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2018-03-31 18:48:20
玄海原発トラブル2時間後に報告 佐賀県知事が九州電力に苦言
7年3カ月ぶりに再稼働したばかりの九州電力玄海原発3号機で早くもトラブルが発生した。3月30日に判明した配管からの蒸気漏れ。九電は影響はないと説明するものの、再稼働反対の市民団体からは31日、改めて不安の声が上がり、再稼働に期待していた地元も慎重な運転を求めた。 「やっぱりトラブルが起きた、というのが正直な気持ちだ。点検をやり直して原因を徹底究明してほしい」。玄海原発の運転差し止めを求める訴訟を起こしている市民団体「玄海原発プルサーマルと全基をみんなで止める裁判の会」代表の石丸初美さん(66)は語気を強めた。
脱原発を訴える「九電消費者株主の会」の深江守事務局長(61)も「保守点検していても、7年間も運転していなければ不具合が出ない方がおかしい。玄海原発の劣化が進んでいることが浮き彫りになった。早く運転を停止する決断をしてほしい」と訴える。 一方、玄海町の岸本英雄町長は「(放射性物質を含まない)2次系の蒸気漏れと聞いたので私としてはホッとしたところ。ただ営業運転が遅れることはつらい」と語る。町民には「あまり過大に心配されないようにしてほしい」とし、九電に対し「世間、地域住民の皆さんが心配することがないよう稼働してほしい。後日、その旨は伝えたい」と述べた。 原発近くの玄海町仮屋地区に住む漁協職員の西朗楽さん(23)は「放射性物質漏れはないと聞いたので安心している。原発はいつも当然あるものなので再稼働しても特に心配していなかった。九電は安全性には気をつけてほしい」と話した。 佐賀県は30日夜に県庁内に情報連絡室を設置し、31日も朝から職員らが情報収集に当たった。山口祥義知事は、道路開通式典に出席した同県伊万里市で取材に応じ、九電から県への連絡が蒸気漏れを確認してから約2時間後だったと説明。「基本的にはどういうトラブルであったとしても第一報があると対応ができる」とし、九電により迅速な連絡を求めた。そのうえで「(蒸気漏れの)原因についてしっかり確認することが大事。経緯も含めてしっかり確認して今後に生かしていきたい」と語った。https://mainichi.jp/articles/20180331/k00/00e/040/258000c- 135
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2018-06-17 15:52:06
玄海原発4号機が運転再開 新規制基準下で9基目九州電力の玄海原発4号機(佐賀県玄海町)が6月16日、約6年半ぶりに再稼働した。7月中旬から営業運転を始める予定。東京電力福島第1原発事故後の新規制基準に基づき九電が申請した原発4基がすべて再稼働したことになる。全国では5原発9基目。
16日午前11時、原子炉内の制御棒を引き抜き、再稼働した。同日深夜に核分裂反応が安定する「臨界」に達した。20日に発送電を始め、発電出力を段階的に引き上げて7月1日にフル出力運転にする。
再稼働を受け、九電の瓜生(うりう)道明社長は「安全確保を最優先に慎重に進める」とのコメントを発表した。
玄海3、4号機は元々、今年1、3月にそれぞれ再稼働を予定していた。しかし、部品の調達先である神戸製鋼所などのデータ改ざん問題を受けた自主調査で2カ月延期。3号機は3月に再稼働したが、4号機は5月に1次冷却水の循環ポンプでトラブルが発生し、更に再稼働が先送りされた。
九電は玄海3、4号機と、川内(せんだい)原発1、2号機(鹿児島県薩摩川内市)の4基がすべて再稼働し、発電コストの低減が見込まれるが、家庭向け電気料金の値下げは予定していない。
毎日新聞2018年6月17日東京朝刊
https://mainichi.jp/articles/20180617/ddm/041/040/076000c
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