Deskmini A300にAndroid-x86を入れた

追記 2020/1/21

色々と動いたり動かなかったりするので試行錯誤。

現在の環境

Android x86 pie rc1
kernel 5.4.2
入れ方はこの記事(ダメ履歴 様 URL: http://junksta.blog41.fc2.com/blog-entry-40.html )が詳しいです。

上記内容見ればほとんど解決しますが、一部引っかかったところとかのメモ。

有線LAN

おま環かもしれないけど無線LANカードを入れておらず有線LANのみで動作させたいとき、そのままだとWi-Fiの設定をするところから先の設定が出来ず、ネットワークにつながらないので、以下の対応をしてください。
>bliss os の9/1版、有線LANの人は init.sh のenable vert_wifi~以下のif~fiまでコメントアウトすれば動きますよ
参考:https://twitter.com/GoldenIronLump/status/1173249704986992640
↑Bliss os用のツイートですがこれでうまくいきます。ネットワークつながってからもwifiの設定を促す通知が出続けるので、邪魔なら非表示にしてしまえばいいと思います。

性能

2400GのGPU能力だと4Kモニタ使用時にM@GICのGRANDLIVEで重いところだと60fps張り付きません。
ミリシタの39人LIVEは全般的に40fpsくらい。13人LIVEは割と快適。
4KMV見まくりたい人は外部GPUつけたほうがしあわせになれるかも。

— 追記ここまで —

デレステのアプリ64bit化で動かない場合の対応としてbuild.propからarm64-v8aを消しましょう。

— 追記ここまで —

ASRockから登場したAM4用Deskmini。155*155*80(mm)の小型筐体。
こりゃ遊ぶしかねーな。

概要

Deskmini A300にAndroid-x86を入れてデレステとミリシタを動かした。
技術的な云々はないです。動作報告したよ!っていうブログです。

使用用途

Android入れてデカくて高性能なタブレットPCとして利用予定。
さすがにまだA300で動かしている人は見たことないのでブログ書いています。
同シリーズAPUつかった先行事例はあります。
Windowsを入れる予定は現状なし。

パーツ選び編

CPU

Ryzen 2400G。
RyzenAPUは主に2400G,2200G,Athlon200GEの3種。
目的が3Dゲームなので性能が高い方がいいに決まっている。ということで議論の余地なし。65Wが狭小筐体で唸る!
UEFIの設定項目にcTDP機能があるので35W,45WにTDPを落とす設定もあります。僅かな効果でしょうけど夏になったら落とすかも。

メモリ

Crucial 8GB DDR4-2666
CPUの都合上メモリクロックが性能に響くので早ければ早い方がいいのだが、予算の問題もある。
16GBまではいらないだろう。4GB*2で最低限動けばよい。とか言っていたが、メモリの値下がりとビデオメモリに最大2GB取られる事への不安から8GB*2を選択。
速度は2666MHzと、価格と性能のバランスをとったもの。発売後に2933MHzの一部メモリに相性問題が発生したとのことなので、2666選択は結果的によい選択だった。

SSD

Crucial BX500 240GB
NVMeSSDはケースが小さく発熱が不安なのでSATA接続の2.5インチSSD。
この製品はエントリークラスだが、このPCをAndroidとして使う以上データは全てクラウドに保存されるので、だめになっても大した問題にはならない。壊れて困るデータを入れる予定もないですし。壊れたら次はM2接続の買おうぜ位の感覚です。
容量は240GB。これくらいあれば多すぎることも少なすぎる事もない。
A300発表直後に買ったけど一か月も前に先走るものでもなかったなあと。どんどん値下がりしているのでエントリークラスの最大の利点である価格効果が薄れているような。
期せずして両方ともCrucialになったな。

モニタ

13.3インチ以下だとiPad Proがいるのでそれよりは大きくしたい。ということで、
4K(3840*2160)、15.6インチモニタ。DP,HDMI接続が可能。USB端子がありタッチ機能が使用可能。ACアダプタ動作。
メーカーや型番とかはないです。
ココのサイトで不定期に出品されているタッチパネルを購入してそれを組み立てた。
詳しくは なんちゅーか、もやっと 様のブログを見てください。
[ https://halfcoin.blog.fc2.com/blog-entry-86.html ]

余談

究極的には60インチなどの超大画面タッチパネルで全身使って遊んでみたいですね。
調べると業務用に販売されているようですが、大富豪にならないことには始められそうにもありません。置き場所ないし。

LANはとりあえず有線接続でスタート。配線が煩雑なら無線キット後で買ってもよい。
音声出力用USB-DACはおうちにあったこれにUSB変換プラグだけ付けて適当なスピーカーに流して対応。
かなり不格好ではあるが音が出るならそれでよし。の予定だった。


そしてAmazon氏がA300を9日に発送10日に到着してくれた。3連休に組み立てができましたとさ。めでたしめでたし。
発売日は8日だった……?

組み立て

簡単です。CPUとクーラーをSSDとメモリを取り付ければ終わり。
コードつなぐ作業が少ないので初心者でも短時間でできます。プラスドライバーだけあれば問題ないです。
2.5インチのSSDはSSDのネジ穴に真ん中の出っ張りを引っ掛けて、反対側を横からネジ留めしましょう。
付属クーラー用のアタッチメントがあらかじめ取り付けられている?ので難しいことはありません。クーラーの固定のため力入れるとき、ちょっと心配になりますが大丈夫。
モニタの組み立てのほうが100倍大変だった。

インストール

まず先にUbuntuを入れる。
ハードが新しすぎるのかうちの環境ではUbuntu18.04 LTSの日本語remixがインストール不可だったので、18.10を入れた。こちらは問題なくUSBメモリからも起動してインストールもできた。高性能APUですし快調です。単に2400Gなら18.04でも動作報告あるので、チップセットのほうでしょうか。よくわかんないです。
素性のわからないものを出たばかりの機械に入れるので、とりあえず無難に動くOSがひとつあると安心です。Androidの中をかまったりする可能性ありますし。
なぜUbuntuなのか、他のじゃダメなのかについてですが、Linuxよくわかんないので一番情報が多いモノを選んでいます。

AndroidはUbuntu上からインストール。
ReleaseNoteに
Support arm arch apps via the native bridge mechanism という記述があったのでAndroid 8.1r1を最初に試したけど。起動してくれない。残念ながらうんともすんとも言わない。
よって、こちらのサイト|ダメ履歴 様の記述を全面的に利用した7.1r2を導入。こちらは動いています。
[ http://junksta.blog41.fc2.com/ ]
何もわからないマン晒しているごくりんブログなんかよりもこのサイト熟読しましょう。
利用したISOはこちらのTwitterアカウント[ https://twitter.com/ijjjjjjjjju ](上記ブログの方です)を参照してください。
https://twitter.com/ijjjjjjjjju/status/1080875808053374976 のTweetにあるリンク先のISOで動作確認しています。

使い勝手などなど

モニタ

AndroidのCPU-Zでみるとなぜかはわかりませんが40インチのモニタとして認識されています。。。まあ動いているのでヨシ!
タッチパネルの反応は良好です。DP接続で4K60fps出ています。

音声

なんとA300のイヤホン端子から普通に音が出るのでUSB-DACが不要に。端子の数がつらいのでありがたい。適当なスピーカーにつないで音を出しています。高音質にこだわるとかそういうのはちょっとよくわかりません。

SSD

SATAですが十分早いです。NVMe接続のSSDならもっと早いだろうけど熱がちょっと心配。
本物のタブレットに比べて起動やシャットダウンを多用することになりますが、ともに快速です。

付属クーラーの音

うるさいほどじゃないけど気にならないとは言えないくらいのファン回転音です。
体感での比較対象が65WCPUを虎徹 MarkⅡで冷やしてDefine Mini Cの吸音ケースに入れたものなので相手が悪いのですが。
しかし小ささゆえに机の上に置けちゃうので余計風切り音が目立ってしまいます。もう少し大きめの対応クーラーを買ってもいいかもしれない。ryzen付属のAMDクーラーが改造するとぎりぎり入るとか。気になる情報多々あれど予算とか時間とかの都合上今のところこのままで。

USBポートの数がギリギリ

裏面に2か所、表面に1か所+type-cが1か所の合わせて4つのUSBポートがあるけど、正直心もとない。
Androidだとマウスキーボードタッチパネルにtype-Aを3つ取られてしまうので(マウスは無くてもいいけど)標準だと空きがtype-c1か所。これではちょっとUSBメモリ刺したいと思った時もひと手間必要。
持っててよかったtypeA,C両対応USBメモリ。
この問題は解決策が複数あります。まず市販のハブを買うこと。ケーブルが伸びてダサイ以外は楽。
もう一つはUSBポート増設アタッチメントを買うこと。専用品があり、筐体にもUSB2ポートのためのスペースが用意されているので、ポート不足気になるなら買った方がいいです。
今のところギリギリでも足りているので、どうしても不足という事態になったら買うことに。

アプリ動作

デレステ

追記
x86対応は打ち切られています。native bridgeでアプリをx86で無理やり動くようにしているようです。
GRAND LIVEを動かすためにはAndroid7用のhoudiniが必要になります。ミリシタとの共存はAndroid 7だとそのままでは厳しいです。
ここまで追記。

gltoolsってストアにあったような気がしてたんだけど今はない。大昔に有料版買ってたのになあ。現在でももちろんCPU,GPU名の偽装が必要です。どこからか入手してインストールしましょう。そしてAdrenoだと言い張ってリッチ選択できるようにしましょう。
gltoolsが入って設定してしまえばrootは不要なのでデレステするならroot権限外しましょう。
trustmeとか描写大変そうな曲試したけど4k60fps安定。カクツキとは無縁です。Ryzen+Vegaさまさま。楓さんは美しいですね。

ミリシタ

こちらもすでにx86の対応が打ち切られているので native bridgeとやらで動いているようです。2月下旬からのデレステもこうなるのではないでしょうか(予想?願望?)。こちらも起動とか確認。
ミリシタを動かすためにはandroid6.0用のhoudiniが必要になります。詳しくは

UNIONを13人で踊らせましたが動いています。桜守歌織さんはかわいいですね。

ほか

15インチ4Kモニタで遊ぶとほとんどアーケード感覚。こりゃすげえや。16:9なので横幅もバッチリ。
指が届かないかなあという心配は杞憂。でも8.4インチタブでは出来ていた親指プレイは当然不可能で、必然的に人差し指から小指までを活用することになります。親指プレイからの移行は大変。
なんならゲーセンにあるような筐体を創造しても……なんて夢物語。

追記

x86対応がどんどん終了し、更に64bit化が進み32bitアプリの寿命もあと僅かとされている現在。今動いているのもギリギリのバランスなので、デレステで遊ぶ将来性は正直どうよというところはありますが。しかしこの大きさは魅力。

結論

ちっちゃくてパワフルでたのしい!

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