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2018-12-29 15:31:02
諫早湾干拓問題ラジオAIネット 第44回「大学生による諫早問題の調査研究」ゲスト:福島茉那さん・宮原睦実さん(福岡女子大学3年生)
諫早湾干拓問題の動向や関連した話題をお伝えする、ラジオAIネット(AI:有明・諫早)。2018年12月23日に放送した第44回では、福岡女子大学3年生の福島茉那さんと宮原睦実さんに、ゲストとしてご出演いただきました。
福岡女子大学の環境経済学研究室で勉強している福島さん、宮原さんは、諫早湾干拓と有明海の問題を研究テーマに選んで、開門調査に賛成する研究者、営農者、漁業者や、反対する地元住民、諫早市・長崎県の担当職員などに聞き取り調査を行い、これまでの成果を12月に発表しました。双方の聞き取り調査ではそれぞれに確からしい主張があって、問題の複雑さと難しさを実感したそうです。諫早湾閉め切りの年に生まれたという若いお二人が、地元の関係者からどんな話を聞き、この問題の解決に向けてどのように考えたかを語っていただきました。
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2018-11-22 09:37:02
諫早湾干拓問題ラジオAIネット 第42回「諫早湾干拓地の農業の実情」ゲスト:松尾公春さん(マツオファーム)諫早湾干拓問題の動向や関連した話題をお伝えする、ラジオAIネット(AI:有明・諫早)。2018年10月28日に放送した第42回では、諫早湾干拓地の入植農家であるマツオファームの松尾公春さんにゲストとしてご出演いただきました。
当初、松尾さんは国や県から開門したら農業ができなくなると言われて、調整池への海水導入に反対していました。しかし、干拓事業で餌場を失った野鳥による農作物の食害や、調整池の水温の影響による冷害などが発生し、水門を開けて海水を入れるべきだという考え方に変わりました。また、そうした被害を放置し、農地のリース契約において一方的な条件の同意書を求める農業公社の姿勢にたまりかね、現在は県を相手に損害賠償と開門を求める訴訟を起こしています。今回の番組では、そうした諫早湾干拓地での厳しい営農の実情について、松尾さんに語っていただきました。
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2018-06-13 05:23:39
諫早湾干拓問題ラジオAIネット 第37回「対立の構図と、もやいの心」ゲスト:永尾俊彦さん(ルポライター)
諫早湾干拓問題の動向や関連した話題をお伝えする、ラジオAIネット(AI:有明・諫早)。2018年5月27日に放送した第37回では、ルポライターの永尾俊彦さんにゲストとしてご出演いただきました。
永尾さんは「干潟の民主主義」(現代書館)、「諫早の叫び」(岩波書店)といった単行本のほか、朝日新聞社の「WEBRONZA」でも継続的に諫早湾干拓問題のルポルタージュを発表されています。泥干潟の自然の素晴らしさや、諫早湾沿岸の「もやう」(みんなの心と力をあわせる)という文化にひかれて、取材を続けてこられたそうです。今回の番組では、かつての旧干拓地での農民の苦労や、新干拓地で入植者が直面している厳しい営農の状況などについてお話を伺いました。漁民と農民は事業を進めたい農水省によって、わざわざ対立させられているのであり、問題解決に向けて「もやいの心」で話し合える場を作ることが重要であるというのが、永尾さんのご意見です。
番組の後半では、4か月ぶりの放送ということで、2〜5月の関連ニュースをレギュラーメンバーで振り返りました。50分を超える長い番組となってしまいましたが、ぜひ最後までお聞きください。
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2018-08-10 16:31:02
諫早湾干拓問題ラジオAIネット 第39回「諫早湾[自然の権利]訴訟と市民運動」ゲスト:佐久間淳子さん(フリーライター)諫早湾干拓問題の動向や関連した話題をお伝えする、ラジオAIネット(AI:有明・諫早)。2018年7月22日に放送した第39回では、フリーライターの佐久間淳子さんにゲストとしてご出演いただきました。
佐久間さんは1990年代、パソコン通信の会議室「自然環境フォーラム」の主要メンバーとして、シスオペの猫が好き♪さん(ハンドルネーム)とともに活動されました。フォーラムの主要なテーマの一つに諫早湾干拓問題もあり、当時のフォーラムの様子や、農水省職員が諫早の地元民を装って干拓必要論を書き込んだ「ドウキン事件」などのエピソードをご紹介いただきました。また、このフォーラムには各地の[自然の権利]訴訟の関係者が参加していましたが、諫早湾閉め切り前後の時期に、地元の市民運動として諫早湾[自然の権利]訴訟が提起された経緯や、ムツゴロウや諫早湾そのものを原告とした訴訟の内容などについてもお話を伺いました。
後半のニュースコーナーでは、7月に発生した諫早湾の養殖タイラギの絶滅や、福岡高裁での請求異議訴訟に関連する話題を取り上げました。
mylist/48084459市民運動?…権利?…沖縄のプロ市民のせいでうさん臭くなっちゃうな…
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2018-11-27 12:50:01
諫早湾干拓問題ラジオAIネット 第43回「長崎での開門訴訟支援活動」ゲスト:本田純一さん(「よみがえれ!有明海訴訟」を支援する長崎の会)
諫早湾干拓問題の動向や関連した話題をお伝えする、ラジオAIネット(AI:有明・諫早)。2018年11月25日に放送した第43回では、「よみがえれ!有明海訴訟」を支援する長崎の会の事務局長、本田純一さんにゲストとしてご出演いただきました。
本田さんたちの会では、ニュースの発行や街頭宣伝、報告集会などを通して、干拓事業や開門訴訟の情報を長崎県民に伝える活動を行っています。年月の経過でこの問題に対する県民の関心は薄れてきていましたが、今年になって干拓地の農家が開門を主張して訴訟を起こしたことが、新たな関心を呼んでいて、長崎市内での街頭宣伝の反応も良いそうです。地元、諫早市では、かつての大水害のトラウマから開門には反対の意見が多いものの、話し合いの場を作ろうという署名には賛同する人が多く、解決すべき問題であるという意識は共有されているようです。
本田さんからは、2018年12月1日、午後1時半から長崎市立図書館多目的ホールで開催するシンポジウムについてもお話を伺いました。環境、司法、公共事業という3つの視点から改めて諫早湾干拓事業の問題点を問い直そうという内容で、このシンポジウムや今後の活動の中で、干拓事業の破綻による付けを長崎県民に回すなという声を上げていきたいとのことです。
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2018-07-07 16:12:02
諫早湾干拓問題ラジオAIネット 第38回「諫早湾の漁業を引き継ぐ」ゲスト:植木勇次さん(長崎県小長井漁協)諫早湾干拓問題の動向や関連した話題をお伝えする、ラジオAIネット(AI:有明・諫早)。2018年6月24日に放送した第38回では、長崎県小長井漁協の若手の漁業者、植木勇次さんにゲストとしてご出演いただきました。
諫早湾の北部排水門から一番近いところにある小長井漁協の漁師の家に生まれた植木さんは、有明海漁民・市民ネットワークの初代代表で、2017年に亡くなった森文義さんの甥御さんです。1997年に諫早湾の潮受け堤防が閉め切られた時、植木さんは中学生でした。
高校卒業後は会社に就職しましたが、今年退職され、ご両親とともに漁業に専念することになりました。そんな植木さんに、森文義さんの思い出や、漁師を継ぐことを決心した理由、諫早湾干拓による海の変化や開門問題に対する思いなどについて伺いました。
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2018-09-20 05:09:01
諫早湾干拓問題ラジオAIネット 第40回「開門命令を無効化した高裁判決」ゲスト:堀良一さん(よみがえれ!有明訴訟弁護団)諫早湾干拓問題の動向や関連した話題をお伝えする、ラジオAIネット(AI:有明・諫早)。2018年8月26日に放送した第40回では、よみがえれ!有明訴訟弁護団の弁護士、堀良一さんにゲストとしてご出演いただき、7月30日に福岡高裁が言い渡した、諫早湾の開門をめぐる請求異議訴訟の判決について、お話を伺いました。
この判決で福岡高裁は、漁業者が開門を請求する権利は漁業権の更新によって消滅したとの国側の主張を認め、事実上、国に開門を命じた2010年の確定判決を取り消しました。
堀さんは、今回の漁業権に関する判断は漁業の実態とはかけ離れたものであり、また、再審でもないのに一旦確定した判決を覆すことは、請求異議訴訟の範疇を超えた、民事訴訟手続きの原則を逸脱するものであると批判しています。原告・弁護団は8月10日に上告しましたが、最高裁に対して国民的な監視の目、全国からの批判の声を結集していくことが重要であると堀さんは強調されました。
このほか、諫早湾干拓農地の入植者が開門を求めて起こした訴訟の進展などについても、堀さんに説明していただきました。
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2018-01-22 08:00:00
諫早湾干拓問題ラジオAIネット 第35回「辺野古・大浦湾の貴重な自然」諫早湾干拓問題の動向や関連した話題をお伝えする、ラジオAIネット(AI:有明・諫早)。2017年12月24日に収録した第35回では、日本自然保護協会の安部真理子さんに辺野古の米軍基地建設問題についてお話を伺いました。
米軍基地建設のために、現在進行している辺野古の埋め立ては、貴重な大浦湾の自然環境を破壊するものです。2018年3月には沖縄県と国の裁判の判決が那覇地裁で言い渡される予定ですが、現在も埋め立て工事は進行しており、一刻の猶予も許されない状況です。沖縄県の一層の努力と、全国からの応援が必要であると安部さんは強調されていました。
なお、今回は番組の後半で、12月18日に佐賀西部の漁業者が行った、諫早湾調整池からの大量排水に抗議する海上デモについても報告しました。
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