかを説明しているように見せつつ、意味は一切説明されないこともある。そうして、私たちは曖昧なものをわかりやすくカテゴライズ化し、そして身勝手に共感する。
私たちがそこから逸脱するためには、どうしたらいいだろう。この9分間は、カテゴライズを許さないような、絶対的そして孤独な存在として、代替不可能な自己を表現している。
******
せっかくだと思い、自己紹介のつもりでボカコレに何かを投稿しようと思い、一発撮りで代表曲を演奏しました。
この曲を含めた『言語交錯』というアルバムを2021年3月に発売しましたので、よければ立ち寄ってみてください。気に入っていただけたら、私にとっては光栄この上ないことです。
[お知らせ]
ukiyojingu 作品集第3弾
『言語交錯』
1.言葉を扱く覚悟はあるか?
2.微細は失われたのか?
3.私たちは何者だろうか?
4.表記と意味は一致しうるのか?
5.感情の表出に意味はあるのか?
6.都市の呼吸を知っているか?
7.崇高は盗作されるのか?
8._____________?
9.遺しておくべき意志はあるか?
10.それでも、溢れ出るのは感情だけだった。
https://ukiyojingu.booth.pm/
https://ukiyojingu.bandcamp.com/あなたのことが知れて良かった。もっと聴きたい。応援しています たった9分でこれが出来るのか こういう音楽やる人がいてうれしい tt うおお 息を呑む 素晴らしい 淡々としたゆかりさんの朗読と独白な内容が心にクる。良い さながらショートフィルム。臨場感...
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2020-07-15 20:00:00
『表記と意味は一致しうるのか?』 ukiyojingu+結月ゆかり「言語交錯 4/10」
ukiyojinguです。
以前、自身の過去ツイートを引用することによって言葉の意味を新しく作り直す実践を行ったことがある。今回は自身の過去ツイートをデータソースとして自動的に文章を生成させ、その解釈と整理を別の自動生成ソフトとともに編集した。決定的な差は、文章を作り出したのは自分自身ではなく、ツイートをもとに自動生成ソフトが作成している点である。
この行為によって、この言葉は私の身からはがれ、独立したものとなっている。しかし、自動生成で作られた文章は所詮、自動的に処理されたものに過ぎない。それゆえに、それ自体に意味はなく、文法上の問題もある。したがって、ここでは別の自動生成ソフトも参照しつつ、再整理し、文章をある程度の形式に当てはめている。
この瞬間、「私」の身から出た言葉は再度「私」に還る。
自動生成にかけることによって「私」の言葉ではなくなった言葉たちは、再度解釈を経て「私」の言葉に変わっている。しかし、私の外部を経由することで、この動画に示される文字たちには本来の意味、あるいは「私」の意図などを、半ば強制的に超えてくる。その結果、外部を経由し新しく表象される文字たちはあらゆる「不一致」を内包することになる。外部による「不一致」の強制力は非常に大きく、本曲のタイトルでさえ、動画の最初と最後の表示が一致していない。このような微妙な不一致は私の外部で再解釈が行われた結果であり、そこに私の意志は存在しない。外部を経由した私の言葉は「不一致」に塗れた文章として私の下に還っている。
では、この文章は誰の所有物なのか。外部を経由し「不一致」に塗れたこの文章に、私が込めた「意味」を認めることはできるのだろうか。かっこいい 自分の絵を何10回もコピーしてタッチを消して、それを切り貼りして再構成して…という絵を作っていたことがあります ソフトを使わなくても文章とはそういうものだと思います。 うぽつ
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2024-10-05 19:00:00
ukiyojingu+結月ゆかり『current』(新編集版)都市巡礼 #4
解説:https://note.com/ukiyojingu/m/md67e7f3dc739
現代の都市において合成音声がどのように人々の生活を取り囲んでいるかは、都市の複雑な構造と深く結びついている。都市はまるで積み木のように重なり合い、秩序と無秩序が絶えず交錯している。その風景を言葉と論理に変換することは、まるで意味の追求と無意味の連続の間で揺れ動く行為だ。都市は無数の思惑によって運営されるシステマチックな存在であると同時に、その中で個人が自分の位置を見出そうとすることは避けられない。そんな矛盾と複雑を、私は自らの声の代替品として生成されるこの合成音声に委ねている。
都市での生活は時に無意味に反復されるが、私たちはときに、その無意味なルーティンの中にさえ意味を見出そうとする。意識的に無秩序を追い求めることは、その純粋さを失わせる危険性を孕んでいるだろう。だがしかし、都市の風景や音声を幾何学的に再構成することで、無意味に思える生活に新たな意味を与えることができる。都市の複雑さを深く考察し、その中で新たな価値を想像し創造することは、現代においてますます重要な問題だ。
都市の密度は、そんな力場上で形成される。都市はシステマチックに駆動される存在であり、その中で人々の動きは計画的だ。過去に私が都市に対して抱いていた憧れと、現代の都市を再構成する試みは、いずれも都市の複雑さに挑むアプローチである。都市を再構成することで、かつて得られなかった深淵を除くことがいま必要とされているのであれば、この合成音声は何を表現しうるのか。
情報科学の進展により、都市のデータがデジタル的に管理される時代が到来した。これにより、都市の姿はますますシステマチックになり、効率性が追求されることとなった。しかし、デジタルデトックスの必要性もまた高まっている。現実の都市とデジタル空間が交錯する中で、どのようにして個人の存在感を保つかが問われている。デジタル空間に依存しない都市のあり方を再考すること。0と1で生み出されたこの声がそれを望んでいることの複雑さを、いかに受け止めることができるか。
都市は、絶えず変化し続ける存在である。合理性は個人の自由や創造性を制限する。だからこそ、都市の新陳代謝を促しつつ、その中での人間の存在を再確認することが必要だ。都市を深く思考することで、デジタル時代における新たな可能性を見出すことができるのなら、都市の構造とそれに伴う人間の動きを理解し、その中で新たな価値を生成することが、この合成音声の持つ意味である。システマチックに駆動する音楽の、その背景にある血肉へ。都市の光景に反射する、生活を継続する我々へ。88888888888888 おつー!! 好き うぽつですー すばらしい かっこいい うぽつです うぽつー うぽつ
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2024-09-15 20:30:00
ukiyojingu+結月ゆかり『upstair』(新編集版)都市巡礼 #3
解説:https://note.com/ukiyojingu/m/md67e7f3dc739
田園都市構想以降に設計される計画的な都市の姿は、中心部を基本とした徹底的なコントロールを前提にして設計されてきた。パリの新市街設計にコルジュビエが提案した都市設計がそうであったように、それらは都市の不確定な姿を棄却すると同時に、まさにシステマチックな形で動き続けるような都市の近代性を前面的に肯定する潜勢力で満ち溢れていたように見える。それからおよそ100年が経過し、かつてシステマチックなものとして構成された私たちの都市に対する夢は人間性の凋落として批判され、一つの大きなシステムによる社会のコントロールとは真逆のベクトルを向く運動が「多様性」という名の元で展開されてきた。モダニズム思想から遠く離れ、その代わりに台頭するポストモダニズムが私たちに与えた影響は計り知れないだろう。
それでは、中心部から同心円状に展開されるような都市設計が非人間的と批判された時代を経て、私たちはある種の人間性に溢れた無秩序の時代を謳歌できているのだろうか。1990年代に世界的インフラストラクチャーになったインターネットの台頭は、私たちを真の意味で自由で多様性あふれる世界に導いてはくれなかった。誰しもがエレクトロニクスの首輪を課せられ、首から垂れ下がるIDタグによってコントロールされる様相は、かつてモダニズムが提唱したような理想的な都市の姿を非視覚的な形で実現している。インターネットプロトコルが定めたルールにのっとってしか言語を送受信できない今日の私たちは、その埒外にいる「エンコードできない言葉」を無視している。そうやって、どこかでそぎ落とされた言葉の亡霊たちは、エンコードまま世界の外側で亡霊となって彷徨う。その疎外は、突然にも実行されている。
こうした時代にて、言葉の亡霊を私たちが発見することはいかにして可能だろうか。エンコードされないそれらに目を向けることに失敗する私たちは、いつしか亡霊そのものの存在を見失い、コード化される言葉の全てが伝わるべき内容かと錯覚してしまう。140字すら読めることが出来なくなるこの時代、ここに記した文章がどこまで読まれるかさえ、定かではない。ネットワーク上で送信される言葉の背後を這いずり回る亡霊を見ずして、私たちは一体何をどのようにして、誰に送信できるだろうか。
デジタル空間がこれほどまでに深化した現代社会において、強力な中心を持つ都市から私たちは逃げることはできない。それでもなお、降りることが許されないとしても、亡霊を探す作業の価値は否定されることはない。言葉の亡霊を見ること。誰かの言葉に「 」をつけること。その作業が今、問われている。おつおつー 京都駅か? うぽつ うぽつー 8888888888888888 88888888 888888888 88888 88888888888 !?!?!?!? うぽつ
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2019-03-30 21:18:02
『construct』 ukiyojingu+結月ゆかりukiyojinguです。
都市とは、実際に根付くための「土地」と、その土地の上で生活を行う私たちの生活によって形成される、非常に不均衡な存在である。
都市の形成要素に社会や共同体は不可欠な存在だが、その実、都市を構成する彼らの生活は一枚岩なものではない。彼らは対立し、時に決して相容れずに争いをも巻き起こす。
しかし、都市はそのような活動すらも一つの共同体として、相容れぬものの対立すらも包含しながら、歴史を記録する場として存在することをやめない。
対立や争いをも含めた《都市》は、それすらも含めながら成長することをやめないのだ。
この曲の中では、ピアノのフレーズと、7拍子という一般的なポップ音楽では慣れ親しまないような——もっとも最近ではそうでもなくなってきたかもしれないが——リズムを組み合わせることによって音楽が構成されている。これらの要素が選択されたことに意味はあるかもしれないが、無いかもしれない。しかし、いずれにせよ、これらが曲として成立していることは無条件に受け容れなければならないことだ。
《都市》という存在もこのように、無条件に存在するものであるのかもしれない。
追記
ukiyojinguが始まってからおよそ3年が経過しました。そろそろ4年目に突入します。この活動は当初ただ無意味に音楽と都市についての記述を並べるのみの活動として考えていましたし、これからも可能な限り層でありたいと思います。2年前の「system」では大学院に入学しますと書いていましたが、おかげさまで修士課程を修了しました。まだ少しだけ残ります。ukiyojinguのライブ活動は一度4月でひと段落になる予定ですが、これからも可能な限りいろいろな場所に突如出現できる存在でありたいと思います。
では、またお会いできることを願って。
次回のライブ
調整中(2本ほど、決定しています)
ukiyojingu作品集
『current issue volume.1』
『arts and figure——C.I. vol.2』
https://ukiyojingu.bandcamp.com/
https://ukiyojingu.jimdo.com/素敵! うぽつ うぽつ
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2018-09-01 00:01:02
『diary』 ukiyojingu+結月ゆかりukiyojinguです。
2000年代以降、私たちの世界はもはや到底理解できないほどの情報に包まれ、あらゆるものが情報として記録されていく高度情報化社会が誕生しました。その結果、自らの思想に迎合するような形での情報の改ざんが行われ、何が事実であるかが誰にも分からない、いわゆる「ポスト・トゥルース」の時代が到来しています。
これから先、私たちの情報とその背景にある「事実」はどこにあるのか。そしてこのような事実の喪失に対して、アーティストは何ができるのか。
この曲はこれまでのukiyojinguの全ツイートからの引用になっており、文章自体は過去に私が残したものに違いはない。だが、もはやこの日記に記録されているツイート=情報は、引用元のツイートの記録からコラージュ的に単語を抜き出している部分もある。その結果、当時のツイートでの主張そのままが再現されているわけではなくなってしまう。
その時、過去の色褪せているツイートたちは、別の可能性をもはらむことが可能になる。
これから先、事実はどこに向かうのか。その答えは分からない。であるのであれば、せめて過去の事実をもう一度並べることによって、事実を保存できればと、そう思います。
ukiyojingu作品集 『arts and figure——C.I. vol.2』
1. archetecture(new edit)
2. upstair
3. humanity
4. media
5. queue
6. debris
7. terminal
https://ukiyojingu.bandcamp.com/
https://ukiyojingu.jimdo.com/
良 素晴らしい おつー うぽつ いい感じ! うぽつ
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2020-07-31 22:00:00
『感情の表出に意味はあるのか?』 ukiyojingu+結月ゆかり「言語交錯 5/10」
ukiyojinguです。
私たちの音楽は、本質的には何者も変えることができない。
歌詞は所詮記号の伝達行為であり、あらゆる感情表現は、「共感」という非常にに曖昧なものによって担保されている。
その曖昧さが、私たちが朝日に感動し、夕日に憂う理由を説明出来なくしている。
従って、感情は説明できず、その説明の出来なさが、感情の存在を理解することを不可能にしている。
この曖昧な音の感覚と、悲壮感をまとった音と、薄暗い海をまとった一連の「時間の流れ」は私たちに何も伝達せず、残るのは私たちにとって唯一無二の言語のみである。
にも関わらず、私たちはこの言葉と、約6分の時間の流れを受けて、何も感じ取らないわけにはいかない。
それが、私たちにとって「不快」であったとしても。この「所詮」の使い方に感情が表出されてますね よかった! うぽつ
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2018-12-31 00:54:01
2018.12.14. ukiyojingu 『都市巡礼』 live digest movieukiyojinguです。
先日行われましたライブから映像を公開します。
撮影協力:
koe(@Yuriika0404)
yuri.o (@aria_design_)
生で見たい うぽつ うぽつ
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2024-12-15 18:00:00
ukiyojingu+結月ゆかり『document』(新編集版)都市巡礼 #5
解説:
某日、平和島を南北に貫く高速道路を横断する高速道路沿いから、広島から引き連れた一眼レフを携え、夕方から夜遅くまで平和島の海岸線にいた。
度重なる増設と改造を積み重ねたここは、もともと海だった。図書館で見た海沿いの品川駅に汽車が到着する光景はとうの昔だが、そんな海沿いの景色がかつてあったことを思い返すと、度重なる増設と改造による人工島の光景は、人間——あるいはその複合体としての都市が、幾重にも折り重なった光景として立ち現れている。それはまるで、集合的な人格としての都市が自我を徐々に形成することにより、かつて剝き出しのままであった無意識たる「海」に覆いを被せる如く。その過程で抑圧された「海」の痕跡を探し出すことで、私は抑圧されたものではない、本当の姿としての誰かを求めている。それはすなわち、これまでの見方で誰か/何かを見る方法を取るのではなく、新しい方法で誰か/何かを探すことである。あるいは、誰かを新たな「 」に入れ込むための手法を探すこと、と形容してもよいかもしれない。自我による抑圧を受けるものと受けないものの境界線に人工島の海辺があるとするなら、この沿岸都市沿いには、圧殺された過去が水死体の如く浮かんでいるはずだ。その声の痕跡へ目を向けることは、意義があるように思う。
だが、言葉は常に表象されたものであるからこそ、それは常に抑圧を受けてきたものとしてしか解釈されえず、ここから先に進むためにはある種の狂気さを私は受け入れざるを得ない。都市の景観は言葉にされえず、全ての言葉は美しく/あるいは醜く表象された瞬間、たちまち死に至るのだから。そうやって失敗を積み重ねた末に出来上がる瓦礫の山がやがて地層となり、この人工島の基底と化しているのであれば、その失敗を積み重ね続ける私たちは、果たしてそれでいいのだろうか。コミュニケーションの地滑りにより他者が殺されるこの時代において言葉が無力であることは言うまでもないが、だからこそ、この言葉は別の仕方で表象されていく可能性を求めなければならないのではないか。
この音楽は2つの初期作と『言語交錯』の間に作られ、そしてこの映像は一眼カメラを手に入れた2022年の冬から撮影したものがほぼ全てを占めている。もう5年は昔のものとなってしまった私の記憶を、私は新しいピアノと新しい映像を使い、新しい言葉で表象する。この行為は、かつての海沿いの景色を忘れた平和島にどこか被るかもしれない。それでもなお、新たな差異が込められたこの新編集版という反復行為を、私は決して無意味とは思わない。言葉が無力だとしても、だからこそ、言葉を発信し続けたく思うのだ。おつー 溶けても、形が無くてもそこにあっただろう あぁ うぽつー! GJ GJ 888888 うぽつ うぽつです! すき
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2019-07-20 00:29:01
『document』 ukiyojingu+結月ゆかりukiyojinguです。
現在の事象は、過去に至れば至るほど、過去の記憶となり「思い出」となる。
それは過去のことになればなるほど、やがては自分の今の感情とは乖離し、別様の形を帯びて現前してくる。
「彼」は「私」であるが、「私」ではない。
ならば、私は私の言葉をただつらつらと述べるしかできないのではないだろうか。
長い間、音楽をどのようにすべきかで悩んでいました。
結局言葉を本当に的確に伝えようと思ったら、音楽はただのノイズでしかなくなるのではないか。
そうやって可能な限り音を削り続けたら、もはや音楽は音楽ではなくなってしまうのではないか。
そういった背景の上で、単純なピアノの演奏に、単純な文章を作り上げました。
いつもの形式さえ破って、極力のノイズを排除しています。
もし何かが思いが残ったのであれば、言葉にして残してくれれば幸いです。
この曲と、言葉を前にして何か感情の発露があったのであれば、それは今伝えなければ「思い出」になってしまうから。
追記
7月18日に京都アニメーションで30人以上が死亡するという痛ましいテロ事件が生じました。
影響は国内だけでなく世界中に及び、その影響力の大きさはもはや「テロ」と表現してもさしつかえないほどだと思います。
この曲は事件前に作成したので、直接的に関係はしませんが、何かを作って人を幸せにできる人がこんな最期を迎えてしまうことに理不尽さを感じえません。
私は有名人ではないですし、私の言葉も無価値ですが、それでも残しておこうと思います。
ukiyojingu作品集
『current issue (2019mix)』
『arts and figure——C.I. vol.2』
https://ukiyojingu.booth.pm/
https://ukiyojingu.bandcamp.com/
https://ukiyojingu.jimdo.com/こういう世界観(?) 好きだな うぽつ
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2017-06-10 00:14:11
『currents』 ukiyojingu+結月ゆかりukiyojinguです
ここまでの楽曲を一枚のCDにしました。よろしければ手に取ってください。
『current issue vol.1』
https://ukiyojingu.bandcamp.com/
前投稿:words sm3122778
これまでの:mylist/58440142
ukiyojingu.jimdo.com/うぽつです おつおつー うぽつ
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2022-04-27 19:00:00
ukiyojingu+結月ゆかり『遺しておくべき意志はあるか?』(live 2022.4.27.)ukiyojinguです。
ボカロPがボカロに歌を歌わせることは、自身の声という唯一無二の要素を電波に捧げることによって、電波を通して互いが繋がる行為である。そうして私たちは、いろいろな方法を用いて互いに互いと繋がっていく。
そして、その捧げた半身に自身の声を埋め込んで繋がっていく歌い手の営為は、電波に捧げた半身のさらに半分に自身を埋め込むような行為のように見える。
(cf. https://nico.ms/sm40364529 )
私は私の声を、私が作り上げた曲の中に埋め込んでいる。そうすることによって、私は電波に流した半身をまた自分の中に取り込んでいる。その行為は互いが繋がり合うことをまるで拒絶してしまっているが、そうでもしなければ、私たちは電波による半身を取り戻すことはもはやできないかもしれない。この声は私だけの唯一無二であり、誰にも奪えない。
**************************
[お知らせ]
ボカコレ2022春に2本の映像を公開しました。関連もする内容なので、良ければご覧ください。
ukiyojingu+結月ゆかり『価値と承認に汚染された我々は、いつしか捧げた半分の身体に支配権を奪われていた。だからこそ、私は私の正気を取り戻すため、血の滲んだこの映像を電波に流す必要がある。』
https://nico.ms/sm40364529
ukiyojingu+結月ゆかり『私たちは何者だろうか?』 (live 2021.1.22)
https://nico.ms/sm4037300
**************************おおう。。。 うぽっ 8888888888888888888 最後の一音 胸が痛くなる モールス信号みたい 凄い モノローグなのにダイアローグに出来るんだ おおー 面白い 良い声 うぽつです
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2018-03-28 20:45:28
『fraction』 ukiyojingu+結月ゆかり(live 2018.3.27)
ukiyojinguです。
演奏しました。
次回は未定です。
『current issue vol.1』
https://ukiyojingu.bandcamp.com/
ukiyojingu.jimdo.com/おつおつー うぽつ うぽつ
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2020-03-10 22:14:02
『微細は失われたのか?』 ukiyojingu+結月ゆかり「言語交錯 2/10」
ukiyojinguです。
夕日が沈むのが哀しいとか、月が綺麗とか、そういった表現がいつから誕生したのだろうか、と思います。
比喩は世界中のどこでもありますが、日本語はとくに隠喩の背景にあるコンテクストが豊富で、それを読み解くことは海外から見たらとても難しい、という話を聞いたこともあります。
社会のIT化と自動処理によって、私たちの表現のほぼすべては0と1でしか理解できないものへと変容しようとしている。そして、あらゆるコンテクストは無視されながら、表現の規制が始まっている。
私たちの微細は、失われているのか?
〈ukiyojingu4月のライブ〉
・2020. 4.24@尼崎tora(兵庫)
[Turning Point]
w/ DJゆのみん/ 夕方の豊野/ ラグナセカ/ (mollfon)/
NUTO
open 18:00/ start 18:30
adv 1,800/ door 2,500微細ときいてわくわく 素晴らしい うぽつ
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2021-01-25 20:00:00
2021.1.22. ukiyojingu 『言語交錯』live digest movieukiyojinguです。
先日京都Annie's Cafeで開催したライブのダイジェストを公開します。
本ライブは2021年に再発令された緊急事態宣言下で行われた。対象地域に含まれた京都市内で沢山の機材を持ち運びながら公共交通機関に乗り込んだ自分にとって、電車の中の視線はとても気になるものであった。この状況を逆説的に利用することで誕生した新たな表現は無数にあったが、一方で昔ながらのバンドやライブハウスの在り方は社会に大きく非難され、もはやバンドマンはその存在が悪であるかのようにも言われている。
その背景には、「音楽は人を救う」といった楽観視が完全に否定され、各々が自分の世界で作った事実より判断を下すことによって生じた、今までは比べ物にならない形での監視と分断が進んだ魔女狩り社会があるだろう。誰しもが監視から己を守るために思考を続けなければならないこの時代の中で、激しく感覚に訴えるライブハウスの手法は無用の産物へとなり果てるのかもしれない。
ともすれば、今この時点での感情的な表現は思考放棄による逃避となる点で、現実に足がつかない非常に利己的な自己充足に過ぎないのではないか。無論、だからといって私はそれ自体を否定する資格を持ち合わせていない。だが、無機質な朗読を行う私には、感情的な叫びとは何か別の回路があるはずだ。そこには、感情的になりつつも、思考を放棄することなく現実と向き合うことができる回路が残されているのではないだろうか。
そのような思考法にこそ、私がライブハウスで演奏する意義があるのではないかと思う。
共演:YUKAI (@good9481 )
会場:京都Annie's Cafe(@annies_kyoto )当てはめるとすればポエトリーか 世の中治ったら、ちゃんと聴きに行くわ 素晴らしいパフォーマンスや 好き 残るべきものを聴いてるのではないか、これ なんぞこれ ボイロと声の対比いい
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